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タイトル「2011年度シラバス」、フォルダ「2011年度シラバス?大学共通科目(人文・社会科学等科目)
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 基礎心理学 
担当教員 田島 充士 
対象学年 1年  クラス 学部:人社001 
講義室 K101  開講学期 2学期 
曜日・時限 火5,金5  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 【授業の目的】
◎人の心理を様々な角度から分析する心理学は,深い人間理解を目指す上で必須の学問といえる。本授業では初めて心理学を学ぶ学生を対象に,日常生活における心理現象を理解する上で必要と思われる基礎理論を紹介し,心理学に対する関心を高めることを目的とする。

◎前半では主に,乳幼児期の発達理論を検証し,人間の心理構造の原型について検証を行う。後半では情報処理を行うメカニズムとしての認知構造に着目し,主に記憶の理論に着目し,考察を深める。
 
授業の詳細2 【授業の進め方】
◎受講希望者が教室定員を上回った場合,受講者制限を行う。その際は,1年生を優先とし,それでもなお受講者数が教室定員を上回った場合,抽選を行う。

◎ パワーポイントを使用した授業を行う。毎回,授業内容に関するプリントを配布し,学習内容をそのプリントに書き込んでいく学習形式をとる。

◎この授業では,定期試験を実施する。
 
授業の詳細3 【達成目標】
*この授業の達成目標は,次の2項目である。

◎基礎心理学に関わる知識を習得する。

◎人間心理および社会現象の構造について,心理学的知識を活用しながら,考察を行うことができる。
 
授業の詳細4 【授業計画】
1.オリエンテーション
 本講義の概要を説明し,一部,学習を進める。

2.赤ちゃんの発達のメカニズム(1)
 赤ちゃんの思考が発達する過程は,人間理解を深める上で必須といえる。ここでは愛着理論を中心として,乳幼児期の発達のメカニズムについて学ぶ。

3.赤ちゃんの発達のメカニズム(2)
 乳幼児期の発達のメカニズムについて,引き続き学ぶ。

4.赤ちゃんの思考の発達(3)
 乳幼児期の発達のメカニズムについて,引き続き学ぶ。

5.乳幼児期以降の社会性の発達(1)
 乳幼児期以降の社会性の発達について,主にピアジェの発達理論を軸として解説を行う。

6.乳幼児期以降の社会性の発達(2)
 乳幼児期以降の社会性の発達について,引き続き,解説を行う。

7.認知心理学のはじまり(1)
 行動主義心理学の限界と,コンピュータシミュレーションを活用した,脳内の構造分析を行う認知心理学のロジックについて学ぶ。

8.認知心理学のはじまり(2)
 認知心理学のロジックについて,引き続き学ぶ。

9.記憶について(1)
 人間の思考を理解する上でもっとも重要なテーマである記憶の研究を取り上げ,基礎的な理論について学ぶ。

10.記憶について(2)
 記憶が「失われる」「ゆがむ」という現象を取り上げ,それにまつわる様々な社会現象について考察を深める。

11.記憶について(3)
 引き続き,記憶が「失われる」「ゆがむ」という現象を取り上げ,それにまつわる様々な社会現象について考察を深める。

12.記憶の病理
 記憶の病理ともいえる解離性同一性障害(多重人格)について取り上げ,その病理の構造から,人間の認知について考察を深める。

13.人の知的能力と技術との関係(1)
 人の認知能力とそれに関わる技術との関係について,心理学の観点から考察を深める。

14.人の知的能力と技術との関係(2)
 人の認知能力とそれに関わる技術との関係について,引き続き学ぶ。

15.まとめ
 各自が本授業の目標に達しているかどうかを自己点検する。

 
授業の詳細5 【成績評価】

 成績をつけるため,試験および小レポートによる習熟度確認を実施する。出席状況もあわせて検討し,以下のような基準で評価を行う。

AA:習熟度がA以上+出席が良好。
A:習熟度がB以上+小レポートの成績が良好。
B:習熟度がC以上+小レポートの成績が良好。
C:習熟度がC以上。
 
授業の詳細6
◇テキスト
 
 講義に際し,資料(A4サイズ)を配付する。受講生は各自,ファイルを購入し,整理を行うこと。

◇参考書

授業中に,適宜,参考図書を指定する。

◇その他

◎オフィスアワーは,木曜日4限に設定する(研究室はA464)。
 
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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