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タイトル「2012年度シラバス」、フォルダ「2012年度シラバス?社会システム工学科専門科目
シラバスの詳細は以下となります。
科目名 居住環境整備計画 
担当教員 大谷 英人 
対象学年 4年  クラス 学部:専門001 
講義室 B101  開講学期 2学期 
曜日・時限 木3,木4  単位区分 選択 
授業形態 一般講義  単位数
準備事項  
備考  
授業の詳細1 【授業の目的】
 主に既成市街地における居住環境整備計画の策定に必要な専門的な知識の習得をはかる.そのため,居住環境整備計画の全体像と策定手順や現況分析手法,そして,道路や住宅,公園等の計画手法を学ぶと共に,演習として,学生一人一人が土佐山田町の既成市街地の任意の地区選定し,その地区の現況と課題及び居住環境整備の計画を策定する.本講義は,都市計画行政,または都市計画コンサルタント,その他のプランニングに関わる者にとっての基本的な知識を提供するものである.

【授業の概要】
1.キーワード
 居住環境,コミュニティ,都市問題,環境改善,整備計画,土地利用計画,建物計画,道路計画,公園・緑地計画,景観計画,地区計画

2.講義の進め方
 初めに、居住環境整備計画の全体像と策定手順等を知り,各種の現況把握手法を理解し,計画課題の整理とその表現を学ぶ.次に,居住環境整備に関わる事業手法や 今日中環境の整備手法(住宅・道路・公園・景観等)について学習する.
 途中に@中間課題のプレゼンテーション中間発表と,最後に,Aプレゼンテーション最終発表を行う.
 
3.課題
 @プレゼンテーションT(中間発表)−地区の現況を把握し,課題を抽出する.成果品は,第2回講義から第5回講義までの講義を受講し,その受講結果を踏まえて,各々がこの学習課題の目的に必要と思われるものを作成する.
 AプレゼンテーションU(最終発表)−地区の居住環境整備計画を提案する.成果品は,第7回講義から第14回講義までの講義を受講し,その受講結果を踏まえて,各々がこの学習課題の目的に必要と思われるものを作成する.
 Bレポート(報告書提出)−上記,2つをまとめて報告書を作成する.

【授業の目標】
1.居住環境整備計画策定に必要な専門的な知識を得る.
2.演習として,土佐山田町の地区の現況を把握し,課題を抽出し,居住環境整備計画を提案する.
 
授業の詳細2
【授業計画】
1.居住環境整備計画の全体像と策定手順等
 居住環境整備計画とは何か.また,居住環境整備の歴史や計画策定手順(プランニングプロセス)へ,住民参加方法等について学習する.
2.統計情報等からの現況分析
 対象地区の位置付けや歴史,人口等の社会的条件に関する情報(よく用いられる統計資料等)の収集方法や,それらを整理・分析する方法について学習する.
3.地図情報等からの現況分析
 土地利用,道路状況,建築物の状況,地域施設の分布状況等について,主に地図をベースに,その整理・分析方法について学習する.
4.計画に必要な調査手法
 計画に必要な調査の種類・方法と原則を学習するとともに,アンケート調査等の具体的な調査方法について学習する.
5.計画課題の整理とその表現
 状況の分析に基づいた問題点や,計画課題を整理し,それらを表現する方法(問題図,整備課題図の作成)について学習する.
6.課題に対する個別指導(演習)
 課題に対する個別指導を行う.
7.事業手法
 住宅施策の変遷と各種法制度,居住環境整備に関わる事業手法について学習する.
8.中間発表
 提出されたプレゼンテーション1の中から約5名程度を選定し,一人につき約10分位で報告をする.
9.住環境の整備方法
 基本的人権として『住宅』,住宅地の計画単位,宅地規模と街区,住区構成について学習する.
10.行動環境の整備手法
 道路を中心に道路の体系と種類,住居地区の道路交通システム,住区地区の道路パターン,整備水準等について学習する.
11.施設環境の整備手法
 シビルミニマムとコミュニティの単位,施設整備の水準,集会施設等の整備及び公園緑地の水準や公園緑地計画手法について学習する.
12.相隣環境の整備手法
 建築協定,緑化協定等の制度,相隣環境を保全に関わる住民の運動,町並み景観形成計画等について学習する.
13.課題に対する個別指導(演習)
 課題に対する個別指導を行う.
14.最終報告T
 提出されたプレゼンテーション1の中から約5名程度を選定し,一人につき約10分位で報告をする.
15.最終報告U
 提出されたプレゼンテーション1の中から約5名程度を選定し,一人につき約10分位で報告をする.
 
授業の詳細3 【成績評価】
本講義の評価は,@第8回に発表するプレゼンテーションTと,A第14〜15回で発表するプレゼンテーションU,Bそして,これら2つをまとめたレポートとする.


◆AA:居住環境整備計画の策定を完全にマスターしている(90点以上)
◆A:居住環境整備計画の策定ができる(80点以上)
◆B:居住環境整備計画の策定がほぼできる(70点以上)
◆C:居住環境整備計画策定のための最低限度の知識がある(60点以上)

【その他】
◇テキスト
 大谷英人,2006,居住環境整備計画,高知まちづくり支援ネットワーク。

◇参考図書
 三村浩史.1997.地域共生の都市計画.学芸出版社,日笠端・目端康雄.1993.都市計画(第3版).共立出版,佐藤圭二・杉野尚夫.1994.都市計画総論.鹿島出版会,

◇履修前の受講が望ましい科目
「建築史」(2年),「まちづくり計画」(2年),「住宅設計」(2年),「都市計画」(3年),「建築計画」(3年)

◇備考
 建築・都市デサイン専攻の専門科目
 1級及び2級建築士受験資格取得のための必修科目である。
 オフィースアワー:毎週金曜日の2時限目
 連絡先:B棟402室 
 
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