科目名 |
機械工学概論 |
担当教員 |
筒井 康賢 |
対象学年 |
2年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
A113 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火4,金4 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的
機械工学は,ものづくり技術の根幹をなしており,エネルギー技術においても,機器の高効率化,省エネルギー化などから地球温暖化対策の中核をなす技術を構成している.これらの機械工学全般について,まずは概括し,次に具体例からどのように機械工学,機械技術が応用されるかを述べる.これらの講義から,機械工学,機械技術の全般について親しみ,個々に学ぶ機械工学の科目の役割について十分に理解すること,さらに各自が機械工学を自らのものとするために資することが本授業の目的である.
講義の進め方 毎回,パワーポイントなどを使って,具体的な図表や写真を用いて解説する.14回の講義を行い,15回目に1〜14回のまとめと習熟度確認を行う.適宜,演習の時間を設け,必要に応じてレポートの提出を求める.それらの結果は,成績評価の一部に利用する.
達成目標 1.技術や工学における機械工学の役割などを理解する. 2.機械工学を構成する個々の学問について概要と役割などを理解する. 3.新しい機械の開発に必要な機械工学,関連の技術全般について理解する. |
授業の詳細2 |
講義計画 1回目:授業内容と目的の紹介および評価方法の説明 まず,具体的な例から,ものづくり技術と機械工学の関連を述べることから,本講義の目的,達成目標を明らかにする.また,講義内容の概要と予定,および評価法を説明する.
2回目以降(1回目の講義に時間の余裕があれば以下の講義も開始する) ・機械ができるまで:企画から出荷まで 新しい機械を開発するとき,その企画から設計,製造,検査,出荷までの流れ,後の行程からのフィードバックなどについて述べる. ・機械工学関連各科目の役割と概要 機械工学における4大力学,すなわち流体力学,熱力学,材料力学,機械力学,さらに機構学,機械要素学,材料学,金属加工・機械加工学,制御工学,計測工学,生産工学について述べ,これらを用いて機械を設計するための設計工学について述べる. ・ジェットエンジンの発明とその時代,ジェットエンジンの将来 フランク・ホイットルの特許から始まった1930年代から1940年代のジェットエンジンの開発,その時代の技術の限界などについて解説し,ジェットエンンジンの将来動向について述べる. ・エネルギー技術と機械工学 CO2の発生と熱機関の熱効率とは直接的に関連しており,CO2の発生を抑制するためには熱効率の向上が必須である.エネルギー技術における機械工学の果たす役割のついて述べる. ・ガスタービン技術 発電と航空用エンジンの中核をなすガスタービン技術について解説し,ガスタービン技術における機械工学の役割について述べる. ・セラミックガスタービンの研究開発 講師が直接経験したセラミックガスタービンの研究開発について解説する. ・ものづくり技術の最前線 講師が,10年以上にわたり新機械振興賞などの審査から見てきた日本のものづくり技術の最前線を具体的な例から紹介する. ・風車と機械工学 風車の設計で考慮すべきことがらをを解説し,その中での機械工学の役割について述べる. ・自動車と機械工学 自動車の開発において果たす機械工学役割などについて述べる. ・その他 上述の項目を補足する事項や最近起こった話題などについて述べる.
15回目:まとめと習熟度確認 1−14回目までの内容に関してまとめと習熟度の確認を行う. |
授業の詳細3 |
成績評価 試験を受験した学生に対し以下の基準で成績を評価する. ◆AA:授業内容から自らの発想で新たな機械の開発を構想できる力が身についている. ◆A:授業内容を十分理解し,従来の機械の開発をフォローできる力が身についている. ◆B:達成目標に十分到達する学力を有する. ◆C:基本的事項が理解できている. ◆F:基本的事項が理解できていない場合で,単位取得を認めない. |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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