科目名 |
環境化学 |
担当教員 |
中根 英昭 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B107 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月1,木1 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義の目的 化学を含めて様々な学問分野が連携して環境科学、環境学として環境問題に取り組んでいることを理解し、持続可能な社会をどのようにして創り上げるかについて自ら考える基礎を築く。 |
授業の詳細2 |
講義の進め方 大気環境に関わる物理と化学を中心に講義を進める。典型的な地球環境問題であるオゾン層破壊について詳しく考察し、次により複雑で困難な課題である地球温暖化に取り組む。 酸性雨・越境大気汚染の他、化学物質等のリスクについても学び、持続可能な社会をどのようにして創り上げるかについて考察する。 |
授業の詳細3 |
達成目標 1.オゾン層破壊等の大気環境問題を中心に、化学と他の分野の学問を総合的に活用して理解することができる。 2.地球温暖化問題とその解決の方向性について理解できる。 3.持続可能な社会の実現の方向性について、講義及び他の情報を基に自ら考えられるようになる。 |
授業の詳細4 |
講義計画 1.環境学、環境科学の全体像 環境学、環境科学は私たちの前に現れている環境問題をどう位置づけ、どのように取り組むのか、そして化学はどういう役割を果たし得るのか、について問題提起する。 2.大気の組成と運動 大気の組成と運動を表す方法、地球規模の大気の運動について概説する。 3.オゾン層 オゾン層を形成、維持、変化させる物理的、化学的機構、及び現在のオゾン層の構造について学ぶ。また、オゾン層の観測手法について概説する。 4.フロンとオゾン層破壊 フロンとオゾン層破壊の歴史、現状、将来について詳しく述べる。 5.地球規模の物質循環 大気組成に大きな影響を及ぼす窒素循環、炭素循環を中心に概説し、環境問題や環境科学にとっての重要性について考察する。 6.温室効果ガスと温室効果 気体分子のスペクトル、地球の放射バランスを含め、大気の温室効果の基礎について学ぶ。温室効果ガスの観測についても述べる。 7.地球温暖化と気候変動 気候モデル及びその将来予測の確からしさについて概説する。 8.地球温暖化の影響 地球温暖化の影響の範囲、程度について現時点の専門家による理解について述べる。 9.地球温暖化について考える 地球温暖化のリスクの程度、確からしさ、対応についての検討材料を提供する。 10.大気汚染−1 大気汚染物質の発生源、輸送・拡散、沈着、大気汚染の歴史について概説する。 11.大気汚染−2 光化学スモッグ、越境大気汚染、酸性雨など広域大気汚染、及び大気汚染対策について概説する。 12.化学物質等のリスク 有害化学物質等のリスクについて考える材料を提供する。 13.環境とイノベーション 地球温暖化やエネルギー問題、資源問題に対する様々な技術・対応が提案されている。地球温暖化に対する緩和策、適応策、ジオエンジニアリングを含め、その一部について概説する。 14.持続可能な社会 これまでの講義を踏まえ、持続可能な社会(あるいは持続可能な人類)の実現の道について考察する。 15.まとめと理解度確認
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授業の詳細5 |
参考書: 各講義に関連する参考書、ホームページ等を講義の際に示す。 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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