科目名 |
起業マーケティング |
担当教員 |
冨澤 治 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
K102 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火4,金4 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的】 「マーケティングとは何か」の基礎一般理論を学習すると同時に新事業創造のプロセスにおけるマーケティング活動の位置づけを理解する。
【授業の進め方】 基本的に講義形式で実施する。授業は講義15回で各回の終わりに簡単な理解度評価を行う。また講義全体の中で2回の習熟度確認を行う。
【授業の概要】 マーケティングとは,顧客のニーズと欲求を見極め,自社が最大限の力を発揮できる標的市場を特定し,その市場に最もふさわしい製品,サービス,そしてプログラムを設計する事業活動のことである. その意味で,経営とは基本的にはマーケティングを行うことであって,マーケティングを企業の一機能と考えず,企業活動の全部を包括的に見ることだと言える.マーケティングの歴史、定義、重要性や役割と現在までの変遷、将来の展望と起業の関係の一般論を講義し、その後ハイテクベンチャーの経営に関連する具体的な技術マーケッティング,価値創造について講義を行う。 |
授業の詳細2 |
【授業計画】 1.マーケティングとイノベーション 授業の目的、何を学ぶか?を明確にした上、企業家の2つの基本機能としてのマーケティングとイノベーションについて述べる。
2.マーケティングとは何か マーケティングの基本的な概念,すなわち「製品中心でなく、顧客中心である」という考え方について学ぶ。
3.戦略的計画とマーケティング・プロセス 戦略計画の諸段階として企業使命の定義、企業目標の設定、事業ポートフォリオについて解説したのち、マーケティングのツールでもある4Pと呼ばれるマーケティング・ミックスの製品、価格、流通、プロモーションについて議論する。
4.消費者市場と生産財市場と購買行動 消費者市場における消費者の行動モデル、企業購買者の購買行動、購買プロセス等を学ぶ。
5.標的市場とポジショニング 市場攻略の手法として市場のセグメント化、特定セグメントをターゲットとする考え方を紹介する。
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授業の詳細3 |
6.製品戦略 製品は単に目に見える特徴の組合せ以上のものである。「製品の中核」、「製品の実体」、「製品の付随機能」の3つのレベルからなると考えられる。ブランド戦略、サービスの本質を含めた製品戦略一般について理解する。
7.新製品開発と製品ライフサイクル戦略 アイデアから事業化までのプロセスを学ぶ
8. 習熟度確認 1回から7回までの講義内容についての習熟度確認を行う。
9. 価格競争戦略 価格決定に影響する要因、価格設定戦略等を学ぶ 10. 流通チャネ・物流マネージメントとコミュニケーション戦略 流通チャネルの役目、機能からはじめ、垂直的マーケッティングシステム,水平的マーケティングシステム等の流通チャネルの課題を論ずる. また消費者と生産者を結び付ける広告、販促、広報のあり方、プッシュ・プルの対比分析、マス・マーケティングとワン・トゥ・ワン・マーケティングの課題を議論する。
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授業の詳細4 |
11. カスタマー・ロイヤルティ経営 新規顧客獲得に加えて、既存の顧客を保持し、ロイヤルティの高い顧客を増やすことが大事になってきた。ここではサービス企業のマーケティング戦略の観点からカスタマー・ロイヤルティの課題を議論する。
12. 新製品による市場創造の課題 ハイテク企業における技術とマーケティングの関わりについて特にその境界領域の扱いを論ずる.潜在的或いは顕在する顧客ニーズに対して企業が如何に対応すべきか実例に基づいた議論を行う.
13. マーケティング・要件・ドキュメントMRD (Marketing Requirement Document) 戦略的マーケッテイング活動のアウトプットは市場が何を求めているかを明確に定義したMRD (Marketing Requirement Document)を創造することにある。これは開発部門に対する指示であると同時に事業化の基本的なシナリオを示すものでもある。ここではMRDとは何かを解説するとともにその役割を担うプロダクト・マネージメントについて述べる.
14. 総括 講義全体の重要課題についてのまとめを行う
15. 習熟度評価 これまでの講義内容全体についての習熟度確認を行う。 |
授業の詳細5 |
成績評価: 成績は毎回の授業で実施する理解度確認、1回の習熟度確認における評価を総合して 評価する。評価の配分はそれぞれ30%、70%とする。 総合評価の100点満点換算で成績は以下の通りとする。
AA: 90点以上 A: 80点以上−90点未満 B: 70点以上−80点未満 C: 60点以上−70点未満 F: 60点未満
テキスト: 教材を当日配布
参考書: 授業日程の進行に平行して以下の参考書を読むことによって理解を深めてもらう。
コトラー 「コトラーのマーケティング入門」ピアソン・エデュケーション、1999年
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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