科目名 |
NPO論 |
担当教員 |
渡邊 法美 |
対象学年 |
3年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
K202 |
開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
火3,金3 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的 】NPOの主な機能は、「ひとりのこまった」を「たがいのこまった、または、みんなのこまった」に変え、それをさらに「たがいのうれしい、または、みんなのうれしい」に変えていくことにある。本講義では、私たち一人一人が、幸せに生きること、共に生きることとはどういうことかを感じ合いながら、NPOの意義を明確に理解し感じることを目的とする。NPOや市民活動の成功例を学ぶことによって、「こまった」を「うれしい」に変換するためにNPOが不可欠な役割を果たしていることを実感する。事例研究を通して、NPOの信頼性維持・資金獲得・組織マネジメントの手法、対等な契約、企業の社会的責任(CSR)などについても触れる。
【授業の進め方】 授業は三部から構成される。 第一部では,共生に関する理解と感性をさらに育み、NPOと市民活動の歴史、NPOの関連法制度、理念・ビジョン、価値・機能、組織の基礎を学ぶ。 第二部では、NPOの成功事例を学びながら、第一部で学んだ基本事項を実践的に捉え直す。 第三部では,グループ毎に、「ひとりの困った」を「みんなのうれしい」に変えるNPOを企画・立案する演習を行う。
【達成目標】 1. 共生に関する理解と感性を育む。 2. NPOの歴史、関連法制度、理念・ビジョン、価値・機能、組織の基礎を理解する。 3. 公共性について理解する。 4. NPOの実践的マネジメント例に触れ、関心がある分野でNPOの企画・立案ができる。 5. 主体的に意見を述べ、グループ活動に参画できる。 |
授業の詳細2 |
【講義日程】 第 1講 共生とは(1) −日本人は幸せか?共に生きるとは 第 2講 共生とは(2) −共生の(重層)システム 第 3講 歴史としてのNPO−市民活動とは 第 4講 法制度としてのNPO−特定非営利活動促進法と特定非営利活動法人 第 5講 理念・ビジョンとしてのNPO−市民社会とは 第 6講 価値・機能としてのNPO−「システム社会」とボランティア 第 7講 組織としてのNPO −組織マネジメントの基礎 第 8講 事例研究(1)−ハンズオン埼玉の活動 第 9講 事例研究(2)−物部川流域の環境保全活動 第10講 事例研究(3)−グラウンドワークの理念と実践 第11講 事例研究(4)−インドネシアのコミュニティとグラミン銀行 第12講 総合討論 −NPOと企業の相違点、NPOの将来像 第13講 実践演習(1)−NPOの企画・立案 第14講 実践演習(2)−NPOの企画・立案 第15講 実践演習(3)−発表
【成績評価】 出席状況と課題レポートの結果を総合して評価する. 成績評価は以下のように行う。 ◆AA:特に優れた成績を示したもの ◆A :優れた成績を示したもの ◆B :良好と認められる成績を示したもの ◆C :合格と認められる成績を示したもの ◆F :不合格 |
授業の詳細3 |
【参考図書】 ・ 宮嶋望「みんな、神様をつれてやってきた」地勇社、2008 ・ 栗原康「共生の生態学」岩波新書、1998 ・ 寺田啓佐(けいすけ)「発酵道」河出書房新社、2007 ・ 加藤哲夫「市民の日本語」、ひつじ書房、2002 ・ 加藤哲夫「NPO その本質と可能性」、2002 ・ 加藤哲夫「一夜でわかるNPOのつくり方」、主婦の友社、2005 ・ 協働→参加のまちづくり市民研究会編「私のだいじな場所」、第二版、 NPO法人市民活動情報センター・ハンズオン埼玉発行、2006 ・ 物部川漁業共同組合「物部川 史上最悪の危機の克服をめざして」、2006 ・ ムハマド・ユヌス「貧困のない世界を創る」、早川書房、2008 ・ 岩井克人「会社はこれからどうなるのか」、平凡社、2003 ・ レスターM・サラモン「NPO最前線」岩波書店、2001 ・ 佐々木毅、金泰昌編「公共哲学7 中間集団が開く公共性」東京大学出版会、2003
【留意事項】講義の内容と順番は変更することがあります。 |
授業の詳細4 |
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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