科目名 |
防災システム計画 |
担当教員 |
大谷 英人,甲斐 芳郎 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B101 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火2,金2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的】 授業は、地震防災を中心に「防災まちつくり」の計画と既存建築物の地震に対する耐震診断演習を通じて建物の耐震性能−耐震診断及び耐震補強技術を習得することを目的とする。
【授業の概要・進め方】 授業は、前半は地震防災を中心に「防災まちつくり」の観点から地震のメカニズムや都市の安全性の評価、及び、都市防災計画の最新技術、被災民の生活支援方策等を習得する。後半は、既存建築物の地震に対する耐震診断演習を通じて建物の耐震性能及び耐震補強技術を習得する。前半の「防災まちつくり」では、小試験を行う。 また、後半は、鉄筋コンクリート建物の1・2次の耐震診断指標計算書を学生各自が作成するレポート課題を課す。 |
授業の詳細2 |
【達成目標】 1.地震のメカニズムの基本的を理解できる 2.防災まちづくりに必要な計画技術を習得できる 3.建築物の耐震性能、耐震補強技術を習得できる 4.耐震診断書が作れる |
授業の詳細3 |
【授業計画】 1.地震とは〜そのメカニズム〜 ・地震はなぜ起こるのか ・地震の基礎用語 ・南海大地震の検証 2.地震による大規模火災と対策(災害対策基本法と地域防災計画) ・過去に起こった震災の検証 ・災害対策基本法 ・高知県地域防災計画 ・市町村「地域防災計画」の内容 3.防災まちづくりの歴史 ・江戸の防災 ・関東大震災 ・阪神淡路大震災 ・災害からの復興計画の変遷 ・津波による被害の歴史 4.防災まちづくりの手法 ・災害危険度判定 ・避難地・避難路・延焼遮断帯 ・地区レベルの防災整備手法 5.仮設住宅地の計画 ・仮設住宅地の必要性 ・仮設住宅地計画づくり 6.地震以外の災害 ・水害 ・火山災害 ・雪害 7.1回〜6回までのまとめ(習熟度確認) ・地震のメカニズム及び防災まちづくり計画を確実に理解しているかどうかを確認する |
授業の詳細4 |
8.耐震診断法 ・耐震診断法の歴史 ・建物基準法との関係 9.既存建築物の耐震診断法の仕組み 10.木造住宅の耐震診断 ・演習試験 11.耐震設計のあらまし ・地震時の建物の挙動と対応 12. 鉄筋コンクリート建物の地震耐力1 ・材料特性 13. 鉄筋コンクリート建物の地震耐力2 ・曲げ・せん断 14. 鉄筋コンクリート建物の地震耐力3 ・配筋法 15. 8回〜14回までのまとめ(習熟度確認) ・耐震診断法・木造住宅の耐震診断・鉄筋コンクリート建物の地震耐力を確実に理解しているかどうかを確認するため,鉄筋コンクリート建物の1・2次の耐震診断指標計算書を作成させる(レポート課題) |
授業の詳細5 |
【成績評価】 成績評価のため,2回の習熟度確認を行う. 1回目の習熟度確認は、ペーパー試験形式で、2回の習熟度確認は、耐震診断指標計算書としてまとめるレポート形式とする
◆AA:地震のメカニズム、及び、防災まちづくり計画の策定方法の基礎、耐震診断方法の基礎を理解し、作成できると共に応用できる(90点以上) ◆A:地震のメカニズム、及び、防災まちづくり計画の策定方法の基礎、耐震診断方法の基礎を理解し、作成できる(80点以上) ◆B:地震のメカニズム、及び、防災まちづくり計画の策定方法の基礎、耐震診断方法の基礎を理解し、一応作成できる(70点以上) ◆C:地震のメカニズム、及び、防災まちづくり計画の策定方法の基礎、耐震診断方法の基礎を理解している(60点以上)
◇テキスト 必要な資料は、コピーを配布する。
◇参考図書 なし
◇履修前の受講が望ましい科目 「住宅設計」、「建築史」、「構造の力学1」、「構造の力学2」、「建築構造設計」、「都市計画」
◇備考 建築・都市デサイン専攻の専門科目 1級及び2級建築士受験資格取得のための選択科目である。 オフィースアワー:毎週金曜日の2時限目 連絡先:B棟402室 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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