修士課程コース紹介 : 高知工科大学

高知工科大学

修士課程コース紹介

修士課程
(平成28年度まで)

物質生命システム工学コース

イメージ写真人類社会が将来にわたって持続的に発展していくためには,自然と調和のとれた物質循環とエネルギーの流れを確立しなければなりません。本コースでは,製造のためのエネルギーコストが低く,しかも自然界を循環する環境調和型物質のデザインや実用化のための研究に取り組んでいます。次世代の基盤材料技術を担う優れた研究者,技術者の育成をめざし,新材料の創製やその特性を評価する方法・技術を教育します。


指導教員一覧

前田 敏彦 教授・博士(工学)

専門分野:材料工学,無機材料,酸化物超伝導材料
研究テーマ:高温超伝導酸化物材料の物性と応用

1) (Pb,Cu)Sr2(Y,Ca)Cu2Oz および類縁物質の結晶化学
 高温超伝導物質における典型的な結晶構造の一つであるいわゆる "1-2-1-2" 型構造をもつ複合銅酸化物群は,多様な元素置換を許容し,超伝導の発現・抑制の機構を調べる対象として好適である.本テーマでは,約 50 K の臨界温度(Tc)を有する (Pb,Cu)Sr2(Y,Ca)Cu2Oz を基本物質として,様々な "1-2-1-2" 型物質の設計,合成を行い,結晶構造,化学組成,輸送特性,酸素不定比性等の評価による結晶化学的研究を進めている.
2) REBa2Cu3Oz 薄膜の臨界電流特性向上
 REBa2Cu3Oz(RE-"1-2-3";RE:希土類元素)は,液体窒素温度以上の Tc が確認された最初の超伝導物質で,薄膜超伝導線材への適用が期待されている.本テーマでは,Nd:YAG レーザの 4 倍波紫外光(波長 266 nm)を用いたパルスレーザ蒸着(PLD)法により RE-"1-2-3" 薄膜を作製し,人工ピン導入による磁場下での高臨界電流密度化について検討を進めている.

榎本 惠一 教授・理学博士

専門分野:生化学
研究テーマ:
1)海洋細菌が産生する抗腫瘍性色素の研究
2)枯草菌における抗原ペプチドの発現

1) 海洋細菌が産生するヴィオラセインやプロディジオシン等の色素は,腫瘍細胞のアポトーシスを誘導する。また,これらの色素の生合成は,クオラムセンシングと呼ばれる機構によって制御されている。色素の作用及び色素産生の制御について研究する。
2) 枯草菌は安全性の高い有用細菌である。スギ花粉症の原因となる抗原ペプチドの遺伝子を枯草菌に導入し,抗原ペプチドを発現させる研究を行う。発現された抗原ペプチドは,花粉症の治療材料として役立つことが期待される。

大濱 武 教授・理学博士

専門分野:分子遺伝学
研究テーマ:単細胞緑藻を用いた遺伝子工学

単細胞緑藻は陸上植物に較べ,遺伝子重複が少なく培養も容易であることから植物細胞における遺伝子発現とその制御機構を解析するのに好都合である。藻類の中でもクラミドモナスは核,ミトコンドリア,葉緑体の形質転換が可能である。これまでに,ゲノム配列が決定されて,ESTやBACのライブラリー,突然変異株の利用が可能なモデル生物である。細胞分裂に要する時間が約12時間と短く,栄養増殖細胞がハプロイドである事から,基礎分子遺伝解析のすぐれた材料である。この生物を研究材料として以下のテーマで研究をしている。
1)RNAi経路とそれに関連する遺伝子群の解析
2)オルガネライントロンの水平転移機構の解析
3)葉緑体における外来有用タンパク生産系の確立
また,炭化水素を大量に蓄積する群体性の緑藻Botryococcus brauniiについても,その炭化水素合成系遺伝子の解析と,合成経路の改変に必要な技術開発を行う。

河野 日出夫 教授・博士(理学)

専門分野:ナノ物質科学
研究テーマ:ナノスケールで発現する新規構造・現象

ナノメートルスケールのワイヤ、チューブ、リボン、粒子などの新規構造創製に挑んでいる。また、それらが関わる新現象も探索している。生成手法は化学気相堆積法やレーザーアブレーション法など。透過型電子顕微鏡法を主力の観察・分析手法としている。

小廣 和哉 教授・工学博士

専門分野:有機合成化学,ナノ化学
研究テーマ:有機合成化学,構造有機化学,有機無機ハイブリッドナノ粒子科学

低極性,低粘性,高浸透性等の特異な物性を有する超臨界流体を反応媒体とし,新規有機変換反応の探索や無機物ナノ粒子および有機‐無機ハイブリッドナノ粒子の合成研究を行う.また,超臨界流体中での物質変換メカニズムを解明する.さらに,新規ナノ粒子の応用として,生体機能制御材料,医学療法,機能性材料,触媒反応等への応用展開を図る.

