科目名 |
エネルギー工学 |
担当教員 |
両角 仁夫 |
対象学年 |
3年,4年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
K203 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
火3,金3 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的】 エネルギーは,人々の日常生活や社会・経済活動などのあらゆる場面で利用されており,すべての工学の分野で何らかの形でエネルギーが関与してくるため,工学の知識を身に着けるための基盤として,エネルギーの概念を理解しておくことは重要である.この授業の目的は,エネルギーに関する基礎を学ぶとともに,エネルギーを利用するために必要となるエネルギー変換の概念と実用例を学習する.さらに,エネルギー問題と密接に関連している地球環境問題についての理解を深める. |
授業の詳細2 |
【授業の進め方】 ○ エネルギーの基礎概念としてエネルギーの形態やエネルギー資源とエネルギーシステムについて学習する.さらに,エネルギー問題と密接に関連する地球環境問題についての現状と将来についても学ぶ. ○ 力学的エネルギー,熱エネルギー,化学エネルギー,核エネルギーおよび再生可能エネルギーの特徴を理解し,これらを利用するためのエネルギー変換の原理と設計に必要な計算方法を学ぶ. ○ この授業は,14回の講義と1回の期末試験からなる.毎回の講義の最後には小テストを実施し,その日の学習内容を復習する.小テストの結果は成績評価に用いる. |
授業の詳細3 |
【達成目標】 本授業の達成目標は以下の6項目である. 1. エネルギーの基本概念と地球環境問題との関わりについて説明することができる. 2. 力学的エネルギーの基本概念を学び,力学的エネルギーの実用例を知る. 3. 熱エネルギーの基本概念を学び,熱エネルギーの実用例を知る. 4. 化学エネルギーの基本概念を学び,化学エネルギーの実用例を知る. 5. 核エネルギーの基本概念を学び,核エネルギーの実用例を知る. 6. 再生可能エネルギーとは何かを説明でき,その実用例を知る. |
授業の詳細4 |
【講義計画】 1. ガイダンス・概要 本講義の目的,内容,評価方法について説明する.授業の概要として,エネルギー工学を学ぶことの意義とその概要について紹介する.
2. エネルギーの基礎 エネルギーの形態と変換,エネルギー資源とエネルギーシステムについて学ぶ.環境問題についての現状について理解を深める.
3?4. 力学的エネルギー 力学的エネルギーの特徴を学び,風力発電や潮力発電など力学的エネルギーの実用システムについて理解を深める.
5?6. 熱エネルギー 熱エネルギーの特徴を学び,火力発電や熱機関など熱エネルギーを利用しているシステムについて理解を深める.
7?9. 化学エネルギー 化学エネルギーの形態と特徴を学び,燃焼と燃料電池といった化学エネルギーを実用している事例について理解を深める.
10. 生体エネルギー 生体内でのエネルギー獲得手段である代謝メカニズムについて学び,代謝によってどのように人が動作を行うためのエネルギーを発生しているのかを知る.
11?12. 核エネルギー 核エネルギーを利用するための核反応についての基礎知識を学び,原子力発電の原理と特徴について理解を深める.
13?14. 再生可能エネルギー 再生可能エネルギーの定義と特徴ならびに事例を学び,エネルギー問題と密接に関連している地球環境問題に関する理解を深める.
15. 習熟度確認 本講義の達成目標に記載されている項目の習熟度を確認する。 |
授業の詳細5 |
【成績評価】 15回の講義のうち10回以上出席し、さらに小テストと習熟度確認試験の試験の結果に基づき、以下の基準で評価する。
AA すべての達成目標に到達し、応用問題を解くことができる。 A 達成目標に十分に満たしている。 B 達成目標に概ね到達している。 C 達成目標に到達できるだけの知識を習得している。 |
授業の詳細6 |
【テキスト】 特に指定しない.必要なときにはプリント等の資料を配布する.
【参考書】 『エネルギー工学入門』梶川武信,掌華堂 『エネルギーの未来』 エリック・スピーゲル,ニール・マッカーサー,日本経済新聞出版社 |
授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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