科目名 |
知覚・認識論 |
担当教員 |
篠森 敬三 |
対象学年 |
1年,2年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
A108 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
火1,金1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
科 目:知覚・認識論(Advanced course of Perception & Recognition) 担当教員:篠森敬三 開講年次:修士1年1Q 単 位 数:2 区 分:基盤工学専攻 情報システムコース
講義の目的
視覚心理の観点から知覚と認識について捉える科目である。 大きな枠組みとして、
眼と脳の仕組み 色覚の心理物理学 動き、奥行き、立体、運動知覚 図形、注意、顔の認知
の4分野に分けて理解を深めていく。
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授業の詳細2 |
授業で取り上げるテーマ(達成目標及び講義計画)
(1)眼と脳の仕組み 眼の仕組みと脳への経路 視覚情報処理の神経機構
(2)色覚の心理物理学 色覚のフロントエンド 色の見えの基礎 色の恒常性と認識 色再現技術
(3)視覚の基本機能 脳機能の非侵襲計測 明るさ、輪郭線の知覚 視覚の空間特性 眼球運動の測定・メカニズムと知覚現象
(4)映像の知覚 空間知覚の基礎 動き知覚と動画の認識 画像と自己運動感覚、仮想現実システム 人にやさしい映像〜その評価と国際標準〜
(5)図形、顔などの知覚 心の状態を測る 図形の認識と錯視 注意と情報探索 顔パターン認識の特殊性とその成立過程 感性評価―視覚の誘導場による試みー 絵画の理解
本講義の達成目標はこれらテーマを自分の視座で理解することにある。そのため、上記テーマについて輪講形式で順に進めていく。具体的なテーマ項目を含む授業と演習の日程(予定)については、1Qでの最初の授業の時に説明する。
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授業の詳細3 |
講義の進め方
輪講形式で受講者に説明をしてもらいながら、上記テーマについて教員より総論的な話をするとともに、興味深い事例についてはより具体的に説明していく。効果判定はレポートによって行う。 |
授業の詳細4 |
授業の教科書と参考書
● 教科書: ・ 視覚心理入門 ―基礎から応用視覚までー 映像情報メディア学会編 (オーム社)
● 参考書: ・ 必要があれば紹介する。 |
授業の詳細5 |
成績評価
講義における輪講形式での説明を事前に当てておき、その部分の説明の状況と最終レポートにおける理解度とから総合的に判定を行う。
F判定 C判定で定める到達度に到達していない場合で、単位取得は認めない。
C判定 大テーマ(1)〜(5)のうちいずれか3つについて、その概念を理解し、説明することが出来る能力に到達した。
B判定 大テーマ(1)〜(5)のうちいずれか4つについて、その概念を理解し、説明することが出来る能力に到達した。
A判定 大テーマ(1)〜(5)の5つ全てにおいて、その概念を理解し、説明することが出来る能力に到達した。
AA判定 A判定の到達度に加えて、全ての大テーマを相互に関連させながら、視覚とそれによってもたらされる認識について十分に理解すると共に、情報システムにおける視覚メディアコミュニケーションのあり方や方向性について、普遍的に受け入れられることができる結論を構築してそれを報告書の形でまとめることのできる能力に到達した。
F判定ではあるが一部特定領域(ある一部の講義内容)を除けばC判定到達度を満たしていると考えられる学生については、その領域に関する追加レポート課題を与え、そのレポートの得点を到達度判定に加える場合もある。
以上 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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