柴田 清孝 教授・博士(理学)

専門分野:気候科学、大気物理、大気化学
研究テーマ:
(1)気候変動・地球温暖化の研究
近年頻発している異常気象や地球温暖化などの気候変動について実態把握や影響評価を大陸規模から府県規模まで種々のスケールで行う。そのためには気候変動を自然変動(太陽・火山噴火などによる)と人為変動(二酸化炭素の増加などによる)に分け、観測値を使って過去から現在の解析を行う。また、気候モデルなどによる数値実験値・予測値を使っても解析を行う。

(2)中層大気の研究
高度12〜50kmの成層圏はその下の対流圏と異なり上空ほど温度が高く大気波動と太陽放射・赤外放射が相互作用してオゾン層を形成している。この成層圏オゾンに関する現象や大気波動が引き起こす熱帯成層圏の準二年振動や中高緯度の冬季の突然昇温などについて研究する。

杉本 隆一 教授・工学博士

専門分野:有機金属化学・高分子化学
研究テーマ:
1)バイオベース高分子材料の開発
2) 有機金属化合物による高分子合成研究
3)電子・光機能性π共役高分子の応用研究

枯渇性資源の節約やカーボンニュートラルといった視点から天然素材を原料にした高分子材料の開発を行っている。特に有機金属化合物を高分子合成に用いることで高分子の構造制御が可能になり汎用高分子の高性能・高機能化が期待される。
さらに分子内にπ共役系を有する高分子では,フィルム,シート,ファイバー,微粒子などに容易に加工ができるという高分子の特徴を活かして電子・光機能材料としての応用を検討している。

全 卓樹 教授・理学博士

専門分野:理論物理学,量子力学
研究テーマ:量子力学,量子状態制御

量子論の誕生から100年経った今,物質の自在な量子力学的操作がナノテクノロジーとしてまさに始まろうとしている。ベリー位相,量子アノマリ,フェルミオン-ボソン双対性...これらエキゾティックな量子諸現象の究明が高雅な遊戯であると同時に量子テクノロジーとして実用に結びつく,そんな未来を目指した研究を君たちとともに行いたいと思う。

中根 英昭 教授・理学博士

専門分野:大気環境科学
研究テーマ:
1)近赤外レーザーメタンセンサーを用いたメタンのオープンパス測定システムの開発
2)成層圏オゾン・地上紫外線観測データの解析

1) 1.6μmの近赤外レーザーを用いたレーザーメタンセンサーによるオープンパス観測によって、野外の様々なメタン発生源の探索、メタン発生量の把握を行うシステムを開発する。
2) 地上観測データ、衛星観測データを用いて、地上紫外線の変動及びトレンド解析を行う。

西脇 永敏 教授・工学博士

専門分野:有機合成化学,複素環化学
研究テーマ: ニトロ基の特性を利用した多官能化合物の合成

ニトロ基はハロゲン原子2個分に相当する強力な電子求引能を有する。また,様々な官能基に容易に化学変換できることから,合成化学的な有用性は高い。このニトロ基の特性を活かして,従来法では合成が困難であった多官能化合物,特に含窒素複素環化合物の合成を中心に行なっている。また,環変換反応,擬似分子内反応などの新しい合成手法の開発に加えて,新規な配位子や環境負荷の少ない触媒の開発も行なっている。

古沢 浩 教授・博士(工学)

専門分野:統計物理学
研究テーマ:周波数変調波サイトメトリーの開発

最近我々は,細胞やコロイドを自在に操ったり,電気特性を瞬時に診断する新しい技術を開発しました。この方法の特色は,交流電場を印加する針電極ペアを,顕微鏡で観察しながら自由に動かすという点にあります。本技術を用いると,対象物を回転させたり周波数変調波により往復運動させたりしながら,液中の任意箇所に配置することができます。現在我々は,この方法を細胞の新しいマニピュレーション法・診断法に応用することを進めておりユニークな成果を得ています。

