科目名 |
キャリア・プラン1 |
担当教員 |
島 和生,杉田 彰久,水口 秀範,瀧野 勝,酒井 良二,中村 勇兒,高崎 敬雄,片山 保夫,佐藤 健夫,井形 元彦 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:人社001 |
講義室 |
|
開講学期 |
通年 |
曜日・時限 |
水3 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
1 |
準備事項 |
|
備考 |
|
授業の詳細1 |
[授業の目的及び概要]
一人ひとりが希望する進路に進むためには,しっかりしたキャリア意識を持つことが重要である。 そのために,本授業は、受講者一人ひとりが自らの志向・適性・能力を客観的に把握するとともに社会に対する認識を深め, 明確な職業観と就職に求められる基本的な能力を醸成することを目的としている。
全15回の授業の前半では,自己と社会を理解することに重点を置き,後半では,実際の就職試験を想定し,応募書類の書き方や 面接の受け方を学ぶ。授業はグループワークや個人面談を多く組み入れ,受講者自身の“気付き”を促すよう構成されている。 また,筆記試験対策として,昨今多くの企業の採用試験で用いられている「SPI2」の模擬試験を課し,苦手分野の把握と克服を目指している。
本授業の目標は,受講者が最終的に次の能力を身につけることである。 (1) 自分自身を見つめ直し自己理解を深める。 (2) 自己の基礎学力を把握すること。 (3) 業界・業種の研究手法を体得すること。 (4) 企業の求める人材を理解すること。 (5) 自己を効果的に表現すること。
なお,この授業は大学院へ進学することを予定している学生も含め,「次年度に進路選択を行うことになる学部生全員」を対象としている。 過去に「キャリア・プラン1」の単位をすでに取得した者でも受講可能だが,新たに単位は与えない。
|
授業の詳細2 |
授業計画
[1]「進路についての基本的説明」(4月18日) 第1回の目的は,将来の進路を選択するために必要な基本事項を理解することと,これからの「1年間に何をするか」 について計画を立てることである。授業は工学系3学群とマネジメント学部とに分かれての受講となる。 初回にテキストとして「就職用ハンドブック」を配布する。 第1回の主な内容は次の通り。 ・キャリア・プラン1の授業スケジュールと構成内容の説明 ・進路についての説明 ・雇用環境の変化と就職活動の実態 ・本学の就職支援体制 ・就職用ハンドブックの活用方法
[2]社会を知る(5月9日) 第2回では,様々な仕事や社会生活があることを知り,自分がどのような事柄に興味関心を持っているのかを 様々な角度から検討してみる。授業は工学系3学群とマネジメント学部とに分かれての受講となる。 ・社会と職業の把握 ・企業選択に際しての自己の確立
[3]模擬検査受検(5月23日) 就職試験で用いられる適性検査の一つにSPI検査がある。自己の基礎学力を把握するために,多数の企業が採用試験で 導入しているSPI模擬検査を受検する。なお,模擬検査の点数はこの科目の成績評価には反映させない。 「註:SPI(Synthetic Personality Inventory),多くの参考書が市販されている」
[4]仕事の研究 -志望職種・業種・企業を選ぶ-(6月13日) 第2回で学んだ社会に対する理解を踏まえ,各業界での業務の流れ・現状と展望・主な 仕事内容について学んでいく。 授業は、機械系・電子系・建設系・環境理工学群・情報学群・マネジメント学部に分かれ,関連の深い業界ごとに6つの教室で 同時に講義を実施する。(受講生は,所属する学部・学群・系の授業を受けることになる) ・業界/業種の研究方法 ・職種の理解 ・企業研究の仕方
[5] 将来を考える(6月27日) 大学時代やその出口となる就職活動だけでなく、10年程度のスパンで自分の将来像を考えてみる。 そして将来目標や就職目標の設定を行う。 【課題】「将来像(10年後の自分)】
|
授業の詳細3 |
