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タイトル「2012年度シラバス」、フォルダ「2012年度シラバス?マネジメント学部専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 知的資産マネジメント 
担当教員 冨澤 治,松本 平八,岡田 守 
対象学年 3年  クラス 学部:専門001 
講義室 K201  開講学期 1学期 
曜日・時限 月4,木4  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 【授業の目的 】
 グローバルな競争の時代を、知的資産なしで生き残るのは難しく、事業戦略にマッチした知的資産のポートフォリオを整備していくことが重要となる。
本講義では、知的資産の基礎や法制度を学ぶと共に、企業における知的資産マネジメントの実際を事業戦略や開発戦略との関わりを中心に学習する。

【キーワード】
知的資産、無形資産マネジメント、特許、見えない資産、競争優位性

【授業の進め方】
人間にとって知識とはいかなるものかからはじめ、権利化された知的資産の全体を把握すると同時に知識社会の到来によって重要視されてきた無形資産価値の戦略的活用について学ぶ。また個々のビジネスモデルに対して適切な知的資産マネジメントの考え方、競争優位性について学習する。授業は講義15回で一部講義の終わりに理解度を深めるため簡単な演習を行う。また講義全体の中で習熟度確認を行う。


【授業の目標】
知識社会における競争優位確立のために知的資本、知的資産のマネジメントが如何に重要であるかを理解する。
@ 知識とは何か?企業経営における知的資産の位置づけを理解する。
A 知識経営の考え方、無形資産価値の戦略的活用のあるべき姿を学習する。
B ビジネスモデルと知的資産マネジメント、競争優位性について包括的に学ぶ。
 
授業の詳細2 【授業計画】
1.知的資産概要 @(松本)  
 人間にとって知識とは如何なるものかとともに、企業経営における知的資産の位置づけを学習する。

2.知的資産概要 A(松本)
 権利化された知的資産(産業財産権)の全体を学ぶ。

3.知識社会と知識経営  (松本) 
  情報化社会から知識社会への変遷に伴って知識の重要性が増していくことを学習し、知識経営に至る考え方の変遷を学習する。

4.知識経営@  (松本) 
  知識経営の考え方や進め方を具体的事例の中で学ぶ。
 
授業の詳細3 5. 知的資産と価値 (冨澤)   
  イノベーション(利益に転換することのできる知識)と企業にとっての
  価値とを 関連付けるために、知的資本によって得られる価値について学習する。

6.競争力と無形資産 (冨澤)
  知識社会の到来により、企業経営における無形資産の重要性が高まる中で、
  無形資産価値の戦略的活用はどうあるべきかの学習を行う。

7.知識経営A  (松本) 
  知識経営の考え方や進め方を具体的事例も含めて学ぶ。

8.見えない資産のマネジメント (冨澤) 
  見えない資産の取り込みと育成、技術移転のマネジメントを事例を交えて学習する。

 
授業の詳細4 9.知識の創造 (松本) 
  人間にとって知識とはどのようなものか、知識はどのように創られていくのかを学ぶ。


10.開発戦略と知的資産 (松本) 
   企業活動における開発戦略と知的資産の関係並びに、我が国の研究開発の実態と問題点を学習する。

11.知的資産の整備と活用 (松本) 
   知的資産の整備と活用を、実際の企業経営と対比させながら学び、知的資産をどう競争優位に
   結び付けるかを学習する。

 
授業の詳細5 12.ビジネスモデルと知的資産マネジメント@ (冨澤)
   一つの製品に含まれる特許数が少数の場合、あるいは複雑化した製品のように1製品に多数技術が必要と
なる場合など製品によって知的資産マネジメントの方向性が大きくかわる。ここでは独占市場形成型ビジネスモデル
と技術相互利用型ビジネスモデルにおける知的資産マネジメントの考え方を学ぶ。


13.ビジネスモデルと知的資産マネジメントA(冨澤)
   インテルのような基幹部品で主導するビジネスモデル、あるいはアップルのような完成品の製品コンセプト
で主導するビジネスモデルにおける知的資産マネジメントを学習する。

14.総括 (冨澤)
講義全体の重要課題についてのまとめと、知的資産マネジメント基礎理論の総括を行う。

15 習熟度確認(冨澤) 
   知的資産マネジメント全体にわたる習熟度の確認を行う。 
授業の詳細6 【成績評価】

成績の評価のため、毎回の授業の最後に実施する理解度確認の演習、および習熟度確認の評価を総合して成績を
つける。

 AA  Aに加えて企業の無形資産マネジメントに関して独自の問題提起ができるレベル
 A  Bに加えてビジネスモデルとそれにふさわしい知的資産マネジメントの姿を理解できるレベル
 B  Cに加えて無形資産価値と競争優位性に関して理解できたレベル
 C  知識、知的資産、企業経営の基本的な関係が理解できたレベル 
 F  Cの判定に達しないもの

【その他】
テキスト
 教材のプリントは授業中に配布する

参考書
知的資産マネジメントに関して以下の参考書を授業日程の進行と平行して読むことによって
理解を深めてもらう。

(1)伊丹 敬之 「見えざる資産の戦略と論理」 日本経済新聞社  2004年
(2)パトリック サリバン 「知的経営の真髄」、東洋経済新報社、2002年
(3)バーゲルマン 「イノベーションの戦略的マネジメント」翔泳社、2007年
(4)「事業戦略と知的財産マネジメント」、経済産業省 特許庁 2011年3月


 
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