古田 守 教授・博士(工学)

専門分野:半導体材料物性・機能デバイス
研究テーマ:
1) 透明酸化物半導体物性制御と透明エレクトロニクス
2) 次世代超臨場ディスプレイに向けた薄膜トランジスタ材料・デバイス
3)フレキシブルおよび生態融合デバイス

1) 可視光透明なワイドギャップ半導体である酸化物半導体の材料物性・電気特性制御手法の研究を通じ,これまでにない,透明なトランジスタ・イメージセンサ-・ディスプレイに代表される透明エレクトロニクスの実現を目指す。
2) 臨場感あふれる次世代超高精細ディスプレイ実現に向けた大面積・高電子移動度材料,ならびにそれを用いた薄膜トランジスタに関する研究。
3) カーボンナノチューブや有機半導体による伸縮自在(フレキシブルかつストレッチャブル)な,生態融合性の高い機能デバイスの実現を目指す。
これら研究を通じ,“自らの手による世界初のデバイスの提案・実証”を目指す。

有賀 修 准教授・工学博士

専門分野:生物化学工学
研究テーマ:
1)海産性多糖類の有効利用
2)新規な糖類化合物の生産

酵素や微生物などを用いて,海産性多糖類からの有用オリゴ糖やバイオエタノールの生産を行っている。また,糖類関連物質を簡便な方法で生産することを試みている。

角 克宏 准教授・理学博士

専門分野:高分子化学,電気化学
研究テーマ: 色素増感太陽電池の開発

次世代太陽電池として期待されている色素太陽電池に関する研究を行う。
酸化チタン電極上に新規に合成した色素を静電相互作用による多層膜化や本研究室で開発した電解開始重合法を用いた多層膜化を行い,色素増感太陽電池における光電変換効率の多層膜効果について検討する。

堀澤 栄 准教授・博士(農学)

専門分野:森林資源学,微生物分解
研究テーマ:
1) 生体分子を用いる環境中の担子菌群集構造の解析
2) 木材腐朽菌のリグニナーゼを利用する環境浄化
3) 木材腐朽菌を利用するリグノセルロース材料の資源変換

1) 担子菌類は,環境中において木材やリターなどの分解を担い多様な分解酵素を有する。この担子菌類の環境中での動態を遺伝子やタンパク質など生体分子を用いて解析する。
2) 木材腐朽菌の分泌するリグニナーゼは,リグニンのような多数の芳香環を持った化合物を分解することができ,その分解対象は多様である。リグニナーゼ生産法およびその応用を開発する。
3) 再生可能で食物と競合しない資源としてリグノセルロース系バイオマスがあげられる。木材腐朽菌のもつリグニン分解能,セルロース分解能,エタノール発酵能を利用して,これらの資源変換技術を開発する。

百田 佐多生 准教授・博士(理学)

専門分野: イオンビーム科学,原子・原子核物理学,物性物理学
研究テーマ:
1)イオンビームを用いたナノスケールの3次元構造の加工/改質
2)原子・原子核の構造や反応メカニズムの実験的解明
3)イオンビームをプローブとした物性の実験的研究

重イオンビームを用いて幅広い研究を行う。低エネルギーの多価イオンビームが有する高い反応性を利用して,材料表面の改質や加工に関する研究を行う。原子・原子核物理や物性物理などの基礎科学の研究のために,共同利用研究所の加速器施設を用いた実験研究を行う。

新田 紀子 講師・博士(工学)

専門分野:材料工学
研究テーマ:半導体材料のエネルギービーム照射効果

半導体材料に加速器や電子顕微鏡をもちいてエネルギービーム(イオン・電子)を照射した場合の照射効果を調べている。エネルギービームが材料に与える照射損傷の研究に加えて、照射下という極端な非平衡状態での材料改質や新しいナノテクノロジー材料の創製も試みている。

知能機械システム工学コース

イメージ写真現在,機械工学分野では,学際化,情報化,高齢化,環境問題などを視野に入れた独創性のある技術開発が求められています。本コースでは,社会構造の変革をリードするための技術として今後重要性が高まる,ロボティクス・メカトロニクス技術,知能化・情報化技術,人間にかかわる技術などの教育と研究・開発に取り組んでいます。従来の機械工学の領域にとらわれず,インターフェースを重視し、境界領域でも活躍できる技術者を育成します。


