平成22年度地域活性化シリーズ講演会

前年度に引き続き、シリーズ講演会を開催。

講演会シリーズ

第4回高知の高齢者ドライバーを考える

日時:2010年11月29日(月)15:00〜17:30
会場:高知工科大学 教育研究棟C棟 1階 C101教室

開催趣旨

警察庁平成22年交通安全白書によると、高齢者を取り巻く交通情勢として、平成21年中の交通事故死者数の年齢別の 65歳以上の比率がほぼ半数(49.9%)と高く、又、10年前との比較では、全体の交通事故死者数の減少率は45.4%と高いにも 拘らず、75歳以上の減少率は6.6%に留まっています。 とりわけ、高齢者化が進む高知県において、高齢者ドライバーの安 全性を確保する事は、喫緊の課題です。
そこで、高齢者ドライバーの安全性について、種々の視点から、専門家による講 演会を下記のとおり開催いたします。

  • 主催:高知工科大学地域連携機構
  • 共催:東京大学先進モビリティ研究センター
  • 協賛:高知県警察,高知検診クリニック
  • 講師:
    刈谷斉(高知県警察本部交通部参事官兼交通企画課長)
    岡田訓(高知県警察本部交通部運転免許センター教習所指導係兼技能試験係兼運転適性相談係 技監兼係長)
    中野公彦(東京大学大学院情報学環 准教授)
    朴啓彰(高知検診クリニック脳ドックセンター長・高知工科大学地域連携機構 客員教授)

プログラム

14:30受付開始
15:00〜15:10開会挨拶
第一部
15:10〜15:40講演1 「高齢者の交通事故アレコレ 」刈谷 斉
15:40〜16:10講演2 「高齢運転者の免許更新の実態と免許制度」岡田 訓
第二部
16:10〜16:40講演3 「新しいテクノロジーを活用した安全で安心なモビリティの確保」 中野公彦
16:40〜17:10講演4 「頭部MRIでわかるあなたの安全運転-白質病変で事故がおこりやすくなる?-」 朴 啓彰
17:10〜17:20質疑討論
17:20〜17:30閉会挨拶 須田 義大(東京大学先進モビリティ研究センター・センター長)

チラシ(1MB)

講演記録(352KB)

第3回食品加工技術・衛生研修-鮮度保持技術を学ぶ-

日時:2010年8月27日(金)13:30〜15:30
会場:南国市 グレース浜すし
主催:南国市地域雇用創出推進協議会
講師:松本 泰典(地域連携機構ものづくり先端技術研究室)

講演記録

8月27日(金)、南国市グレース浜すしにおいて、南国市地域雇用創出推進協議会主催の「食品加工技術・衛生研修」が開催され、研修テーマ「魚介類を保つために開発したスラリーアイスの特徴とその応用」について、本学地域連携機構 連携研究センター ものづくり先端技術研究 松本泰典室長、および当該装置を本学と共同開発した株式会社泉井鐵工所 代表取締役 泉井安久様が、研究、開発のそれぞれの立場で講演されました。
泉井社長から、会社の事業経歴や、本学との共同開発に成功したスラリーアイス製造装置事業について講演いただき、その後、本学松本室長から、スラリーアイスの特長、製造システム、かつお等の鮮度保持で地域活性化を狙う中土佐町との取り組み、新たな取り組みである凍結濃縮装置の開発について講演いたしました。
本研修会には、地元の漁協関係者、関連企業、自治体、一般受講者など約50名の方が参加され、講演の後、活発に質疑応答が交わされました。また、スラリーアイスの現物と共に、スラリーアイスで保存、運搬した、朝どれのアジなどの鮮魚が披露され、出席者は、実際に手に取り、スラリーアイスのきめ細かさや、鮮魚の新鮮さを実感されておられました。

第2回投資資金とファンドの仕組み勉強会

日時:2010年7月13日(火)14:00〜16:20
会場:高知工科大学 教育研究棟C棟 5階プレゼンルーム
主催:高知工科大学地域連携機構
講師:木口愛友(ISCアドバイザーズLLC代表)

講演記録

地域連携機構による地域活性化シリーズの勉強会として、証券アナリストの木口愛友(きぐちよしすけ)氏を講師にお招きし、「投資資金とファンドの仕組み〜地域活性化への応用可能性〜」と題する講演をいただいた。
参加者は、工科大関係者のほか、議員、自治体関係など外部の招待者も含め27名。

講演記録(234KB)

第1回鉄鋼スラグを用いた藻場再生について

日時:2010年5月18日(火)15:30〜17:30
会場:室戸市 ホテル明星
主催:高知工科大学地域連携機構
講師:堤 直人(新日本製鐵株式会社 技術開発本部)

講演記録

地域連携機構の連携企画研究室(室長:中田愼介教授)では、コンクリート廃材を活用した漁礁の造成という課題に取り組んでいる。
平成21年度、国土交通省が「建設業と地域の元気回復助成事業」を開始したのを受けて、県、室戸市や高知県建設業協会などが室戸地区天然資源回復協議会を組織し、この事業に採択された。
今回、同協議会のワーキンググループ(中田委員長)による検討の一環として、鉄鋼スラグを用いた藻場の造成に早くから取り組んでいる新日本製鐵株式会社より、技術開発本部、環境・プロセス研究開発センターの堤直人氏をお招きし、これまでの取組の経緯や実験結果の知見を講義していただく機会を設けた。参加者は、協議会のメンバーを中心に約30名。

講演記録(361KB)