科目名 |
教育史 |
担当教員 |
曽我 雅比児 |
対象学年 |
1年 |
クラス |
学部:専門001 |
講義室 |
|
開講学期 |
2学期 |
曜日・時限 |
時間外 |
単位区分 |
査定外 |
授業形態 |
一般講義 |
単位数 |
0 |
準備事項 |
|
備考 |
|
授業の詳細1 |
授業の到達目標及びテーマ 1.西欧と日本社会で、歴史の各時代において「善き人」(理想的人間像)とはどのような人と見なされてきたのか、そしてその「善き人」を作るためにどのような教育が行われてきたのかを理解する。 2.それぞれの時代・社会は学校教育に何を期待し、学校はそれにどう応えてきたのかを理解する。 3.特に日本の近代公教育制度(義務教育)が作られていく中で、教師たちには何が期待され、彼らはその役割を果たす中で自らの職業的自覚をどうとらえてきたかを考えることができる。 |
授業の詳細2 |
授業の概要 西欧と日本における教育の歩みをそれぞれ概観する。 授業は以下2点を主テーマに沿って展開する。 @それぞれの時代・社会において「善き人」はどう構想されてきたか、A各時代・社会が学校に何を期待してきたか。 実際の授業では、古代?近世の教育を概説した後、近代公教育制度の成立過程に重点を置く。 制度成立をもたらした社会的、思想的、政治的背景を考察しながら、歴史的に検討する。 それを通じて、現代教育を歴史的に相対化できる視座を養い、教育という人間的営為についての原理的理解を目指す。 |
授業の詳細3 |
授業計画 (西欧篇) 第1回:古代の教育?人間の善さについての自覚の発生? 第2回:中世の教育?教会の教育支配とルネサンス運動? 第3回:絶対主義国家の民衆教育?公教育の登場? 第4回:啓蒙主義の教育思想?近代市民社会形成と公教育構想? 第5回:近代教育思想の系譜?実学主義教育観と「子どもの発見」 第6回:近代教育制度の成立と展開1?産業革命と公教育政策? 第7回:近代教育制度の成立と展開2?国民国家創設と義務教育? 第8回:公教育制度の拡充?新教育運動と中等教育改革? (日本篇) 第9回:古代と中世の教育?エリートの生活と理想的人間像 第10回:江戸時代の教育?武士の教育と町人の学び 第11回:教育の近代化への試行?学校への期待の相克? 第12回:近代公教育制度の確立?教育勅語体制と教師の役割? 第13回:戦争と教育?大正新教育運動から皇国民教育へー 第14回:戦後の教育?戦後教育改革と再編成? 第15回:総括 定期試験 |
授業の詳細4 |
テキスト 1.曽我雅比児『近代公教育の歴史と法制』大学教育出版、2007年 2. 〃 「教育の歴史的構造」(現代教職研究会編『教育と学校』所収、1986年) 3. 〃 「日本教育の発展史」(TEES研究会編『学校と教師』所収、1991年) 4. 〃 「学校運営組織の歴史・課題・構造」(科学教育研究会編『21世紀の教育』所収、1991年) |
授業の詳細5 |
参考書・参考資料等 特になし |
授業の詳細6 |
学生に対する評価 定期試験、対授業コメントおよび授業態度(20%)を総合して評価する |
授業の詳細7 |
|
授業の詳細8 |
|
授業の詳細9 |
|
授業の詳細10 |
|