指導教員一覧

楠川 量啓 教授・博士(工学)

専門分野:材料強度学,材料力学
研究テーマ: 先進材料,知能材料の破壊・疲労強度評価に関する研究

近年,材料に種々の機能を持たせた知能材料に関する研究が盛んに行われている。これらの材料を使用するシステムの強度信頼性を確保するには材料の力学的挙動を解明し評価を行わなければならない。このため破壊力学をはじめとする各種強度評価理論・技術に基づき,先進的な知能材料の実用化に向けての基礎的研究を行う。

王 碩玉 教授・博士(工学)

専門分野:ロボット工学,制御工学
研究テーマ:
1)健康増進用乗馬ロボット
2)マッサージロボット
3)自立・自律型全方向移動ロボット
4)自立生活支援ロボット
5)健康増進機能を有する電動車椅子
6)距離型ファジィ推論法
7)全方向移動型歩行訓練ロボット

大塚 幸男 教授・工学博士

専門分野: 自動車の設計生産技術,コンピューターシミュレーション技術
研究テーマ: 高性能・軽量な自動車の設計・生産技術研究

環境,エネルギー,安全などの課題に対して未来のクルマはどうあるべきか考えると,様々な可能性が見えてきます。電気自動車,エンジン,あるいは,ボディ,シャシー構造など,デジタル技術を駆使して実際に設計製作するなかで,新しいパワートレーン,空気抵抗の少ないスタイルデザイン,軽量安全ボディ,高性能シャシーなど,未来のクルマにつながる新技術の研究をしています。

岡 宏一 教授・博士(工学)

専門分野:制御工学,メカトロニクス工学
研究テーマ:磁気浮上,制振制御,ロボティクス

磁気力を用いて対象物を非接触で操る技術の開発を行っている。クリーンルームや真空チャンバ内で利用可能な非接触浮上機構やマニピュレーション,薄板鋼板の振動を非接触で制振する機構などの研究開発を行っている。またビニールハウス内での自動収穫ロボットの開発や月面などの不整地を走破する四輪ロードの研究を行っている。

竹内 彰敏 教授・博士(工学)

専門分野:トライボロジー,非破壊検査
研究テーマ:超音波支援型潤滑診断システムの構築

可動部を持つ機械部品の故障や異常の検知には,2面の軽微な固体接触が始まる混合潤滑の初期領域から,摩耗が著しく時には焼付きに至るような過酷な運転状態までの,広範囲に渡る潤滑状態の把握が重要となる。本研究では,従来の電気抵抗法やAE法に加えて,新たに超音波を取り入れた総合的な潤滑診断システムを構築する。

竹田 史章 教授・博士(工学)

専門分野: ニューラルネットワーク,先進的知的画像処理,貨幣識別,個人認証,デジタルシグナルプロセッサ
研究テーマ:
ニューラルネットワークおよび遺伝的アルゴリズムなどの知能情報処理による貨幣識別
個人認証への応用研究とハードウエアへのインプリメンテーションに関する研究
工業製品・青果物等の知的検査システムの研究

人の認識・判断機能の工学的な実現を目的とし,各種画像の認識処理を研究する。特に,紙幣識別システムなどの産業応用の実例を通し,知能情報情報による先進的画像情報処理の応用イメージを具体的に示す。さらに,近年の知能情報処理技術の各基幹技術であるニューラルネットワーク,遺伝的アルゴリズム,エキスパートシステムなどの基本概念と応用手法をアルゴリズムの面から論じ,人に優しい機械、柔らかい機械(知能機械)について研究を深める。


蝶野 成臣 教授・工学博士

専門分野: 非ニュートン流体力学,マイクロ流体工学
研究テーマ: 液晶の流れ挙動の解明と液晶マイクロアクチュエータの開発

液晶は,温度,光,電磁場などの外部環境に応じて物性値が変化することから,機能性流体または知能流体と呼ばれ,液晶ディスプレイなど,各種分野で広範に用いられている。しかしその流動は複雑で未解決問題が数多く残されている.本研究では,液晶の流れ挙動の解明と,液晶流動を利用したマイクロアクチュエータの開発を行う。

辻 知宏 教授・博士(工学)

専門分野:計算力学,複雑流体
研究テーマ:
1) 複雑流体の流動現象の理論および実験的解析
2) 機能性流体のアプリケーションの開発
3) 液晶流動中の分子配向に関するコンピュータシミュレーション

