科目名 |
基礎化学 |
担当教員 |
西脇 永敏 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B107 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
月1,木1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的】 物質を理解する上で、必要不可欠である化学の基礎的な概念を理解する。特に、原子の構造、周期表、化学結合、化学量論、化学平衡、酸-塩基などについての理解を深める。
【授業の概要】 ◎キーワード 原子の構造、原子軌道、混成軌道、物質の三態 ◎講義は「化学の世界への招待」を教科書に用いて、それに沿って行なう。基本的に板書をしながら説明を行なうが、必要に応じて、PowerPointの利用やプリントの配布を行なう。 本講義は 、13回の講義と2回の習熟度確認からなる。また、確実に理解させるために、レポート課題も適宜与える。
【達成目標】 1)化学量論を理解する。 2)電子配置と周期表の関係を理解する。 3)原子軌道と混成軌道を理解する。 4)分子の形がどのように決まるのかを理解する。 5)化学平衡について理解を深め、酸と塩基の関係を理解する。 |
授業の詳細2 |
【授業計画】 1.大学で学ぶ化学 まず、本講義の目的、達成目標、講義内容の概論、及び評価方法を説明する。また、身の回りの化学について紹介するとともに、大学で学ぶ化学とはどういうものであるかを述べる。
2.元素と周期律、原子の構造 元素の周期性と、原子の構造がどのように発見されたかについて説明する。
3.量子力学と電子配置、周期表 電子が原子軌道に分配される法則をと電子配置について述べる。また、電子配置を考えることにより、周期表が美しく形作られていることを説明する。
4.元素の分類 元素を典型元素と遷移元素に分けて、さらに各族に分類し、それぞれの性質について説明する。
5.化学結合、分子間力、水素結合 化学結合にはどのような種類があり、それぞれが化合物の性質にどのような影響を及ぼしているのかについて説明する。
6.形式電荷、混成軌道 化合物を構成している各原子が、どのような形式電荷を有しているのかを説明するとともに、混成軌道の概念について述べる。 |
授業の詳細3 |
7.分子の形 混成軌道を理解すれば、分子がどのような形をしているのかを予想できることを説明する。
8.1回から7回までのまとめ(習熟度確認)を行ない、課題について解説する。
9.化学量論、化学反応式 化学量論の概念について述べるとともに、化学反応式や収率について説明する。
10.物質の三態、気体 物質の三態について説明する。また、その中の気体を取り上げて、気体がどのような性質を示すのかについて説明する。
11.液体、固体 物質の三態のうち、液体と固体に関して述べる。また、溶解の現象についても説明する。
12.化学平衡 平衡の概念について説明する。ルシャトリエの原理に加え、溶解や沈殿の現象についても述べる。
13.酸と塩基 化学の基本概念である、酸と塩基について説明をする。この概念が平衡の概念に基づくものであることを述べる。
14.酸化と還元 同じく化学の基本概念である、酸化と還元について説明をする。電子のやり取りが化学において重要であることを述べる。
15.9回から14回までのまとめ(習熟度確認)を行ない、課題について解説する。 |
授業の詳細4 |
【成績評価】 成績を評価するための2回の習熟度確認で出された問題の理解度とレポートおよび、出席点を合わせて評価する。評価基準は次の通りである。
AA:達成目標を完全に理解し,説明ができる。 A:達成目標について十分理解し,説明ができる。 B:達成目標をほぼ理解し,説明ができる。 C:達成目標の理解はできている。 F:Cに定める到達度に達していない場合。
◇テキスト 『化学の世界への招待』 小林憲司、三五弘之、中村朝夫、南澤宏明、山口達明 編著 (三共出版) ISBN978-4-7827-0595-7
◇参考書 『大学生の化学』,大野惇吉 著(三共出版,2001)ISBN 4-7827-0428-3
【準備学習等についての具体的な指示】 高校の化学の延長であるので、よく復習をしておくこと。
◇備 考 環境理工学群全専攻 専門基礎科目 理科免許(中学、高校)取得のための選択科目である。 オフィスアワー:在室時随時 連絡先:B棟419室 |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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