科目名 |
国際建設マネジメント |
担当教員 |
草柳 俊二 |
対象学年 |
1年,2年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
B105 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月1,木1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
|
備考 |
|
授業の詳細1 |
講義の目的: 1996年1月のWTO政府調達協定に発効によって我が国の建設市場の開放は現実のものとなった。我が国の建設産業はこれまで政府の強力な指導の下に“協調の理念”を機軸に動いてきた。市場開放によって“協調の理念”から“競争の理念”へと移行してゆくことなになる。基軸とするパラダイムの変更によってプロジェクトを動かすマネジメント技術も変化してゆく。この講義は建設企業の視点からに日本の建設産業の実態を国際建設市場の実態と比較しながら捉え、国際化に向けて必要となってくる実践的マネジメント技術について学んでゆくものである。 |
授業の詳細2 |
? 講義の進め方:日本の建設産業の実態を国際建設市場と比較しながら明らかにして行く。他の先進諸国の建設産業の動向をしり、国産建設プロジェクトの遂行に必要なマネジメント技術を、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、生産性管理、契約管理の実務から学んで行く。
?達成目標:国際建設プロジェクトのマネジメント技術を学ぶ。同時に、その技術を我が国の建設プロジェクトに適用してゆくための方法論を学ぶ。 |
授業の詳細3 |
講義計画: 1.「日本の建設産業の海外事業展開と歴史」 中国大陸、台湾、朝鮮半島で行われた社会資本整備事業について考える。 2.「建設市場開放への動向と実態」 建設市場開放の経緯、WTO政府調達協定の内容等を分析し市場開放の意味を考える。 3.「国際建設市場における日本建設企業の事業展開と実態」 国内建設市場で日本の建設企業が行なっている事業量、事業領域について分析する。 4.「先進諸国の建設産業の動向(1)」 「欧米先進諸国の建設産業の動向と企業の事業展開について分析を行う 5.「日本の建設マネジメントの特性を考える」 我が国の建設産業の持つ特性を国際建設市場の実態を比較し特定する。その特性が市場開放によってどのような影響を受けることになるのかを分析する。 6.「国際建設プロジェクトの人材育成とプロジェクト組織(1)」 開発プロジェクトに必要な人材とはどのような資質と素養を持った者かを考える。 7.「国際建設プロジェクトの人材育成とプロジェクト組織(2)」 プロジェクトのタイプに適合した組織形態の選択、組織論理 8.「プロジェクトマネジメントシステムの構築」 業務システムの構築方法論、業務マニュアル 9.「プロジェクトアドミニストレーション」 危機管理、労務管理、技術移転、労働災害と安全管理 10.「プロジェクトアドミニストレーション」 輸出入関連業務、為替管理、プロジェクト遂行資金の調達 11.「国際建設プロジェクトのスケジュール管理とコスト管理の理論と実践」 国際建設プロジェクトにおけるスケジュール管理とコスト管理の理論。CPMの論理と演習 12.「建設プロジェクトの生産性管理」 13.「国際規格ISOの動向」品質管理:ISO9000環境保全:ISO14000 14.「社会資本整備プロジェクトの執行・契約形態」 プロジェクトの契約形態。コンセッション形態のプロジェクト、CM、PFI、BOT等の新たな執行形態について学ぶ。 15.「日本の社会資本整備事業の実態と問題点:品質問題」 現実のプロジェクトで起きている問題点を整理し、対策について考える |
授業の詳細4 |
テキスト: 参考書:「21世紀型建設産業の理論と実戦」 成績評価:出席点30%。レポート3回 合計70% 備考:この講義は学部の講義「プロジェクトマネジメント」で学んだことを国際建設プロジェクトでの実務と言った観点から捉え、より詳細かつ実践的なマネジメント技術を学ぶものである。 履修前の受講が望ましい科目:学部科目「社会システム工学が論」、「プロジェクトマネジメント」、「コンストラクションマネジメント」 |
授業の詳細5 |
|
授業の詳細6 |
|
授業の詳細7 |
|
授業の詳細8 |
|
授業の詳細9 |
|
授業の詳細10 |
|