科目名 |
都市計画 |
担当教員 |
大谷 英人 |
対象学年 |
2年,3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B104 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月3,木3 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
|
備考 |
|
授業の詳細1 |
【授業の目的】 本講義は、建築・都市計画などの実務に携わる際に必要な知識を習得するとともに,社会システムの総合的理解のために,都市を以下の視点から考えることにより、都市計画の基本的な知識を習得することを目的とする。 1.都市の歴史と都市計画との関係 2.日本の都市計画法制 3.都市施設の整備に関するの法制度 4.市街地整備計画の法制度 5.国土計画に関するの法制度
【授業の概要】 1.キーワード 都市計画思想、都市計画法(都市計画区域、市街化区域、市街化調整区域、開発許可、用途地区、建蔽率、容積率、地区計画)都市施設(道路、公園・緑地)、土地区画整理法、都市再開発法、国土形成法 2.講義の進め方 都市の構成要素,都市間題,都市計画手法,都市計画関連法制度、国土計画関連法及び制度などについて,現代の都市および国土に関わる社会情勢の解説を交えながら,各回の講義計画に沿って説明する。中間で土地利用計画と都市間題に関するレポートを課し,最終回は試験を行う。 |
授業の詳細2 |
【授業の目標】 この講義の達成目標は、以下の6点である。 1.都市の歴史と、その歴史経過に伴う都市計画思想を理解する 2.都市計画法、及び、都市計画法に関連する法律を理解する 3.都市施設の整備に関する諸制度や方法論などを理解する 4.市街地整備の法律(土地区画整理法や都市再開発法など)の概要と、その方法論を理解する 5.国土形成法とそれに関連する国土計画に関する法律を理解する 6.最終的には、現代の都市間題を様々な視点で考察できることを目標とする |
授業の詳細3 |
【授業計画】
1.都市の歴史と都市計画 ・都市づくりの思想と空間形態 ・産業革命と理想社会論の系譜 ・近代の都市計画論 ・現代の人間居住と都市計画 ・現代における都市計画の課題 2.日本の都市計画制度の概要 ・都市計画の枠組み ・都市計画法の構成 ・関連法体系 ・都市計画事業 ・都市計画マスタープラン ・都市計画のための調査 3.都市計画と市民参加(参画) ・都市計画決定の手続き ・都市計画審議会 ・住民参加・参画の課題 ・まちづくりワークショップ |
授業の詳細4 |
4.土地利用の計画と都市計画区域・市街化区域・市街化調整区域 ・土地利用の考え方 ・土地利用計画に呼応する都市計画 ・都市計画区域・市街化区域・市街化調整区域 5.用途地域・建蔽率・容積率と建築 ・地域地区制 ・建築行為・開発行為の社会的コントロール ・建築の自由と不自由 ・建築のための敷地の条件 ・建築物の形態コントロール ・用途地域・建蔽率・容積率 6.地区計画 ・まちづくりの仕組み ・地区計画制度 ・さまざまな「まちづくり」の手法 ・都市計画の提案制度 7.道路計画 ・都市発展と都市交通計画のはたらき ・都市計画と総合的交通体系 ・道路網・街路空間の計画 ・道路の機能と種類 |
授業の詳細5 |
8.公園緑地計画 ・人間と緑地 ・オープンスペーススの概念と分類 ・緑地の機能 ・都市公園の種類、規模、配置 ・緑のマスタープラン 9.土地区画整理事業 ・市街地整備事業一空間的基盤としての市街地 ・土地区画整理事業の変遷と特徴 ・土地区画整理事業の目的と仕組み ・土地区画整理事業の成果と課題 10.市街地再開発事業 ・市街地再開発事業の目的 ・市街地再開発事業の種類 ・市街地再開発事業の仕組み ・市街地再開発事業の成果と課題 11.住環境整備事業 ・住宅政策の変遷と現代の住宅政策 ・住宅基本法と居住水準等 ・密集住宅市街地の特徴と改善課題 ・不良住宅地の改善計画 |
授業の詳細6 |
12.福祉のまちづくり(バリヤフリー・ユニバーサルデザイン) ・障がい者・高齢者等の弱者に対する施策 ・バリアフリーの街づくり ・ユニバーサルデザイン 13.都市景観計画と歴史的町並みの保存 ・景観と風景の考え方 ・景観にかかわる行政制度 ・景観法の目的と構成 ・景観計画の構成と景観地区の基本的内容 ・文化的景観づくり 14.国土計画 ・『国土計画』と国土のあるべき姿、国土計画の理念 ・国土計画の変遷 ・国土形成計画法 ・国土計画の分野別施策 ・これからの都市計画にむけて課題 15.これまでの講義内容にについての理解度の確認 ・1〜14までの主要な事柄について再度、確認する |
授業の詳細7 |
【成績評価】 成績は、以下の2点で行う。
1.中間課題 採点は以下の5段階で評価する。 30点:課題通りにできていて内容もすばらしい 25点:課題通りにできている、細かいミスが数箇所ある 20点:課題の指示に対して一部に不十分な点がある、細かいミスが3−4箇所ある 10点:課題の指示に対して不十分な点が多い 0点:まったくできていない *採点のポイントは、「美しさ・読みやすさ・わかりやすさ」、「着眼点や論述、発想のオリジナリティ」、「記述や表現 の論理性や説得力」である。
2.これまでの講義内容にについての理解度の確認 70点満点の記述式の試験方式とする。
3.中間課題のレポート30点、試験70点の合計100点により決定する。なお、Aの内、特に優秀と認められる場合にAAとする.
◆C:都市計画に関わる基礎的知識を有する。(60点以上に相当) ◆B:都市計画に関わる基礎的知識を有すると共に、様々な計画手法について理解している。(70点以上に相当) ◆A:都市計画に関わる基礎的問題と様々な計画手法について理解し、社会資本整備の効果について概ね議論することができる。(80点以上に相当) ◆AA:都市計画に関わる基礎的知識と様々な計画手法について理解し、社会資本整備の効果を社会経済との関係において概ね議論することができる。(90点以上に相当) |
授業の詳細8 |
◇テキスト 必要な資料は、コピーを配布する。
◇参考図書 三村浩史.1997.地域共生の都市計画.学芸出版社,日笠端・目端康雄.1993.都市計画(第3版).共立出版,佐藤圭二・杉野尚夫.1994.都市計画総論.鹿島出版会,都市計画教育研究会.都市計画教科書.彰国社
◇履修前の受講が望ましい科目:「まちづくり計画」(2年)「社会システム工学概論」(2年)「建築史」(2年)「住宅設計」(2年)「建築計画」(3年) 特に、履修前提科目として、「まちづくり計画」(2年)
◇備考 建築・都市でサイン専攻の専門科目 1級及び2級建築士受験資格のの取得のための選択科目でさる。 オフィースアワー:毎週金曜日の2時限目 連絡先:B棟402室
|
授業の詳細9 |
|
授業の詳細10 |
|