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タイトル「2011年度シラバス」、フォルダ「2011年度シラバス?電子・光システム工学科専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 プログラミング基礎(電子) 
担当教員 綿森 道夫 
対象学年 2年  クラス 学部:専門001 
講義室 A101  開講学期 1学期 
曜日・時限 月3,木3  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業の目的
 プログラミング基礎では、数あるプログラミング言語の中でC言語を選び、C言語の簡単な文法および使い方の基礎を理解することを目的とする。現在プログラムに用いられる言語にはさまざまなものがある。どの言語が優れていて、どの言語が劣っているということは本来ありえないであろう。また、言語によってプログラムする分野に向き不向きがあるということも本質的にはないはずである。しかしながら何か1つの言語を学ぶとすると、C言語を学ぶことはそれ程的外れではないと思われる。それは、UNIXやWindows OSにおいて多少はC言語が用いられていること、書籍等が多くて勉強しやすいこと、組込み系のプログラムにもC言語が利用されることがあることなどが理由としてあげられる。本科目はC言語の基礎を学び、簡単なプログラムを作成する力をつけることを目的とする。
 
授業の詳細2 授業の進め方
 授業はテキストにそって進める。テキストはC言語の作者の一人が著したもので、世界的な名著である。ぜひ、授業を受けるだけでなく実際に自分で読んでみることをお勧めする。また、情報コンセントの完備した教室を使うのでノートパソコンを持っている人は実際に操作しながら学ぶことも可能である。この授業は学群移行に伴い消滅する科目であり、本年度の開講を最後として来年度は授業を行わない。 
授業の詳細3 達成目標
 本科目を習得することにより、以下の事柄を把握できると信じているので、このことができるかどうかが達成目標となる。
(1) C言語における変数とデータ型を理解できる。
(2) IF文の使い方を理解できる。
(3) ループ文の使い方を理解できる。
 
授業の詳細4 授業計画
1. 授業の進め方とC言語でのプログラミングの見本
授業の進め方について説明し、パソコンでCのプログラムを書いてコンパイルする方法について示す。
2. 第1章 変数と算術式、For文
テキスト1.2、1.3の変数と算術式とFor文について学習する。
3. 第1章 記号定数と文字入出力
テキスト1.4、1.5の記号定数と文字入出力について学習する。
4. 第1章 配列と関数
テキスト1.6、1.7の配列と関数について学習する。
5. 第1章 引数と文字配列
テキスト1.8、1.9の引数と文字配列について学習する。
6. 第1章 外部変数と通用範囲
テキスト1.10の外部変数と通用範囲について学習する。
7. 第1章 演習
テキスト第1章の演習問題から適宜問題を選び、討論する。
8. 今までの理解度確認
テキストの第1章を中心とした理解度確認を行う。この時の配点は40点である。
 
授業の詳細5 9.第2章 データ型・演算子・式T
テキスト第2章に従って、データ型について学ぶ(その1)。
10.第2章 データ型・演算子・式U
テキスト第2章に従って、演算子について学ぶ(その2)。
11.第2章 データ型・演算子・式V
テキスト第2章に従って、式について学ぶ(その3)。
12.第3章 制御の流れT
テキスト第3章に従って、制御の流れのうちのIF文について学ぶ。
13.第3章 制御の流れU
テキスト第3章に従って、制御の流れのうちのwhile文について学ぶ。
14.第3章 制御の流れV
テキスト第3章に従って、制御の流れのうちのFor文について学ぶ。
15.総まとめ
最終的な理解度確認をおこなう。60点満点の配点で、テキストの第2章と第3章が試験範囲である。
 
授業の詳細6 成績評価
 2つの理解度確認で合計100点満点で評価する。出席はチェックしないので、出席点は存在しない。
C 合計点が60点から70点のもの(基本的には理解していると考えられる)。
B 合計点が70点から80点のもの(C言語で条件判断やループ命令が書けると考えられる)。
A 合計点が80点から90点のもの(Bに加え、ポインタを理解していると考えられる)。
AA 合計点が90点以上のもの(達成目標を完全に到達したと考えられる)。

テキスト
 『プログラミング言語C 第2版』 B.W.カーニハン、D.M.リッチー著、石田晴久訳 共立出版株式会社ISBN 4-320-02692-6.

参考書 
 C言語には数多くの本があるが、もし入手できるのであれば、 『見てわかるC言語入門(CD-ROM付)』 BLUE BACKS 板谷雄二著(講談社) ISBN 4-06-257349-0の入手を強くお勧めする。とてもわかりやすい。

履修前の受講が望ましい科目
 なし

注意点
 本授業は、過年度生対象の授業であり、本年度が最後の開講である。来年度からは開講しない。そこで、なるべく綿森のゼミの学生の協力を得て、実際にC言語を利用している学生の生の話を交えながら進んでいこうと思う。そのため、比較的ゆっくりとした進度になるが、最後の授業としてはわかりやすくなるのではないかと想像している。
 
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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