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タイトル「2012年度シラバス」、フォルダ「2012年度シラバス?環境理工学群専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 物理学実験 
担当教員 百田 佐多生,古沢 浩,前田 敏彦,全 卓樹,堀井 滋 
対象学年 2年  クラス 学部:専門001 
講義室   開講学期 2学期 
曜日・時限 月3,月4,月5  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 授業の到達目標及びテーマ

基礎的な物理実験の体験を通し、「物理」が日常生活の中で日々、身近に体験する「物事の考え方」であり、「物事の見方」であることを学ぶ。これにより身近な諸事、その対応に関する「物理的な考え方」、「物理的な見方」を自己の力として獲得し、問題解決のために有効活用できる喜びと感動を体験する。
 実験毎に課題を設定し、その課題の問題点を明確にするための方式、問題を解決するための筋道、適切な実験手段の選択等につき十分な討論を行う。この検討、実験結果の整理の過程をレポートにまとめる方法を取得する。

<達成目標>
1. "物理は難しい"、"物理は公式の寄せ集め"との誤解を払拭し、楽しみ感動できる物理的な考え方を体験的に取得する。
2.力学、熱学、電気回路、波動、コンピュータ実験に関する基礎実験を通して、基礎知識を体感習得する。

授業の概要

1年次と2年次に修得した物理学の4分野「力学」「波動」「熱学」「電磁気学」に関する実験を行い、データと理論値の比較しレポートを作成する。さらにコンピュータ実験により、物理法則の可視化を行う。
 
授業の詳細2 授業計画

●1回から3回 「力学」●(担当:古沢)
1. 重力加速度(等加速度運動): 落下する物体の重力加速度を測定する。
2. 運動方程式: 物体の質量を一定にして物体に加える力を増やしていく時、物体の加速度を測定する。
3. 衝突と綱引き: 2台のカートの衝突と綱引きに作用する相互作用の力を測定する。
●4回から6回 「熱学」●(担当:堀井)
4. 熱電気効果を使った温度計(熱電対)の校正
5. 熱電対を用いた計測実験(金属)
6. 熱電対を用いた計測実験(合金)
●7回から9回 「電気回路」●(担当:成沢、百田)
7. 交流信号の観測: 交流信号を観測し、電気的な振動現象を理解する。
8. コンデンサーの充放電: RC回路を使ってコンデンサーの充放電現象を観測する。
9. 共振現象: 抵抗・コンデンサー・コイルを組み合わせた回路で、電気的な共振現象を観測する。
●10回から12回 「波動」●(担当:前田)
10. 両端を固定した弦に生じる定在波のパターンを測定する。
11. 弦の長さと共鳴振動数の関係を観察し理論値との比較検討を行う。
12. 音波-スピーカから発する音がつくる円筒内での定在波の実験を行う。
●13回から15回 「コンピュータ実験」●(担当:全)
13. 物理系の数値シミュ?ションを行う基礎技術を学ぶ。物理系の可視化の手法を学ぶ。
14. カオス系の力学を決定論的ならびに確率論的なコンピューターシミュレーションで体験、理解する。
15. 行列および行列力学の数値的取り扱いを学び、量子力学の応用を習得する。 
授業の詳細3 テキストまたは参考書

実験時または実験に先立ち配付する。

学生に対する評価

取組姿勢50点、レポート50点、合計100点

60点以上を合格とする.

備 考:<成績評価の基準>

AA:特に優れた成績を示したもの

A :優れた成績を示したもの

B :良好と認められる成績を示したもの

C :合格と認められる成績を示したもの

F :不合格
 
授業の詳細4  
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