Lesson33
報告とお礼
内定が決まったら、お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えましょう。
1お世話になった人たちへの報告とお礼の仕方
内定をもらったら、お世話になった人たちに電話で報告とお礼をします。その後、感謝の気持ちを手紙に書いて、なるべく早く出しましょう。もちろん内定先にもお礼状を出しましょう。
(1)電話でお礼を述べるときのポイント
- 相手の都合に合わせた時間帯にかけること。
- かける前に要点を整理しておくこと。
- かけたとき、必ず自分から名乗ること。
- 感謝の気持ちが相手に伝わるようにすること。
- 落ち着いて話ができるように静かな場所からかけること。
(2)お礼の手紙を書くときのポイント
- 手紙を出すタイミングを失わないようにすること。
- 手紙には正式なルールがあるので、基本的な形式にのっとって書くこと。
- 字は丁寧に、太くはっきりと書くこと。
- 内定に至るまでの報告を兼ねて感謝の気持ちが相手に伝わるようにすること。
2電話・手紙の実例
(1)電話
OB・OGへの報告
先日はいろいろとアドバイスをいただきまして、ありがとうございました。おかげさまで第一志望の御社から内定のご連絡をいただきました。まずはご報告をと思いましてお電話致しました。これも先輩の親切なご指導のおかげだと、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
紹介者への報告
先日、◎◎株式会社受験のご報告をさせていただきましたが、お力添えいただきましたおかげで、本日内定の通知をいただくことができました。これもみな▽▽様のご尽力のおかげと、深く感謝致しております。家族の者からもくれぐれもよろしく伝えてほしいとのことでございます。あらためてご挨拶に伺うつもりですが、取り急ぎお電話でご報告致します。本当にありがとうございました。
●携帯電話は電波の安定した静かな場所で
内定の報告とお礼で電話をかける場合、途中で切れるなどの失礼がないよう、電波の安定した静かな場所からかけましょう

●不採用でもお礼の連絡を
縁故の紹介者を通して受験しても、不採用になることが少なくありません。不採用という事実をきちんと受け止め、紹介者の方に報告とお礼の連絡を入れましょう。良い結果が出せなくても、人の縁が続いていくことを覚えておきましょう。
●時候の挨拶例
- 1月→新春の候
- 2月→春寒の候
- 3月→早春の候
- 4月→春暖の候
- 5月→新緑の候
- 6月→初夏の候
- 7月→盛夏の候
- 8月→晩夏の候
- 9月→初秋の候
- 10月→秋冷の候
- 11月→晩秋の候
- 12月→師走の候