様々な機能をもった複雑流体の流動現象の理論的および実験的解析を行う。これらの解析結果から複雑流体を利用した新しい機能性材料の製造プロセスやデバイスの開発を行う。一例として,相転移および流動中の液晶分子の配向状態のコンピュータシミュレーション結果を用いて,分子配向のコントロール方法と新奇な機能性材料の開発を模索する。

野﨑 理 教授・工学博士

専門分野: 航空推進工学、流体機械、ガスタービン、空気力学
研究テーマ:
これからの民間航空機に求められる安全性、環境適合性、燃費の向上に貢献する航空エンジン技術を中心に関連技術の基礎研究を行う。
航空エンジンに関しては、空力要素(圧縮機およびタービン)の性能向上を目指し、翼列の失速余裕の改善、動静翼列干渉の低減、等の要素研究に加え、システムとしてのジェットエンジンの性能予測等の研究を行う。関連して、小型のガスタービンシステムに関する研究、自動車の空力抵抗削減に関する研究、等も行う。

川原村 敏幸 准教授 博士(工学)

専門分野:化学工学・電子工学・機械工学
研究テーマ:
1) ミスト(液滴)を利用した新技術の開発
2) 機能を有する薄膜(有機・無機)を大気圧開放雰囲気下で作製する技術の開発
3) 機能薄膜を利用した電子デバイスの作製とその特性評価
4) 新規ナノ構造体技術を利用した応用研究
詳細はWeb Page

高坂 達郎 准教授・博士(工学)

専門分野:複合材料工学,航空宇宙構造
研究テーマ:複合材料・構造の力学,知的材料の創生と応用

当研究室では,複合材料を用いた構造のさまざまな特性について研究しています.また,複合材料に感覚等の機能を持つ素材や自然界の素材を組み合わせることで,状態を感知し,動き,自己修復し,さらに廃棄後は自然分解するような,生物の機能を持つ新たな材料の創生を目指した研究も行っています.
1. 複合材料の力学特性,破壊特性,構造最適化
2. 知的複合材料による健全性モニタリング
3. 成形時間の最小化を目指したFRPの成形最適化
4. 環境に優しい,腐るFRPの創生

芝田 京子 准教授・博士(工学)

専門分野:メカトロニクス,計測・制御工学
研究テーマ: 人間の特性を考慮した医療・福祉・健康増進システムの開発

人間の運動のセンシングシステムやエネルギー回生技術を用いたアクチュエータなどの基礎研究を行い、医療やリハビリテーション、健康増進のためのトレーニングへの応用展開として、長時間安全に使用可能なウエアラブル歩行アシストシステムや、腰痛になりにくい体づくりを支援するシステムを開発している。また、fMRIの脳活動情報を用いた音階デコード技術の開発を進めている。

松本 泰典 准教授・工学(博士)

専門分野:化学工学、機械設計
研究テーマ:濃縮操作、噴霧に関する開発

濃縮操作は、食品、環境、エネルギーといった様々な分野で、品質の向上、減容化を目的に利用されている。その方法の中でも凍結濃縮法は、揮発芳香成分の散逸、溶質の劣化が他の方法に比して極めて低いレベルで抑えることができる有効な操作といわれている。しかし、水溶液における氷の発生メカニズムや濃縮液抽出の最適化などの未解明な課題が多い。本研究では、液状食品を対象とした氷の生成や固液分離の方法、および氷粒子径のコントロールについて取り組んでいる。また、その他の研究として、指向性を有する噴霧器の開発等、農水産分野に関連した産学連携研究を行っている。

電子・光システム工学コース

イメージ写真電子・光エレクトロニクス技術は,現代社会の基盤となる最重要テクノロジーであり,この技術の発展の程度がその国の命運を左右するとまで言われています。本コースでは,世界最先端の電子・光デバイス及びそれらを用いた新たなシステムの実現を目標に,物性,材料,デバイス設計,作成プロセスとその応用の研究を行うとともに,この分野における高度な知識と理解力を持ち,創造性豊かで,将来指導的立場に立てる人材を養成します。
電子・光システム工学コースのホームページ


