科目名 |
情報産業概論 |
担当教員 |
馬渕 泰,冨澤 治 |
対象学年 |
1年,2年,3年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
授業目的: 近年、高度情報化の流れとともに、我々は様々な「情報」を利用しそれぞれの意志決定に役立てている。情報を利用するにあたっては、必要とする情報をリストアップ、情報の精度や更新頻度など情報の詳細を分析しその情報が必要としている精度なのかを精査、情報を利活用できるシステムを整備、得られた情報を活用する組織、など一連のシステムを確立する必要がある。本論では、はじめに戦略情報システムの概要について議論し、次に情報産業の発展の構図、情報産業のビジネスモデルについて考察していく。 |
授業の詳細2 |
授業の進め方: 講義&ディスカッション形式 |
授業の詳細3 |
授業計画(情報産業概論): 講義の項目は以下の通りである.1−7まで冨澤教授が担当、8−15は馬渕が担当。 1 情報産業の系譜 第一の波である農業段階、第二の波の工業/産業段階、そして第三の波といえる情報や知識が主役になる情報産業段階の3つの段階を踏まえて情報産業という概念の概説を行う。
2 企業の情報システムとディジタル企業の経営 ここでは情報システムの経営的な基礎を学ぶ。企業の組織で果たしている情報システムの役割、ビジネスプロセスと情報システムの関連等を議論する。
3 情報システムと組織、経営、戦略 情報システムが組織に与える影響、経営的意思決定へのインパクトを解説し、事業戦略と情報システムをバリューチェーンモデル、バリュー・ウエブを踏まえて議論する。
4 ビジネスプロセス、知識マネジメントと意思決定 ビジネスプロセスと企業全体にわたる意思決定を向上させるものとして情報システムの役割を眺め、企業のシステム、サプライチェーン・マネジメントのシステム、顧客関係マネジメント、そして知識マネジメントシステムについて学ぶ。
5 オープンアーキテクチャ 情報ネットワークによって、非常に多様な主体が発信する情報を結集、統合することができる。この力を引き出すためには製品や組織の構造をより開放的にすることが必要である。製品やビジネスプロセスを、ある設計思想(アーキテクチャ)に基づいて独立性の高いモジュールに分解し、これらのモジュール間を社会的に共有されたオープンなインタフェースでつなぎ価値の増大を図る戦略について学ぶ。
6 サプライチェーン オープンアーキテクチャを切り口にした多様なビジネスモデルとして水平展開型ビジネスの議論を行う。
7 情報のリッチネス・リーチとネットワーク社会 ネットワーク社会における情報のリッチネスとリーチの関係、これらのビジネスモデルへ与える影響について議論する。 |
授業の詳細4 |
8. 情報とコミュニケーション 情報という概念を、情報と人間とのかかわりの観点から、講述する。また、情報の収集、検索、蓄積、分析、伝達などの情報行為について、概説する。
9.コンピューティングの要素と機構 〜ハードウェア〜 情報機器の発展経緯を概説する。コンピューティングの基本要素としての、コンピュータ・ハードウェアのしくみについて学ぶ。
10.コンピューティングの要素と機構 〜ソフトウェア〜 コンピューティングの基本要素としての、コンピュータ・ソフトウェアのしくみについて学ぶ。オペレーティングシステムと応用ソフトウェアとの関係や、ソフトウェアの基本となるアルゴリズムとデータ構造について学ぶ。
11.情報システム(1) システム分析 業務のモデル化、問題解決のアプローチ技法、解決策の提示など、情報システム化手法について学ぶ。
12.情報システム(2) システム開発・システム運用 システム開発工程、開発手法、入出力設計、システムテスト、バックアップ技法などについて学ぶ
13.インターネット 電子メール、WWW、インターネット検索、遠隔学習、電子商取引等について学ぶ。
14. 情報セキュリティ 情報セキュリティを確保する方法について概説する。技術的な側面、人間的な側面、組織的な対策の観点から、議論する。
15. 総合討論 |
授業の詳細5 |
成績評価: @出席、 A講義中での討論参加、Bレポートの3点を合わせて成績評価を行う。 AA: 90以上 A: 80以上−90未満 B: 70以上−80未満 C: 60以上−70未満 F: 60未満 |
授業の詳細6 |
その他: 教材を当日配布する。 |
授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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