[6] 自分を理解する@(7月11日)自己分析 現在までの自分を振り返り,自分自身との対話の中から,自己の志向・適性・能力を客観的に捉え,今後の目標を具体的に 描いていくことが目的である。 ・自分はどのような人間で何を求めて生きようとするのか。 ・自分にはどんな経験・実績があるのか。 【課題】『進路相談カード』『自分の長所・短所』 [7]自分を理解するA(10月10日) これまで学んだ自己理解をもとに、自己到達点を確認する。 また、自己分析を踏まえ、就きたい職業を考える。 ・自己PRとは何か ・魅力的な表現のしかた 【課題】『自己紹介書』
[8]先輩の就活体験に学ぶ(10月24日) 先輩の体験談を通して就職活動を具体的にイメージする。自己のこれからの進路について十分考え,計画的に活動することの大切さを, 複数の先輩の実体験から新鮮な気持ちで学ぶことができる。 ・4年生または大学院生の就職内定者の体験談とメッセージ
[9]「自分を表現する」応募書類対策(10月31日) 履歴書・エントリーシートの書き方を指導する。また、企業側の視点を理解する。 【課題】】『自己紹介書』】『エントリーシート攻略テスト』
[10]『自己紹介書』添削指導(11月上旬から11月末) 前回作成した『自己紹介書』について,少人数グループによる添削指導を受ける。 別途案内する日程により,就職支援部への事前の申し込みが必要である。
[11]『SPI2』非言語 対策、Webテスト(11月14日) 第3回で実施した適性検査 『SPI2』のうち、非言語問題に重点的取り組む。 併せて,昨今の採用試験で導入が進んでいるWebテストについても理解を深める。 |
授業の詳細4 |
[12]コミュニケーション力を高める(12月5日) この回の目的は,コミュニケーション力をつけること,特に面接試験への対応力をつけることにある。 今まで学んできた内容を実際の場面で効果的に表現できるよう,ロールプレイの手法を用いながら実践的な理解を深めていく。 授業は工学系3学群とマネジメント学部とに分かれての受講となる。 ・相手の質問を正しく捉えて,的確に応答をすること ・自信とやる気に満ちた態度を示すこと 【課題6】『将来,どのような分野・業界で力を発揮していきたいと考えますか。これまでの授業で学んだことを踏まえて, できるだけ具体的に記述してください』を作成し,提出する。
模擬面接と個別指導(1月上旬〜2月上旬) この回は,少人数による模擬面接を体験する。前回の講義で,面接について学んだ知識を活かし,面接者の質問に対して いかに的確かつ効果的に対応したらよいのかを学ぶ。 別途案内する日程により,就職支援部への事前の申し込みが必要である。
[13] 本番直前ガイダンス(1月9日) これまでに学んできた内容を踏まえ,実際の採用試験に臨むに際しての心構えや留意事項を再確認する。
[14]学内合同説明会に参加すること:県外企業(1月中頃) [15]学内合同説明会に参加すること:館内企業(2月中頃) 学内で実施される合同説明会に参加し実際の企業との応対を体得する。企業の内容を聞き取り理解すること。 県内・県外企業に少なくとも2日は参加すること。出席点に加味する。 |
授業の詳細5 |
テキスト:『KUT就職ハンドブック』高知工科大学就職センター編(授業で配布) |
授業の詳細6 |
成績評価: 点数配分は,出席点40%+課題レポート60%(各10点 X6課題=60点)とし,点数に応じて下記の成績評価をおこなう。 6つの課題はそれぞれ10点満点とし,期限内に提出すれば与えられる提出点(各2点)と,内容に応じて与えられる内容点(各8点)で構成される。
◆A :出席点および課題レポート点の合計点数が80点以上である。 ◆B :出席点および課題レポート点の合計点数が70〜79点である。 ◆C :出席点および課題レポート点の合計点数が60〜69点である。 ◆AA:出席点および課題レポート点の合計点数が90点以上,かつ全ての授業に出席し,全ての課題を期限内に提出しかつ優秀と認める場合。 ◆F:出席回数が2/3に満たない,進路相談カードの提出が無い,上記合計点数が60点に満たない、のいずれかに該当する場合。 |
授業の詳細7 |
|
授業の詳細8 |
|
授業の詳細9 |
|
授業の詳細10 |
|