科目名 |
計測と解析 |
担当教員 |
成沢 忠 |
対象学年 |
2年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B107 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
火1,金1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的 計測は科学技術の基礎である。歴史的に見ても、科学や工学技術の進歩にはいつも新しい計測技術の開発があった。計測を学ぶことは、現代の科学技術を理解し、次世代の新しい科学技術を開拓するために是非とも必要である。 本講義の第一の目的は、現代の科学・工学分野で使われている計測技術の基礎を学び、その物理的意味を理解して、対象となる物理量の計測が正しくできることである。 第二の目的は、誤差、ばらつきを含む数値データの不確かさや信頼性を統計的に取り扱う数学的手法を学び、データの解析・評価技法を習得することである。
講義概要 講義では、長さ、圧力、時間、温度、放射線、電位など計測の対象となる基本的な物理量の定義と単位系を学び、それらを測定するための方法やセンサの種類など、計測工学の基礎を学ぶ。また、誤差を含む数値データの統計的解析手法として、平均値、標準偏差、確率密度関数などを学び、具体的な計測例を用いて実習する。
達成目標 1 基本物理量の意味を正しく理解し、適切な測定器を選び、測定ができる。 2 数値データから平均、標準偏差値など基本統計量を算出できる。 |
授業の詳細2 |
講義計画 1−2 計測体系 本科目の講義内容の概要と目的を紹介し、国際単位系、計測用語などについて学ぶ。
3−8 計測工学 基本物理量の計測法を学ぶ。圧力計測と電気計測については、具体的な測定器を例にとり、やや詳しく学ぶ。
9 1〜8までのまとめ
10−13 測定値の統計解析 測定値に含まれるばらつきを統計的に処理し解析する手法を学ぶ。有効数字と誤差の伝搬基礎を学ぶ。平均値、標準偏差、分散を求める数学的手法と得られた結果の物理的意味を理解する。最小二乗法を使った回帰直線の求め方を学ぶ。
14 これまでの講義内容についての理解度確認を行う。
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授業の詳細3 |
成績評価 前半の中間テストまたはレポート提出と後半の期末試験を総合して評価する。
AA: 90点以上の成績を収めた場合 A : 80点以上の成績を収めた場合 B : 70点以上の成績を収めた場合 C : 60点以上の成績を収めた場合 F : 60点未満の成績を収めた場合
テキスト: 「計測工学入門」中村邦雄・石垣武夫・富井薫著(森北出版、2007)ISBN978-4-627-66292-6
参考書:1) 「はじめての計測工学」南、木村、荒木著(講談社サイエンティフィック、2000)ISBN4-06-153954-X
備考 履修前の受講が望ましい科目:現代物理学基礎、数学1,2
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授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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