戻る
タイトル「2012年度シラバス」、フォルダ「2012年度シラバス?大学共通科目(人文・社会科学等科目)
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 基礎心理学 
担当教員 田島 充士 
対象学年 1年  クラス 学部:人社001 
講義室 C101  開講学期 1学期 
曜日・時限 水3  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 【授業の目的】
◎人の心理を様々な角度から分析する心理学は,深い人間理解を目指す上で必須の学問といえる。
本授業では初めて心理学を学ぶ学生を対象に,日常生活における心理現象を理解する上で必要と
思われる基礎理論を紹介し,心理学に対する関心を高めることを目的とする。
◎前半では主に,乳幼児期の発達理論を検証し,人間の心理構造の原型について検証を行う。
後半では情報処理を行うメカニズムとしての認知構造に着目し,主に記憶の理論に着目し,考察を
深める。

【達成目標】
◎基礎心理学に関わる知識を習得する。
◎人間心理および社会現象の構造について,心理学的知識を活用しながら,考察を行うことができる。 
授業の詳細2 授業の概要
【授業の進め方】
◎ パワーポイントを使用した授業を行う。毎回,授業内容に関するプリントを配布し,学習内容を
そのプリントに書き込んでいく学習形式をとる。
◎この授業では,定期試験を実施する。
◎受講者は,原則として1年生に限る。教職課程履修者については,オリエンテーション後,個別に
相談に来ること。 
授業の詳細3 授業計画
1.オリエンテーション
 本講義の概要を説明し,一部,学習を進める。
2.赤ちゃんの発達のメカニズム(1)
 乳幼児期の発達のメカニズムの基礎について学ぶ。
3.赤ちゃんの発達のメカニズム(2)
 乳幼児期の発達のメカニズムについて,愛着理論による発達モデルの視点から,引き続き学ぶ。
4.赤ちゃんの思考の発達(3)
 乳幼児期の発達のメカニズムについて,内的作業モデルの視点から,引き続き学ぶ。
5.乳幼児期以降の社会性の発達(1)
 乳幼児期以降の社会性の発達に関して解説を行う。
6.乳幼児期以降の社会性の発達(2)
 乳幼児期以降の社会性の発達について,具体的な実験データを紹介して,解説を行う。
7.認知心理学のはじまり(1)
 コンピュータシミュレーションを活用した,脳内の構造分析を行う認知心理学のロジックについて学ぶ。
8.認知心理学のはじまり(2)
 認知心理学のロジックについて,引き続き学ぶ。
9.記憶について(1)
 人間の思考を理解する上でもっとも重要なテーマである記憶の研究を取り上げ,基礎的な理論について学ぶ。
10.記憶について(2)
 記憶が「失われる」「ゆがむ」という現象ついて考察を深める。
11.記憶について(3)
 引き続き,記憶が「失われる」「ゆがむ」という現象を取り上げ,それにまつわる様々な社会現象について考察を深める。
12.記憶の病理
 記憶の病理ともいえる解離性同一性障害(多重人格)について取り上げ,その病理の構造から,人間の認知について考察を深める。
13.人の知的能力と技術との関係(1)
 人の認知能力とそれに関わる技術との関係について,心理学の観点から考察を深める。
14.人の知的能力と技術との関係(2)
 人の認知と道具を結びつける,インターフェースデザインの重要性について考察を深める。
15.総括 
授業の詳細4 テキスト
講義に際し,資料(A4サイズ)を配付する。受講生は各自,ファイルを購入し,整理を行うこと。

参考書・参考資料等
授業中に,適宜,参考図書を指定する。

学生に対する評価
 成績をつけるため,定期試験と数回の小レポート(授業中)の結果により、以下のような基準で評価を行う。
AA:試験成績がA以上+小レポートの成績が良好。
A:試験成績がB以上+小レポートの成績が良好。
B:試験成績がC以上+小レポートの成績が良好。
C:試験成績がC以上。 
授業の詳細5  
授業の詳細6  
授業の詳細7  
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


Copyright (c) 2006 NTT DATA KYUSHU CORPORATION. All Rights Reserved.