科目名 |
通信方式 |
担当教員 |
岩下 克 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門002 |
講義室 |
A104 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月2,木2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的(概要) インターネットや携帯電話の急速な普及とともにそれらに関する新しい技術が次々と現れ、我々の生活は大きく変化している.技術者としてはこのような急激な変化に対応するため、通信の基本をしっかりと身につけることが重要である. 本講義では「通信概論」、「通信処理概論」で学んだ基礎知識をもとに通信ネットワークの機能がどのように配置、構成され、どのような動作をするのかを学ぶ.具体的には広域通信網、移動通信網、インターネットのネットワークを中心にその構成および装置の機能を理解し、接続する仕組みを習得することを目指す. 講義は理解度を確認するためのレポートと講義中に実施する理解度確認の状況により評価する.
達成目標 以下の通信網に関する基本的な知識を習得し、今後発展的な自己学習およびネットワークの設計ができる基礎知識を習得する. 1) 広域通信網 2) 移動通信網 3) インターネット |
授業の詳細2 |
講義計画 本講義においては以下の項目について講義を行う.
1. 講義概要および通信網の概要説明、 通信ネットワークの変遷、固定、携帯、無線、インターネット、FTTHなどの特徴や変遷を説明する.さらには講義の進め方、達成目標、評価方法などについて説明する.
2. 広域通信網の発展と構成 アナログからデジタル化への変遷、伝送路網、交換網などネットワークの構成とそれぞれの機能について学ぶ.
3. 伝送基本技術 伝送制御技術、誤り制御技術、同期制御技術、HDLC手順について説明する.
4.通信制御技術 トラヒック理論、信頼性(稼働率)などの基本通信技術について説明する.
5.移動通信網 PDC, 第3世代移動通信網などの移動通信におけるネットワークについて学ぶ.また、無線周波数、CDMAなどの変復調技術などの技術についても概観する.
6. インターネットについて インターネットの歴史、発展過程などについて学ぶ.
7. IPアドレス IPアドレス体系について理解する.
8〜9. TCP/IPについて TCPおよびUDPの機能および転送手順について学ぶ. |
授業の詳細3 |
10.経路制御 経路制御技術について説明する
11. データリンク層 データリンク層の機能と使われている技術について説明する
12.イーサネット イーサネットに仕組み、スイッチ、ハブなどのLAN技術について学ぶ.
13. レイヤ構造について レイヤ構造の考え方、OSI参照モデルについて学ぶ.
14.アクセスネットワーク FTTH、CATV、ADSL、無線LANなどの加入者ネットワークについて学ぶ.
15.理解度確認 全体の講義内容について理解度確認を行う |
授業の詳細4 |
◆ テキスト 『マスタリングTCP/IP入門編 第5版』、竹下隆史著 その他(オーム社) ISBN978-4-274-06876-8
◆ 参考書 『ネットワーク工学』 村上泰司著 (森北出版)ISBN4-627-82891-8 『図解 情報通信ネットワークの基礎』、田村武志著(共立出版) ISBN4-320-08601-5
◆成績評価 レポート(配点:20点)、適宜行う理解度確認(配点:20点)、最終試験(配点:60点)で評価を行う C:ネットワークに関する基礎技術を理解している B:ネットワークに関する応用技術を理解している A:ネットワーク全般に関して理解している AA:ネットワーク全般に関して十分理解している
◆備 考: 履修前の受講が望ましい科目 「通信概論」、「通信処理概論」の受講が望ましい. |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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