科目名 |
遺伝子工学 |
担当教員 |
大濱 武 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B106 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月2,木2 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の進め方 分子遺伝学の基礎知識を持っていることを前提として講義を進める.必要な図表をまとめたプリントを随時配布する.
達成目標 遺伝子操作の原理を十分理解すると共に、自ら応用について考える能力を養うことを目標とする |
授業の詳細2 |
1. 電気泳動の基礎 アガロースゲル電気泳動、アクリルアミドゲル電気泳動によるタンパクや核酸の分離について概説する.
2. DNA分子の切断と結合 制限酵素の性質、DNAリガーゼを利用したDNAクローニング 法について概説する.
3. 大腸菌の形質転換法 形質転換の条件と用いられる形質転換用ベクターの基本的な性質について概説する.
4. DNAライブラリーの作成 逆転者酵素の性質とcDNAライブラリーの作成手順 について概説する.
5. DNAの塩基配列の解析法 Maxam-Gilbert法、Sanger法 について概説する.
6. in vivoにおけるRNAの転写とタンパク発現 T7、T3RNAポリメラーゼの性質と無細胞翻訳系を利用したタンパク発現について概説する.
7. クローン化されたDNA分子の大腸菌での発現 コドン選択の効果、融合タンパクとしての発現、細胞内毒性 について概説する.
8. 真核生物を宿主として利用した場合に遺伝子発現の問題点について概説する. |
授業の詳細3 |
9. 特定のクローンを選択する方法 コロニーハイブリダイゼーション、サザン法、ノーザン法
10. 変異変異剤を用いた突然変異体の作製 UV やEtBr,FuRd などの突然変異剤を用いて、突然変異体を作出する手順について概説する.
11. 高分子DNA、プラスミドDNA の調整法 ゲノムDNA、プラスミドDNA の用途に応じた調整法について概説する.
12. PCR 法の原理 耐熱性DNA 合成酵素の性質、プライマーの設計と温度条件 について概説する.
13. 植物細胞への遺伝子導入法 パーティクルガン、プロトプラスト、デンドリマーなどを利用した遺伝子導入法について概説する.
14. 動物細胞への遺伝子導入法 レトロウイルス、リポソーム などを利用した遺伝子導入法について概説する.
15.最近の遺伝子工学のトピックスについて紹介する. |
授業の詳細4 |
教科書: なし
参考書: エッセンシャル細胞生物学 (南江堂)8000円.細胞の分子生物学 第5版(ニュートン プレス)24000円、 Essential cell biology (Garland Science) 約8000円(為替レートにより変動します),遺伝子操作の原理(培風館) 4500円 |
授業の詳細5 |
成績評価: 筆記試験の合計(95 %)と演習時の課題レポート(5 %) AA:遺伝子導入法,導入された遺伝子の解析法,ゲノムライブラリー,cDNAライブラリーの作製原理を完全に理解している。また,それらの操作原理を組み合わせて一連の実験を構築することができる. A:上記について完全ではないが,ほぼ理解できている. B:導入された遺伝子の解析手法と原理を理解している C:上記について大まかに理解できている. F:上記以外
履修前の受講が望ましい科目: 分子遺伝学、細胞生物学 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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