科目名 |
土質力学 |
担当教員 |
五艘 隆志 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B104 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火1,金1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
2011年3月の東日本大震災においては、沿岸部等における地盤の液状化現象によって、住宅やライフライン等に多大な被害が発生し、住民生活に深刻な影響を及ぼす事態となっている。全ての建造物は土と接しており、土質力学は構造力学、水理学と並び建設工学において最も重要な基礎科目のひとつといえる。本講義においては土の物性的な性質と工学的な性質について、演習問題などもをまじえて学ぶ。併せて実際の建造物の設計・施工との関連についても学ぶ。 |
授業の詳細2 |
講義計画: 講義は以下のテーマに沿って15回実施する。
1.土質力学の概要 建設工学における土質力学の重要性、土の構造 2〜3.土の基本的性質 土の状態を表す各種物理量(含水比、土粒子密度、間隙比など)とそれらの計測・計算方法を学ぶ。また、土の粒度、コンシステンシー、工学的分類についても学ぶ。 4.土の締固め、土の透水性 土の締固めによって土の透水性を低下させ、水の浸入による軟化・膨張を小さくし、必要な強さを与えることができる。土の種類、含水量、締固めエネルギー等に影響される締固めの理論について学ぶ。また、土中の土の流れと建造物への影響について学ぶ。 5.地中の応力 地盤上に建造物や盛土などの荷重が作用することによって地中の応力が増加し、即時沈下や圧密沈下の原因となる。載荷条件、土の種類、地下水などの影響をうける地中の応力の推定について学ぶ。 6〜7.土の圧密 水で飽和した粘土地盤が増加応力によって内部の間げき水を徐々に排出しながら長時間かけて沈下することを圧密沈下といい、建造物の安全性に大きな影響を与える。採取試料を用いた圧密試験、圧密時間と沈下量の関係について学ぶ。 8〜9.土の強さ 地盤に盛土荷重などの外力が加わると、土中にせん断応力が発生する。土のもつせん断に対する抵抗値をせん断強さという。各種土質調査手法、採取資料を用いた各種せん断試験、モールの応力円、モール・クーロンの破壊基準について学ぶ。 10〜11.土圧 主働土圧、受働土圧の考え方と実際の適用について学ぶ。クーロン土圧、ランキン土圧の計算方法を習得する。 12.斜面の安定 斜面の破壊形式と安定照査方法、対策工について学ぶ。 13.地盤支持力 各種基礎形式と、地盤支持力について学ぶ。テルツアッギーの式による支持力推定法を修得する。 14〜15.設計・施工における土質力学の適用 学んできた土質力学の使われ方について実例を紹介する。 |
授業の詳細3 |
参考書: 山口柏樹著「土質力学」技報堂出版 近畿高校土木会「考え方解き方 土質力学」オーム社 |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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