科目名 |
情報ネットワーク設計 |
担当教員 |
島村 和典 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
A106 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月3,木3 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
講義目標及び講義概要 構築目的に適う情報ネットワークの設計手法を習得する.その設計に際して必要となるな基本知識を学習し,情報ネットワークの進化方向に対する技術洞察力を培う.
講義および演習を通じて,次の水準を習得することを目標とする.
(1)情報ネットワークの構築における階層設計と各階層における要件定義の重要性を理解し,重要な設計技術項目を概説できる。 (2)IP通信技術を構築ネットワーク目標に応じて体系化した適用例を理解している. (3)情報通信ネットワークのインターワーキングノードを通信プロトコル階層に対照させて論述でき,代表的なノードについて得失を理解できる. (4)代表的なソフトウェア資源についても情報ネットワークの基本的な設計ができる. (5)一般的なシステム設計の手法について、仕様書作成からコーディング/デバッグ、サービス開始までの方法論を理解している. (6)代表的なネットワーク化されたマルチメディア情報システムの設計例について理解しており,また,サブネット管理技術としてのVPN技術を理解している. (7)情報ネットワークの構築の要求動向と関連する技術課題につき大要を理解している. |
授業の詳細2 |
講義計画 1. 次世代インターネットを目指した研究開発 講義と演習の進め方につき,オリエンテーションを行う. 情報ネットワークとして重要性の高いインターネットの次世代基盤技術を目指した研究開発動向の概観を学び,情報ネットワーク設計技術に対する学習の動機付けを明確にする.
2.情報通信システムの設計 インターネット/イントラネット/エクストラネットの要点を学習し,イインターネットワーキングの要件指向設計ポリシーと設計対象基盤技術を理解する.
3.インターネットワーキングノード インターネットワーキングノードであるリピータ,ブリッジ,ルータ,ブルータ,ゲートウェイの基本機能をOSIレイヤプロトコル機能と関連づけて理解し,設計の要点となる方式上の境界条件を学習する.
4.情報ネットワークのトポロジー設計およびアドレス設計 LANの代表的なトポロジーを学び,WANインターフェースを含むトポロジー設計の技術について理解を深める.情報ネットワークにおけるアドレス資産設計の概念を学び,代表的なアドレス設計原則を理解する.CIDRによるアドレス設計演習を行う.
5.バックボーンネットワークの設計要件 代表的なバックボーン通信方式について学習し,LAN−WAN−LANインターワーキングの技術体系オプションを理解する.
6.LANシステムの管理・運用 高度化・複雑化するLANシステムの管理・運用における管理対象機能およびMIBの構成について理解する.
7.システム設計論 一般的なシステム設計の手法について、仕様書作成からコーディング/デバッグ、サービス開始までの方法論と、具体的な設計への適用事例を学習する. |
授業の詳細3 |
8−9.電話網利用システム 情報処理ノードと既存網である電話/FAX網との融合によるマルチメディアシステムについて、方式構成/通信プロトコル/機能分担等の設計事例を学習し,インターネット通信方式との機能対比を理解する.また,方式の基盤としたマルチメディア符号化方式を理解する.
10.金融システム 情報通信システムの具体例として、銀行を中心とした金融関連ネットワークについて、その構成を理解する.
11−12.オフィスシステム LANを中心としたオフィスシステムにおけるVPNの成り立ちについて学習し、規模に応じた最適なネットワークデザインの手法について理解する.
13.キャンパス通信システム KUTのキャンパスネットワークについて理解を深め、利点および問題点等について議論する.
14.マルチメディア通信システム マルチメディア通信システムの具体例として、高精細動画通信を応用した医療情報通信システムの構成と設計について理解する.また、インターネット電話、インターネット動画 転送など、インターネットを用いた新しいサービスについて学習する.
15.到達度の確認 |
授業の詳細4 |
◆テキスト:ノート講義とする.必要に応じて参考資料,参照データを配布する. ◆参 考 書:「エクストラネット−その設計と導入−」井上英也,株式会社インプレス, ISBN4-8443-4843-4,「C/Sネットワーキング Windows NT& TCP/IP編」山本哲夫他,日経BP社, ISBN4-8222-8015-2 など
◆成績評価:演習課題と最終の筆記到達度確認により,本科目の学習技術水準を検証して評価する. 理解のまとめ演習を3回程度実施する. 各演習回の満点を8点とする. 到達水準検証の配分は,演習課題(3回の場合):24点満点, 試験(100−演習満点):76点満点 として加算する総合評価を基本とする.
AA:特に優れた成績を示したもの A :優れた成績を示したもの B :良好と認められる成績を示したもの C :合格と認められる成績を示したもの F :不合格ネットワークK」,「情報セキュリティK」
◆備 考:履修の前提となる科目=「計算機」<成績評価の基準> |
授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
オフィスアワー:教員の居室にて 月,火,木の昼休み時間帯を基本とする. |
授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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