科目名 |
生物資源科学 |
担当教員 |
堀澤 栄 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
B107 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月3,木3 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
◆担当教員名:堀澤 栄 ◆連絡方法:研究室B421(内線2519),e-mail:horisawa.sakae@kochi-tech.ac.jp オフィスアワー:随時,メールなどでご連絡いただくと確実です, |
授業の詳細2 |
◆授業目標 前世紀に大量消費された化石資源,鉱物資源に替わって、生物そのもの,あるいは生物が生産する物質等を新しいバイオ素材とする可能性について考える.地球の汚染を省みなかった「捨てる時代」から脱却して環境に優しい素材を創製するために,既存のバイオ素材の長所・欠点は何か,新素材開発における問題点は何か等について講述する. ◆授業の進め方:資料を配付し、これに沿って講義を行う。 ◆達成目標 環境・資源の観点から生物材料の位置づけを理解する. 一般的な生物材料それぞれの特徴、生産方法、加工方法を理解する. |
授業の詳細3 |
◆講義計画 1.古くて新しい生物材料 近代以前の生物材料の利用とリサイクルを認識する。 2.森林資源1 世界の森林資源の生産と需給動向を概観する。 3.森林資源2 木材の特徴を巨視的、微視的に解説し、利用の面からの特性を考察する。 4.未利用森林資源 木材を再構成した材料の特徴とその利用を学ぶ。 5.セルロース資源 地球上で最も蓄積量の多いセルロースの化学的特徴とその生産方法を理解する。 6.セルロースの利用 製紙学の基礎と、セルロースの派生的利用を学ぶ。 7.繊維 植物性および動物性の主な線維の特徴を修得する。 8.1?6回までのまとめ 9.動物性材料 皮革の主な種類と加工法を概観する。 10.キチン・キトサン 地球上の生物資源として蓄積量の多い材料としてキチン・キトサンの材料特性を学ぶ。 11.海洋性微生物の利用 海洋資源の新規な利用法の一例を学ぶ。 12.バイオ新素材 新規生物材料や他材料との複合材料を考察する。 13.微生物変換 微生物の生産する材料の一例を取り上げる。 14.バイオマスエネルギー 生物が生産することの出来るエネルギーを学ぶ。 15.9?14回までのまとめ
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授業の詳細4 |
◆テキスト:使用しない ◆参 考 書: 『林業実務必携』,東京農工大編(朝倉書店)◆『セルロースの材料科学』,磯貝明(東京大学出版会)◆『キチン・キトサンの話』,矢吹稔(技報堂出版)◆『バイオマス?生物エネルギー資源』,M.スレッサー,C.レウィス(共立出版) |
授業の詳細5 |
◆成績評価:筆記試験(再試験は行わない) AA:植物由来、動物由来、微生物由来の生物材料についてその物理的、化学的特徴と用途、生産方法を理解し、技術的発展を考察できる。 A:植物由来、動物由来の生物材料についてその物理的、化学的特徴と用途、生産方法を理解している。 B:上記についてほぼ理解できている。 C:生物材料の特徴を理解できている。 F:上記以外 |
授業の詳細6 |
◆履修前の受講が望ましい科目:有機化学 |
授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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