指導教員一覧

岩下 克 教授・工学博士

専門分野:高速光通信,ネットワーク制御
研究テーマ:超高速広帯域光ネットワークの研究

従来の光通信は光の強度のみに情報を載せていた。光の持つポテンシャルを最大限に引き出すために光の位相や周波数にも情報を載せ,それを検出する新しい変復調技術を開発し,WDM技術や光非線形技術と組合せ,現在よりさらに大容量で使いやすい光ネットワークの実現を目指す。

榎波 康文 教授・Ph.D. (Optical Sciences)

専門分野:有機材料デバイス、光通信、光導波路デバイス、バイオフォトニクス
研究テーマ:ポリマ光変調器の低消費電力化、バイオフォトニクセンサネットワーク

現在のコンピュータは電子集積回路を使用していますが、それだけでは更なる高速化や低消費電力化には限界があります。電子集積回路と光回路を融合するためのデバイスが光変調器であり、光変調器を高速化、低消費電力化することにより、コンピュータの動作速度を飛躍的に向上させるだけでなく低消費電力化ができます。また、生体を光回路に中に入れて光ファイバでネットワーク化することによりサリンや農薬、さらには危険ウィルスを広範囲にわたりその場で高速検出も可能となります。

橘 昌良 教授・工学博士

専門分野:大規模集積回路設計および設計支援系
研究テーマ:アナログ・ミックスドシグナルLSIの設計およびBIST(Build-in Self Test)の関する研究.

大規模集積回路(VLSI)設計とそのために必要になる設計支援系に関する研究を行なう。

八田 章光 教授・博士(工学)

専門分野:プラズマ理工学、ナノ材料、エネルギー環境教育
研究テーマ:プラズマプロセス、エネルギー環境教育、再生可能エネルギー

宇宙全体でみると物質の99%以上はプラズマ状態である。宇宙空間を満たすプラズマも実験室で発生する放電プラズマも本質的に同じで、その物理的・化学的振る舞いは非常に面白く魅力的である。放電プラズマは電子産業のみならず大型機械材料へのコーティングなど産業界には欠かせない技術であり、未来には地上の人工太陽によってエネルギーを創り出すという人類の夢を実現する重要な鍵を握っている。研究室では気体の放電で高エネルギーのプラズマ状態を生成、制御して、人工ダイヤモンドや新しいナノ材料の合成に応用、画期的な省エネ、高効率デバイスの実現に貢献する。
一方、喫緊の課題であるエネルギー環境問題に対しては、再生可能エネルギーの大幅な導入促進とエネルギーの安定供給を両立するため、高速鉄道やハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車などで日本が先導してきた、電子技術に支えられるパワー制御が鍵となる。電子デバイスに応用した高効率なエネルギーとパワーの制御について、地域の実情、具体的な需要に応える実践的開発を行うとともに、エネルギーと環境の課題について市民の理解を深め、将来の民主的合意形成をはかるため、エネルギー環境教育のあり方について研究する。

山本 真行 教授・博士(理学)

専門分野: 宇宙工学,超高層物理学,画像処理,理科教育
研究テーマ: ロケット実験およびリモートセンシングによる宇宙観測

地球大気の上層から宇宙空間へと繋がる領域を超高層大気と呼ぶ。この領域は人類が宇宙活動を繰り広げる舞台であり,その環境計測の重要度が高まっている。我々はJAXA(宇宙航空研究開発機構)や全国の大学と共同して観測ロケットを使った宇宙計測実験を実施するとともに,光や電波によるリモートセンシング技術を用いて地上から宇宙を計測する観測機器を開発して,宇宙環境を研究している。計測データの解析で重要となる画像処理技術を用いた三次元立体形状の計測技術開発や,インフラサウンドと呼ばれる低周波領域の音波を用いた地球大気現象の調査研究も進行中である。これらの技術は宇宙開発だけでなく身近な生活分野や防災などの現場で役立つと期待されている。高校生に研究活動の一端に触れてもらうことのできる高大連携教育活動など理科教育にも熱心に取り組み,衛星開発など宇宙工学の現場を中高生をはじめ広く一般の方々に知って頂くための活動を積極的に進めている。

