科目名 |
計算機言語第1 |
担当教員 |
松崎 公紀 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
C−1WS |
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
月4,木4 |
単位区分 |
選択 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
2 |
準備事項 |
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備考 |
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授業の詳細1 |
◆授業の目的
本授業では, プログラミング学習の最初として, プログラミング言語のひとつであるC言語によるプログラミングを学習する.
プログラミング言語とは, 計算機ソフトウェアのプログラムを記述するために用いられる言語である. その中でC言語は, さまざまな計算機ソフトウェアの開発の場面で用いられており, また多くのプログラミング言語に共通する基本概念を持つ言語でもある. 本授業で扱うプログラミング手法は, 手続き型プログラミングとも呼ばれるものである. |
授業の詳細2 |
◆授業の進め方
最初にプログラミングにおける基本概念について学習する. その後, C言語の基本を学び, さらに手続き型言語プログラミングにおいて重要な考え方である, 構造化, 関数定義, ポインタ, 再帰処理などについて進めていく. 授業の時間のうち, その40%程度の時間を座学形式での講義にあて, 残りの時間は実際にプログラミングを実習とする. 講義では, 付帯的に問題分析やプログラム設計の基礎についての説明を行い, プログラミング作業全体に対する知識を深める. 実習を通して, 実際に動くプログラムを作成できる能力を身に付ける.
◆キーワード Cプログラミング, 手続き型言語プログラミング
◆達成目標
本授業により, プログラミングの基本を身につけ, プログラム作成に必要なC言語の基礎知識を修得する. これにより, (1) アルゴリズムや計算機の仕組みについての今後の科目での説明を理解できるようになる, (2) 実際に行われているような高度なプログラミングに必要な基礎知識を習得する. |
授業の詳細3 |
◆授業計画
以下に, 授業で取り扱う内容を示す. ただし, 授業の内容のおおまかな流れを表すものであり, 受講者の理解の進度に合わせて内容量や順序を調整することがある.
1. ガイダンス・まずは指示通りやってみよう 与えられたCプログラムをそのまま入力して, プログラムを動かすことをまず体感する.
2. プログラミングその前に プログラミングを行う上で必要となる基礎知識について, 復習・勉強する.
3. プログラミングとは何か? 本授業で初めて取り組むプログラミングについて, それが一体どのようなものなのか, 何を行う必要があるのか, などについて必要なところを簡単に学ぶ. また, プログラミングやプログラム言語の歴史的な経緯について知る. 4. Cプログラミング基礎 (1) まず最初のC言語プログラミングとして, 出力 (printf), 変数, 代入を用いた簡単なプログラミングを習得する. 5. Cプログラミング基礎 (2) 分岐 (if文) を習得する. 6. Cプログラミング基礎 (3) 繰り返し (for文) を習得する.
7. Cプログラミング基礎 (4) 配列について習得する.
8. 基礎演習 4〜7のCプログラミング基礎について演習を行い, 理解を含める.
9. 習熟度確認 プログラミングの基礎知識, Cプログラミングの基礎について習熟度を確認する. |
授業の詳細4 |
10. より高度なプログラミング (1) 関数を用いたプログラミングを習得する.
11. より高度なプログラミング (2) ポインタを用いたプログラミングの基礎を習得する.
12. より高度なプログラミング (3) 入力・出力を伴うプログラミングを習得する.
13. より高度なプログラミング (4) それまでの授業で扱わなかった内容のうち重要な概念について紹介する.
14. 発展演習 演習を通じて, これまでの内容および関連する概念についての理解を深める.
15. 習熟度確認 授業で取り上げた項目の全範囲について習熟度の確認を行う. |
授業の詳細5 |
◆成績評価
中間試験・最終試験の成績 (60%) およびレポート (40%) により評価し, その基準は以下の通りとする.
AA: 90点以上 A: 80点以上, 90点未満 B: 70点以上, 80点未満 C: 60点以上, 70点未満 F: 60点未満
なお, 上記評価を与える学生に対して, 教員が期待する到達度は次の通りである.
AA, A: 講義全体の内容を理解し, それらを用いることで50行程度以上のCプログラムを独力で作成することができる能力に到達した. B, C: 講義前半の基礎の内容を理解し, それらを用いることで20行程度のCプログラムを作成することができる能力に到達した. |
授業の詳細6 |
◆テキスト
本授業用の指導書を用いる. 指導書の実費1000円 (予定).
◆参考書
[C言語に関してしっかり学ぶための本] レス ハンコック, サバ ゼミール, モーリス クリーガー (著) 倉骨 彰, 三浦 明美 (翻訳):「C言語入門」改訂第3版, アスキー (1992)
[プログラミングに必要な知識を補完するため本] 村山 公保 (著):「Cプログラミング入門以前」毎日コミュニケーションズ (2006)
[講義の内容についていくのが大変な人向けの本] 高橋 麻奈 (著)「やさしいC」第3版, ソフトバンククリエイティブ (2007)
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授業の詳細7 |
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授業の詳細8 |
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授業の詳細9 |
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授業の詳細10 |
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