科目名 |
電気回路基礎 |
担当教員 |
密山 幸男 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門002 |
講義室 |
B106 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
水1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【講義の目的】 電気回路は身の回りのあらゆる場所に用いられている。エネルギーとしての電力、情報処理、情報通信、ロボットや機械の制御、照明、鉄道や自動車の動力など、現在、そして未来にわたって社会の重要技術は電気回路を扱う能力無しでは成り立たない。将来、科学や技術の分野で活躍するには、電気回路に対する理解は必須である。この授業では高校までに学ぶべき電気回路の基本事項を確認した上で、より複雑な電気回路を理解するために必要となる基本的な考え方を学び、また計算演習を行って回路計算のコツを修得する。 |
授業の詳細2 |
【講義の進め方】 高校までの物理や理科での回路の学習状況に応じてクラスを分けて授業を行う。第1講のオリエンテーションで期末試験の内容や授業内容を例示し、クラス分けテストを実施する。 |
授業の詳細3 |
【達成目標】 1. 電圧と電流を区別し、オームの法則を理解する。 2. 直列・並列回路の考え方とキルヒホフの法則を理解する。 3. テブナン定理、ノートン定理、重ねの理などを用いた回路の計算方法を修得する。 4. コンデンサの性質を理解し充放電の時間変化を導出する。 5. 交流回路とコイルの性質を理解する。 |
授業の詳細4 |
【講義計画】(標準) 第1講 オリエンテーション 第2講 物質と電気、電圧と電流 第3講 導線と抵抗、オームの法則、指数の計算と単位の接頭語 第4講 抵抗とコンダクタンス、直列と並列 第5講 電圧と電位、キルヒホフの法則 第6講 キルヒホフの法則を用いた回路計算 第7講 電圧源、電流源と内部抵抗 第8講 分圧、分流、計測器の内部抵抗 第9講 テブナン・ノートン等価回路 第10講 重ねの理 第11講 電力と電力量、ジュール熱 第12講 コンデンサと電荷保存 第13講 コンデンサの充放電 第14講 正弦波交流、コイルの性質 第15講 理解度確認 第16講 補習と理解度確認(該当者のみ) |
授業の詳細5 |
【テキスト】 『よくわかる電気回路』、藤井信生著、オーム社 ISBN4-274-12988-8
【参考書】 @『新入生のための電気工学』、東京電機大学編、東京電機大学出版局 ISBN 978-4-501-11360-5 電気工学の入門書として分かりやすい A『電気回路の講義と演習』、岩崎久雄他著、日新出版 ISBN978-4-8173-0229-8 電子・光系2年次『回路理論T』で使用する教科書 |
授業の詳細6 |
【成績評価】 授業の出席状況、演習課題の提出状況、理解度確認の結果を総合的に判断して評価する。 遅刻・欠席が目立つ場合(たとえば欠席なら4回以上、遅刻なら6回以上)は、試験の成績に関係なく不合格とすることがある。就職活動などやむを得ない理由で欠席や遅刻をする場合は、前もって担当教員または教務部に連絡した場合のみ考慮し、欠席・遅刻としてカウントしない場合があるが、事後の申し出は原則として考慮しない。 判定は以下を目安とし、授業で詳細を説明する。 ◆AA:欠席や遅刻がほとんどなく、かつ全般的に十分理解している ◆A :全般的にほぼ理解している ◆B :基本的な事項を理解している 遅刻欠席がほとんどなく、授業のノートはしっかり整理されているにも関わらず、理解度確認において不十分であると判断した場合には、再度理解度の確認を行い、2回の理解度確認の結果から総合的に判断する。 ◆B :基本的な事項を理解している ◆C :最低限の事項を理解している |
授業の詳細7 |
【オフィスアワー】 水曜日2時限目/A棟403室 |
授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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