李 朝陽 教授 ・工学博士

専門分野: ナノテクノロジー、エネルギー、半導体プロセス、蛍光体材料
研究テーマ:色素増感太陽電池の開発、ナノ蛍光材料合成と機能化研究。

多くの酸化物で様々な電気、磁気、光学的機能性が見出され、電子デバイスやディスプレイ材料へ応用されている。酸化系化合物材料である酸化亜鉛(Zinc Oxide)は多様な光・電子・磁気機能を有する材料として注目を集めており,透明導電膜,センサー,半導体光・電子デバイス,光回路,ナノデバイス,表面処理薄膜など,極めて幅広い範囲への応用が期待されている.今私たちはナノ構造合成、高配向制御、それらの電子,光学特性の理解に基づき低コスト及び高効率なエネルギーデバイス( 太陽電池、LEDなど)の応用を目指しています。

古田 寛 准教授・博士(理学)

専門分野: 薄膜工学,電子物性
研究テーマ: ナノマテリアルの構造制御と省エネデバイス応用

材料研究分野では,ナノスケールの構造を起因とする新奇の物性が次々と発見され,ナノサイズの材料「ナノマテリアル」とその構造制御に注目が集まっている。カーボンナノチューブをはじめとするナノマテリアルのサイズや規則的配置等の構造を任意に制御し,大容量軽量バッテリや高効率光源等,エネルギー効率の高い電子デバイスへの応用を目指している。ナノマテリアルを活用した省エネデバイスを実現し,エネルギー・環境負荷の諸問題を解決する大きなテーマに夢を持って取り組みます。

星野 孝総 准教授・博士(工学)

専門分野: 知能システム,電子回路システム,組み込みシステム,最適化
研究テーマ: SISoC(Soft Intelligent System On Chip)の開発

System On Chip (SoC)とは,システムすべてを半導体チップに実装する事を言います。
Soft Intelligent system (SI)とはファジィ理論や機械学習システムなどを融合し,まさに人間の知能と同じような処理方法で制御したり、振る舞ったりするシステムを指します。
近年の産業用ロボットや計算機の進化は素晴らしいものがあります。人間のように振る舞い、人間のパートナーになれるような産業用システムの開発が進んでいます。
今私たちは、ファジィシステム、最適化システム、リアルタイム画像処理を中心に研究しています。SISoCの開発にはFPGA技術を用いてリアルタイム画像処理プロセッサの開発をしています。FPGAでの処理はリアルタイム処理で,とても高速な利点を持っています。そして、Brain Computer Interface(BCI)への応用も考えてます。

牧野 久雄 准教授 博士(工学)

専門分野:光電子材料物性学、酸化物薄膜工学
研究テーマ:酸化物半導体材料に関する基礎的研究

次世代の光・電子材料として期待されている酸化物半導体の研究を行っています。金属酸化物は、電気的・光学的・磁気的・化学的に多様な物性を示し、様々な機能を複合させた新しいデバイス応用が期待されています。酸化物半導体のデバイス応用や新機能創出を目指して、薄膜成長技術の開発、電子物性や表面界面物性の解明と制御に取り組んでいます。


密山 幸男 准教授・博士(情報科学) 

専門分野: システムLSI設計,再構成可能アーキテクチャ
研究テーマ: 再構成可能集積回路とその応用システム設計

製造プロセスの微細化に伴い、ソフトエラーによる回路誤動作や経年劣化によるタイミング故障といった、システムLSIの正常動作を妨げる信頼性毀損要因が顕在化しつつあり、システムオンチップ設計における技術課題が山積している。
これら技術課題を克服するため、必要に応じて自由に機能を変更できる再構成可能アーキテクチャに注目し、再構成可能システムLSIの回路構成・設計といった基礎的な研究からその応用システム開発に至るまで、幅広く取り組んでいる。

綿森 道夫 准教授・工学博士

専門分野: アナログ回路,マイコンを用いた制御回路の設計と製作
研究テーマ: マイコンを組み込んだ電子回路と信号処理を目的とした電子回路の設計と製作

マイクロプロセッサを利用した各種アナログ・デジタル混合回路を設計し,実際に試作してみることで回路の正しさを証明する。従来のアナログ回路やディジタル回路は,プロセッサを搭載することで簡単に融合し,より高機能な回路へと変身する可能性を持つ。それまでの回路ではあまり得意とは言えなかった"判断"という処理を容易に,しかも複雑高度に組み込めるからである。実際にいくつかのプロセッサを用いた回路を設計し製作することによって,回路設計の要点を学べ,実装技術の飛躍的な向上を目指している。

小林 弘和 講師・工学博士

専門分野:光計測,波面制御,非線形光学,量子光学
研究テーマ:波面制御と量子的な光を利用した光計測の高性能化

光を用いて様々な物理量を測定する「光計測」の分野において,古典的な「光波」の波面制御と,量子的な光の粒である「光子」の性質をうまく利用することで,光計測装置の精度やノイズ耐性の向上を目指す.

