科目名 |
ビジネスプラン |
担当教員 |
平野 真 |
対象学年 |
1年,2年,3年 |
クラス |
院:専門001 |
講義室 |
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開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
◆授業の目的 起業において、また企業内での事業化や新規事業提案において、事前準備としてのビジネス・プラン作成は極めて重要、不可欠なものである。本科目では、ビジネス・プラン作成の手法について学ぶ。また、本科目では、ビジネス・プラン作成プロセスを通じて、ビジネスの基礎となるチームワークやリーダーシップについて学ぶことも、第2の目的としている。
◆授業の進め方 本科目は、基本的に受講者の演習をベースに組み立てられる。即ち、受講者は、本科目を通じて自分の(或いは自分たちの)ビジネス・プランを作り上げ、最後の授業で発表を行なう。このため、教科書の内容については、事前によく自習し、理解しておくことが求められる。
◆到達目標 受講者が自分のアイデアをもとに、基本的なビジネス・プランを作成・提案発表する能力を身につけることを目標とする。
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授業の詳細2 |
◆授業計画 本授業は、実技中心であり、参加者のモチベーションや技量に大きく依存するので、実際に集った参加者の状況を見ながら、柔軟に授業を進める。 予定している大体の構成は以下のとうりである。 1.ビジネス・プラン企画書とは? ビジネス・プランの企画書作成は、起業や新規事業提案に不可欠な第一の関門である。企画書はビジネスの核となる内容を計画として提示し、ベンチャー・キャピタリストへの投資勧誘や企業幹部への方針誘導のキーツールであるばかりでなく、起業後・事業開始後の事業運営(開発、製造、営業、販売、経営戦略、資金・人材等の運用)指針となる。具体的な企画書事例を見ながら、プラニングにおける留意点を学ぶ。 2.アイデア創出 ビジネスの基本は需要と供給の結合であり、ニーズの発見とシ?ズの発掘が基本となる。そして重要なのは、これらを結合させるアイデアである。このアイデアをどのように創出し育てていくか、米国イデア社の事例などを参考に、ブレーンストーミングの実習を行い、アイデア創出の手法を学んでいく。また、インサイトマーケティングの専門家をゲストに迎えて、ワークショップを行うこともかんがえている。 |
授業の詳細3 |
3.商品企画と事業戦略 アイデア創出の練習として、実際に商品企画、マーケティング、商品開発の進め方を、実習を交えながら学んでいく。またこの実習を通じて、商品やサービスを市場と結びつけ開拓し、ビジネス化していく作業としてのマーケティングの基本について学習・整理する。産業におけるバリュー・チェーンの分析とビジネス・モデルがどのように深くかかわっているかなど、バリュー解析をビジネス・モデル創出へと結び付けることも学んでいく。 更に、利益の源泉となる「コストと価格」との関係、これと関連した「ブランド戦略」などについて考えながら、ビジネスを成立させるための事業戦略の重要性についても考える。また様々な戦略の一貫性と相乗効果について考える。 4.ビジネス・プラン・プレゼンテーション 受講者は演習としてビジネス・プラン作成を実体験する。これは、ビジネスのアイデアをまとめるだけでなく、チームワークやリーダーシップの実習としても、位置付けられる。受講者の人数に応じて、チーム毎に提案書をまとめたり、プレゼンテーションを行うことも行ないたい。各チームは自分達の発表だけでなく、他のチームの発表に対する討議や講評も求められる。評価は、チーム毎になされるほか、チーム内での相互評価をもとに、各個人のチームへの貢献度も評価される。
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授業の詳細4 |
◆成績評価 クラスへの参加、議論・討議への貢献度 50点、 ビジネス・プラン・プレゼンテーション(実演、スライド提出、相互評価シートを含む) 50点
F:60点未満 C:60−69点 B:70−79点 A:80−89点 AA:90点以上
◆教科書(必読) 平野 真『技術者のための起業マニュアル』(創風社):書店にて各自事前購入し、自習しておくこと。
◆履修上の注意 後半は学生のワークショップ中心の授業である。
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授業の詳細5 |
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授業の詳細6 |
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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