科目名 |
放射線実習 |
担当教員 |
榎本 惠一,百田 佐多生 |
対象学年 |
2年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的】 環境分析技術の一つである放射線測定の基礎を習得する。このために、測定に必要な放射線に関する基礎知識を学ぶ。さらに放射線測定装置の操作法を習得し、試料中に含まれる放射性物質や、環境放射線を測定する。習得した知識や技術に基づいて放射線のリスクを判断し、信頼性の高い情報を発信できる人材となることを目指す。 【授業の概要】 講義と測定実習(計8コマ)を行い、測定結果をレポートとしてまとめる。最初に履修者全体に対して講義を実施し、実習の概要と必要となる放射線の基礎知識を学ぶ。 次に、数名ずつの班に分かれ、班ごとに測定実習を行う。測定実習で得られた結果をレポートにまとめて提出する。 【達成目標】 1.放射線や放射性物質に関する基礎知識を習得する。 2.放射線が有する透過能力が、放射線の種類によって異なることを測定によって確認する。 3.NaI測定装置を使って、試料に含まれる放射性物質の一次測定を行う。 4.Ge半導体測定装置を使って、試料に含まれる放射性物質を特定し、その含有量を決定する。 5.NaIサーベイメータを使って、環境放射線量を測定する。 |
授業の詳細2 |
【授業計画】 1 ガイダンス 実習の進め方を説明する。 2 講義 放射線と放射性物質に関する基礎知識を習得する。放射線が環境や人体に与える影響を学ぶ。 3 測定実習 3−1 放射線の基礎特性の測定 通過する物質の厚さとともに、β線やγ線の強度が減衰する様子を観測する。この測定結果からγ線の吸収係数を決定する。γ線がβ線に比べて高い透過能力を持つことを確認する。放射線の強度は、放射性物質からの距離によっても変化することを測定する。 3−2 試料に含まれる放射性物質の一次測定 試料中に含まれる放射性物質の含有量を高感度かつ簡便な方法で測定する。この測定のために、食品の放射能汚染の一次測定に用いられるNaI検出装置を使用する。 3−3 サンプルに含まれる放射性物質の特定と含有量の測定 Ge半導体検出装置を使って、サンプルから放出されるγ線のエネルギースペクトルを測定する。測定したスペクトルを解析し、サンプルに含まれる放射性物質を特定する。特定した放射性物質の含有量を、スペクトルのピークから決定する 。 3−4 環境放射線の測定 NaIサーベイメータを使って、屋内・屋外の空間放射線量率を測定する。 |
授業の詳細3 |
【成績評価の方法・基準】 成績評価は、ガイダンスと講義を受講した者に対して、測定実習への取り組みおよびレポートをあわせて行う。 測定実習への取り組み:出席(60%),測定の実施・測定装置の取扱(40%) レポート:提出(60%)、測定結果のまとめ方・考察(40%) AA:実習への取り組み、レポートとも90%以上 A :実習への取り組み、レポートとも80%以上 B :実習への取り組み、レポートとも70%以上 C :実習への取り組み、レポートとも60%以上 【参考書・テキスト】 実習用テキストを履修時に配付 【その他】 開講時期:2月後半〜3月前半に2日間の予定。 |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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