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タイトル「2011年度シラバス」、フォルダ「2011年度シラバス?大学共通科目(自然科学分野等科目)
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 情報科学2 
担当教員 高田 喜朗 
対象学年 1年  クラス 学部:自然003 
講義室 K−WS  開講学期 2学期 
曜日・時限 火2,金2  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業の目的:
「情報科学1」(情報システム工学科においては「計算機言語第1」)で学習する計算機プログラミングの基礎について,演習を通じてより詳細に学ぶことを目的とする.

授業の進め方 :
「情報科学1」と同様に,プログラム言語としてCを用いる.
プログラム開発・実行環境としてK-WS室の計算機を用いる.
コーディング,コンパイル,テスト実行,デバッグの過程を繰り返し体験することで,プログラミング作業に親しむと同時に知識を深める.

達成目標:
基本的に「情報科学1」と同じく,プログラミングの基礎,およびプログラム言語Cの基礎知識を修得すること,特に,
- 問題の理解,アルゴリズムの設計,コーディング,テストという開発サイクルに十分慣れること,
- プログラムを理解しやすく整理して記述することの意義を理解し,実践できるようになること,
を目標とする. 
授業の詳細2 授業計画
「情報科学1」の進度に合わせ、以下の内容についてより詳細な説明と演習を行う。また、パズルを解くプログラム、幾何学図形を描画するプログラムなど、さまざまな題材を選んで演習を行い、プログラミングに慣れる。

1. オリエンテーション,思いやりプログラミング
授業全体の概要を説明する.また,読み手や利用者に対する「思いやり」の重要性や実践方法を説明する.

2〜8. Cプログラムの基礎
2. 浮動小数点数
3. 数学関数
4. 文字グラフィクス
5. 幾何学図形の描画
6. 乱数
7. 乱数の応用
8. カレンダー
「情報科学1」で学んだことを土台として,さらに浮動小数点型や標準数学関数などについて学ぶ.
また,これまでに学んだ繰り返し文と組み合わせて多彩な応用が可能であることを学ぶ.

9〜11. 構造化プログラミング
9. 多倍長計算
10. 統計量
11. パズルを解くプログラム
ある程度複雑な問題に対するプログラムをいかに見通しよく整理して記述するか,実践を通じて学ぶ.

12〜14. より高度なプログラミング-a
12. 文字列
13. ファイル
14. 構造体
配列,文字列,構造体,ファイルなどのデータオブジェクトを利用したプログラミングについて学ぶ.

15. より高度なプログラミング-b
ポインタと動的記憶割り付けを利用したプログラミングについて学ぶ. 
授業の詳細3 教科書:
決まった教科書は指定しないが,C言語の入門書または解説書を最低1冊,授業に持参すること.
また,「情報科学1」指導書も持参すること.
これらが手元にあるものとして授業を進める.

参考書:
以下はC言語の入門書の一例である.上述のように,自分に合うものを選んで手元に置いておくこと.
これは外国語を勉強する際の辞書のようなもので,辞書なしに外国語を勉強するのが難しいように,プログラム言語の入門書や解説書なしでプログラミングを勉強するのも困難である.

『C言語入門』改訂第3版, Hancock, Krieger, Zamir著, 倉骨, 三浦訳, アスキー (1992).
『初級C言語〜やさしいC〜』筧監修, 後藤, 高田, 佐久間著, 実教出版 (2010).
『新訂 新C言語入門 ビギナー編,』林著, ソフトバンククリエイティブ (2003).
『プログラミング言語C』第2版, Kernighan, Ritchie著, 石田訳, 共立出版 (1989).

授業用Web:
以下のURLに随時,資料・解説・レポート課題等を掲載する.
http://www.wsk.kochi-tech.ac.jp/y-takata/cs2/ 
授業の詳細4 成績評価:
授業中に出題する演習課題(主にプログラム作成課題)に対するレポート(50%),および期末試験の成績(50%)に基づいて評価する.
原則として,未提出のレポートがある場合には評価対象としない.
C判定: 60〜69点
B判定: 70〜79点
A判定: 80〜89点
AA判定: 90〜100点

履修前提科目:
「情報科学1(情報学群)」または「計算機言語第1(情報システム工学科)」

事前の履修が望ましい科目:
「コンピュータリテラシー」
「応用コンピュータリテラシー(情報学群)」または「情報科学1(情報システム工学科)」  
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