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タイトル「2012年度シラバス」、フォルダ「2012年度シラバス?環境理工学群専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 生体生理化学 
担当教員 榎本 惠一 
対象学年 3年  クラス 学部:専門001 
講義室 B106  開講学期 1学期 
曜日・時限 金4  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 【授業の目的】 
 代謝とその調節機構、細胞間と細胞内のシグナル伝達機構、免疫学の基礎など、細胞レベルから個体レベルまでの動的な生体機能の仕組みについて学習する。それに基づいて毒物や毒素、薬物や化学物質などわれわれの生活に関連の深い物質の作用について知る。この講義を通じて生体機能の要となる仕組みを理解する。

【授業の進め方】
 講義資料により理解を深める。

【授業の目標】
1.代謝の調節機構について例をあげて説明できる。 
2.ホルモンや神経伝達物質について例をあげて説明できる。
3.セカンドメッセンジャーについて例をあげて説明できる。
4.免疫細胞の機能や抗体について概略を説明できる。 
5.毒や薬などの化学物質の生体への作用について例をあげて説明できる。

【キーワード】
代謝調節、シグナル伝達、免疫、毒と薬 
授業の詳細2 【授業計画】
1.生体の調節機構概論
 生体機能の調節の原理について知る。
2.代謝調節機構
 具体的な代謝調節の仕組みについて理解する。
3.細胞間シグナル伝達1
 神経伝達物質やホルモンなど細胞間のシグナル伝達物質の作用について学習する。
4.細胞間シグナル伝達2
 細胞膜上に存在する受容体タンパク質とその種類及び働きについて学ぶ。
5.細胞内シグナル伝達1
 細胞内シグナル伝達物質であるセカンドメッセンジャーの種類とその作用について学ぶ。
6.細胞内シグナル伝達2
 細胞内シグナル伝達によって起こるタンパク質リン酸化とそれによる代謝調節について理解する。
7.免疫
 自然免疫、獲得免疫など、免疫についての概略を理解する。
8.免疫細胞
 免疫に関わる細胞の種類とその役割について学習する。
9. 抗体
 抗体産生の過程及び抗体の構造と機能について知る。
10.化学物質の効果とその評価
 化学物質の生体への効果の評価法について知る。
11.毒物とその作用
 代表的な毒物であるサリンとその作用について学習する。
12.医薬品の作用
 解熱鎮痛薬であるアスピリンを例として医薬品の作用について学ぶ。
13.禁断の薬物
 モルヒネに代表される麻薬・大麻・覚せい剤など薬物依存を起こす薬物について学習する。
14.生物毒
 生物由来の毒素とその作用について知る。
15.化学物質の生体内動態
 化学物質の生体内での吸収・分布・代謝・排泄など生体内での動きについて学習する。
16. これまでの講義についての理解度確認を行う。
 
授業の詳細3 【成績評価】
受講ノートの提出及び理解度確認によって評価する。
AA:特に優れた成績の場合
A:優れた成績の場合
B:良好な成績の場合
C:合格と見なされる成績の場合
F:不合格

【その他】
テキスト:講義資料を配布する。
参考書 :「医学・薬学のための免疫学 第2版」豊島聰他著(東京化学同人) ISBN 9784807906796 第1章〜第4章
     「分子生物学 第2版」柳田充弘他著(東京化学同人) ISBN 9784807906635 第11章シグナル伝達
備 考:履修前の受講が望ましい科目「生化学」
 
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