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タイトル「2012年度シラバス」、フォルダ「2012年度シラバス?大学共通科目(人文・社会科学等科目)
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 企業研究入門 
担当教員 桂 信太郎,若木 宏一 
対象学年 1年  クラス 学部:人社001 
講義室   開講学期 2学期 
曜日・時限 時間外  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 1.授業の目的
会社という組織の実態を理解し、就職する際の企業選択の判断に資する知識・情報について学ぶ。
学生は企業というものを消費者として身近に感じながらも、実態について知る機会に乏しい。
この授業は企業の存在意義や仕組み(統治)について知ることから始まり、経営者の戦略意思決定や
実務担当者の仕事の実際を、映像資料を交えて学習していく。
ほとんどの学生は3年次になると就職活動が始まる。しかし企業について、あるいは仕事に就くということを本質的に
理解しないまま就職して後悔するという話をよく聞く。
このようなミスマッチは学生にとっても、企業にとっても不幸なことである。
本授業では大学生である自分が仕事に就くということとはどういうことか、自分は企業に入社するとどのような日常を過ごすのかなど、
企業と自分自身の関係を学生の目線から理解することを目的としている。 
授業の詳細2 2.講義の進め方
 この講義では、シラバスの各テーマについて、講義によって企業に関する知識・情報を理解させ、
資料等を用いながら、実際の事例を確認してゆく。
なお、企業経営に関して新しい話題が生じた時などは本シラバスと異なるテーマを取り上げる場合があるので、承知されたい。 
授業の詳細3 3.達成目標
 この授業は以下の3項目をもって達成目標とする
(1)企業に対する理解(存在意義、仕組み、コンプライアンスなど)ができる。
(2)企業の経営者の役割や従業員の業務の実態、ステークホルダーとの関係について理解できる。
(3)自分が就職するにあたって、企業を選択する基準を自律的につくることができる。 
授業の詳細4 4.授業計画
1.仕事を選ぶこと、就職するということ
2.企業とは何か:企業という存在を経済的、社会的に分析し、企業の存在意義や仕組みについて解説する。
3.大企業を学ぶ:日本では銀行や証券、保険会社など金融機関は安定していて、決して倒産しないといわれていたが、バブルを機にその神話は崩れていった。
アメリカではリーマンブラザーズが金融市場から退場し、GMは再生に追われている。これらの大企業はなぜ倒産していったのか、その原因を探っていく。
4.ドラッカーを学ぶ@:経営学の神様といわれるピータードラッカーの理論について学ぶ。
5.ドラッカーを学ぶA
6.長寿企業を分析する@:日本には100年を超える長寿企業が数万社あるという。また世界規模でいうなら200年以上続いている企業の40%が日本にあるという。
その秘訣は何かを学生に考えさせる。
7.長寿企業を分析するA
8.経営戦略とは何か@:企業は収益をあげなければ生き残ってはいけない。経営戦略という言葉をよく聞くがどういうことなのか、
社会人でもよく理解されていないのが現実である。今回は経営戦略の基本を「成長戦略」、「競争戦略」、「ドメインの策定」の3つのポイントから解説する。
9.経営戦略とは何かA
 
授業の詳細5 10.製造業のサービス業化とサービス業の製造業化:昨今、産業界に少し異変が起こっている。それはメーカーが製品にサービスを付加価値として加え、サービス業、
特に小売業においては、オリジナル商品を開発するなど、一部製造業の領域に入り込んできたことである。
ユニクロはメーカーと共同でヒートテックを開発し、ニトリは家具をベトナムで製造することで安売りを成功させている。このような流れは今後も続くものと思われるが、
エンジニアがサービス部門と協調しあうためには、あるいは企画・営業部門が技術部門と協力関係を築くためにはどのようなコミュニケーションをとることが必要なのかなどを学んでいく。
11.売れる仕組みはどう作る:好業績をあげている企業、青山フラワーマーケット、星野リゾートの2社を取り上げ、映像教材を使いながら両社のマーケティングの仕組み
について解説する。
12.トップセールスマンは何が違うのか:セールスマンは商品を売るのではなく自分自身を売れ、とよく言われる。
トップセールスマンと売れないセールスマンは何が違うのか。
13.顧客満足について考える:アメリカの経営学者のP・ドラッカーはビジネスが成り立つ前提として企業の永続性を考え、
事業の目的は顧客の創造と維持がすべてで、その源泉は顧客の高い満足であるといっている。ここでは顧客満足とは何か。高い顧客満足は本当に業績を上げているのかなど、顧客満足の実際について解説していく。
14.元気のある会社分析:好業績企業の分析でユニクロやニトリを予定
15.これまでの講義内容についての理解度確認を行う

*講義の進度で内容が変化することはあります。 
授業の詳細6 5.成績評価
AA: Aの判定の到達度に加え、他者の意見発表の場において、積極的に問題点を指摘し、同意点、あるいは異論点を論理的に説明できる程度に達している。
A: B判定の到達度に加え、質問感想シートやレポートにおいて、自らの主義主張が確立していると認められ、
意見発表の場において、明快に自らの考えを説明し、課題の解決策を提言できる程度に達している。
B: 1〜15までの講義内容を自ら説明できることに加え、課題に対する問題点の指摘と適切な回答を導くことができる能力に達している。
また就職を希望する企業について決めることの判断基準ができていること。
C: 1〜15までの講義に少なくとも出席し、質問感想シートやレポートを作成提出し、内容を把握して理解に努める真摯な姿勢がみられる。
F: Cの判定に達していない場合。 
授業の詳細7  
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