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タイトル「2012年度シラバス」、フォルダ「2012年度シラバス?システム工学群専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 ロボット制御工学 
担当教員 王 碩玉 
対象学年 4年  クラス 学部:専門001 
講義室 A113  開講学期 1学期 
曜日・時限 火2,金2  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 講義の目的

ロボットは,高効率・高精度で物を大量的に生産する産業界から,人を助ける救済・医療・福祉・介護,人を手伝う家事・警備,人を育つ育児・教育,人を楽しめるアミューズメントなど分野に活躍されており,我々の日常生活においては無くてはならない存在である.しかし,応用分野が違っても,共通の特徴としては,形と動きがある。形と動きの可能な形態については,ロボット運動学では学習するが,思うとおり正しくロボットを動かすのは,ロボット制御工学の知識が必要である.本講義では,移動ロボットの制御に関する基礎知識について学習する.実例として,案内ロボット,福祉介護ロボット,リハビリ・健康増進ロボットなどについても紹介する.
 
授業の詳細2 キーワード: ロボット,運動学,動力学,運動制御,線形制御法,非線形制御法,ディジタル制御法,適応制御法,システムの知能化,シミュレーション,実験  
授業の詳細3 講義の進め方
配布資料を中心に進めるが,実例や動画やビデオを活用して,計算の物理意味を重点に説明する.毎回では最初は前回の内容をレビーし,最後は学習ポイントを纏める.

 
授業の詳細4 達成目標

@ロボットの制御システム構成について述べられる.
A山彦型ロボットの運動学・動力学を理解できる.
B全方向移動型ロボットの運動学・動力学を理解できる.
C線形制御法,非線形制御法を理解できる.
D2種類の相違点について説明できる.

 
授業の詳細5 講義計画

1. ロボットシステムについて
 機構による分類,応用分野による分類,ロボットシステムの構成

2. 〜4.山彦型ロボット
山彦型ロボットの基本構造と特徴,運動学,逆運動学,動力学,逆動力学,実際の応用

5.〜7.山彦型ロボットの制御法
ロボット制御の基本概念と制御システム構成,線形制御法,摩擦に対処できる非線形制御法,リアルタイムでのシミュレーション手法,実際の応用

8.実験
研究室にて実際に山彦型ロボットの制御を体験する

9.習熟度確認
範囲:1.〜8.

10.〜12.全方向移動型ロボット
全方向移動型ロボットの基本構造と特徴,運動学,逆運動学,動力学,逆動力学,実際の応用

13.〜14.全方向移動型ロボットの制御法
物理的パラメータ変動に対処できる非線形適応制御法,摩擦に対処できる非線形制御法,実際の応用

14.実験
研究室にて実際に全方向移動型ロボットの制御を体験する

15. 習熟度確認
範囲: 10.〜14.
 
授業の詳細6 テキスト: 配布資料
参 考 書: 米田完・大隅久・坪内孝司 著:ここが知りたいロボット創造設計,講談社サイエンティフィク ,2005年,定価(税込 3,675円)
 
授業の詳細7 成績評価: 総合で60点以上達成された場合を合格とする.点数配分は次のとおりである.
小テスト30点
中間試験30点(内訳:基礎問題20点,発展問題10点)
定期試験60点(内訳:基礎問題50点,発展問題10点)

A A:100点以上
A: 80点以上99点以下
B: 70点以上79点以下
C: 60点以上69点以下
F: 60未満や成績評価資料が未提出の場合
 
授業の詳細8  
授業の詳細9  
授業の詳細10  


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