科目名 |
起業論 |
担当教員 |
生島 淳,前川 洋一郎 |
対象学年 |
1年,2年,3年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
1学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
【授業の目的】 ◎低迷する日本経済の再興を図るため、様々な分野での「起業」の重要性が増している。これは、いわゆる個人起業家によるベンチャーの振興のみならず、いわゆる企業内起業家による大企業病に犯された企業での企業内改革の一環として、また国策としての大学発ベンチャーの振興や日本の技術経営戦略など様々な期待や課題を包含するテーマでもある。 ◎本科目では、このホットなテーマとしての「起業」について、具体的にどのようにしてこの課題をはたしていくのか、受講者が考えていくための基礎知識・分析手法を提示していく。 ◎授業における講義や議論を通じて、起業家的な精神を醸成していく。
【授業の進め方】 ◎今年度の授業は、本学の教員や客員教授、可能ならば外部講師による講義も織り交ぜながら進める。 ◎そのなかで新規事業の創造や起業家精神の醸成の参考となる様々なケースを紹介し、ときにはそのケースについて検討を加える。 ◎ただし、受講生との質疑応答、受講生同士の議論などが、理解を深めていくための重要なファクターであるので、能動的に授業に参加していく姿勢が受講生には求められる。
【到達目標】 ◎「起業」をめぐる歴史的・今日的課題としてどのようなことがあるのか、またその課題解決のための方法論としてどのようなものがあるのか等、起業に関するひととおりの知識を習得するとともに、実際にこれを活用して実践活動を切り開いていくための「知恵」を身に着ける。 |
授業の詳細2 |
【授業計画】 実際の授業では、外部講師等ゲストとの調整を行いつつ柔軟に対応していくが、大体の骨格は以下のとうりである。
1.起業と戦略 そもそも何故いま「起業」について考えることが必要なのか、「起業」をめぐる問題や課題にはどのようなものがあるのか概観し、起業における「戦略」の重要性についてビデオによる事例などを見ながら考える。 2.起業と起業家 起業家といわれる人々の行動や考え方を通して、「起業というものの本質は何であるのか」を考えていく。時間があればビデオを用いた事例をもとに、クラス討議を行なう。 3.ベンチャーとベンチャー支援環境 日本および米国や中国などにおけるベンチャーの性格とベンチャーをとりまく環境について考える。
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授業の詳細3 |
4.新規事業の方法論 企業の中で、新製品開発や新規事業をどのように行なっていったらよいか、ひとつの方法論としてのコンカレント・モデル、ステージゲート方式などについて紹介する。 また、21世紀は、インターネットによる知識社会として、またグローバル化やローカル化、様々な産業のアーキテクチャー(構造)の破壊的改変、パラダイムシフトと、大きな変革と変動の時代である。こうした時代を生き抜くビジネスの本質とは何なのか、一緒に考えていく。 |
授業の詳細4 |
【成績評価】 ◎クラスへの参加、議論・討議への貢献度50点、レポート50点とし、以下のように評価する。 F:〜60点 C:60〜69点 B:70〜79点 A:80〜89点 AA:90点〜
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授業の詳細5 |
◇教科書 指定せず、毎回パワーポイント及び配布資料にて行う。
◇参考書 北尾吉孝[2010]『起業の教科書』東洋経済新報社。 松田修一[1997]『起業論』日本経済新聞社。 平野真[2005]『技術者のための起業マニュアル』創風社。 平野真[2008]『地域発「価値創造」企業』丸善出版。 その他、授業の中で随時紹介する。
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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