科目名 |
地理情報論 |
担当教員 |
馬渕 泰 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
K203 |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
火4 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
現在、中山間地域では少子高齢化に起因する「地域の衰退」が深刻化してきている。その処方箋として、NPO団体や地元有志を中心として、地域を盛り上げる様々な活動が検討され実施に移されているが、成功した事例、不活発な事例と一律ではない。これは、「地域活性化」が学問体系として確立されていないところに原因の一端があり、「行政学」、「会計学」、「地理学」、「文化・人類学」、「法学」、「農学」などの学問知の融合が不可欠である。 人文地理学は、「地域活性化」の学問体系の中で、地球上で繰り広げられる様々な活動の中でも、「場所や地域」に着目した学問である。その地域の人間活動、経済活動、農業生産、など社会的要因について“その場所や地域の特性”すなわち「地域性」を明らかにし、地域の問題点の本質を提示する学問体系であり、「地域活性化」を学ぶ上で根本な学問である。 そこで、本講義は、「地域性」の抽出手法の習得を目的とする。 始めに、人文地理学の概要を説明し、次に、人文地理学研究に必要な地理的事象及び地域変化・予測の観察・調査・分析手法を、既存資料調査・地形図・空中写真判読・統計資料の図化・フィールドワーク、エスノグラフィーに関する理論を習得する。 |
授業の詳細2 |
講義計画: 本講座は、講義形式(1回〜15回)で行うとともに、随時演習(提出課題)を実施する。 講義の終わりには、地理学(地域性)に関するレポートを課す
1.人文地理学の概要 2.農業と地理学 3.産業と地理学 4.文化と地理学 5.地図学 6.地域情報としての地図・地域の分類(基礎理論) 7.地図を用いた地域性の抽出実習(土佐山田町周辺) 8.人口統計・経済統計情報を用いた地域的分布と地域特性分布の検討(基礎理論) 9.国勢調査データを用いた高齢化社会の特徴分析実習 10.企業統計データを用いた日本の産業構造の特徴抽出実習 11.フィールドワーク技法(基礎理論) 12.フィールドワークによる情報収集実習 13.地理情報システムの概要 14.地理情報システムの適用先 15.地理情報システムビジネスの現状と今後の展開 |
授業の詳細3 |
達成目標: ●人文地理学の基本的な用語と内容を理解し説明できる。 ●地域の地理的な情報(人口、農業、工業など)を、各種統計情報を用いて分析することができ、その情報から地域性を説明できる。 ●地理情報コンテンツビジネスの現状を把握するとともに、地理情報コンテンツの可能性を議論できる |
授業の詳細4 |
参考書: @地理学基礎シリーズ:1地理学概論、上野和彦・椿真智子・中村康子、朝倉出版 A地域調査ことはじめ-あるく・みる・かく-、梶田真、ナカニシヤ出版 Bフィールドワークの技法と実際、箕浦康子、ミネルヴァ書房 CシリーズGIS、柴崎亮介・村山祐司、朝倉書店 |
授業の詳細5 |
単位の認定: 評価は、@演習時の課題の提出状況と内容、A地理学に関する最終レポート、の2点から評価する AA: 90点以上 A: 80 以上90点未満 B: 70以上80点未満 C: 60以上70点未満 F: 60点未満 |
授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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