情報システム工学コース

イメージ写真情報化時代になり情報システムの利用者が爆発的に増大するのに伴い,誰もが安心して情報化の恩恵を享受できる環境の構築が急務となっています。このようなシステムを作り出すためには,従来の情報システムの概念を超えた,新たな発想に基づく,しなやかで優しい情報システムの考え方が必要です。本コースでは,柔軟で大胆な発想を育てることを主眼として,新しい情報システムの指導的な担い手となる人材を養成します。


指導教員一覧

清水 明宏 教授・工学博士

専門分野:情報セキュリティ, 情報ネットワーク
研究テーマ:コンテンツ流通支援方式の研究

ネットワーク上のコンテンツ流通において,セキュリティ技術は不可欠である。その中で特に,個人の資格認証や通信プロトコルへ適用できる高速かつ高セキュリティなワンタイムパスワード認証方式,および暗号適用方式の研究開発を行う。また,それらの応用方式として,暗号通信機能を有する無線LAN等のインターネット通信装置・通信プロトコル,携帯電話・スマートフォン用のセキュリティアプリケーション等の研究開発を行う。さらに,具体的なフィールドシステム研究として,セキュリティ技術をベースとしたITによる高知県の地域・産業振興プロジェクト等もあわせて手がける。

岩田 誠 教授・博士(工学)

専門分野: 計算機アーキテクチャ,並列処理システム
研究テーマ: 低消費電力かつディペンダブルな並列処理プロセッサに関する研究

情報システムの利用増大と極限集積技術の進展に伴って,超高速で消費電力が低く,かつ,複合化した集積システムを効率良く設計/実現する技術が重要になりつつある。そのため,自然なシステム表現能力と柔軟な並列処理アーキテクチャの基礎を提供可能なデータ駆動パラダイムを核として,系統的な情報通信システム設計/実現手法を実証的に研究している。特に,ネットワークプロセッサや無線信号処理プロセッサの構成法について,研究をすすめている。

篠森 敬三 教授・工学博士

専門分野: 視覚心理物理学,感性工学,視覚科学技術,脳情報処理,脳コミュニケーション,心理工学

研究テーマ:
1. 人間視覚系における色覚情報処理機構の解明とモデル化
2. 2色覚者(色弱者)の色覚特性
3. 加齢による人間の視覚系の変化
4. 視覚系の時間特性
5. 脳内視覚情報処理

制御された条件下における視覚刺激の物理量と,刺激に対する視知覚および認識に依存して生じる心理学的応答との関連を測定する心理物理学的手法を中心的手法として,人間の脳内における視覚系情報処理を研究する。網膜上の各種光受容体細胞の光感度からはじめる,視覚の各構成要素の脳内励起量を導出するモデル構築を手がかりに,脳内おける色覚情報処理や情報分離・統合を解明することを目標とする。
加齢による視覚系の変化を,特に色覚や時間特性に焦点を当てて調べ,網膜等の特性劣化に対しての神経回路網や大脳による補償機構について明らかにし,快適性を追求するための照明や視環境が満たすべき条件についても研究している。また,近年は2色覚者(色弱者)の色覚特性についても研究を行い,カラーユニバーサルデザインのための基礎的な知見を蓄積している。
また応用的な見地も視野に入れながら,人間の感性やコミュニケーションに関連する脳の働きについても研究を行っている。

島村 和典 教授・工学博士

専門分野: 画像通信システム,ディジタル通信網,フルメディア通信方式
研究テーマ: サイバースペースシステム,次世代インターネット通信方式,画像通信品質保証,画像情報符号化

社会基盤の中で情報通信系の重要さが増しつつあります。ビルや道路といった昔の基盤の多さより,新しい良い情報をどれだけ持っているかがより重要です。
社会生活を支えてきた電話網サービスに代って,携帯電話やアプライアンス装置を活用したインターネットサービスが情報の集積や情報の処理がこれからの情報通信の中心になります。この新しいサービス群をより豊かに,身近なものにし,いつも親しい人と繋がった安心な生活を支えていきたい。そのために通信網基盤側の技術やメディアのディジタル符号化技術などを革新し,次世代インターネット通信方式とその通信応用の研究開発を進めてまいります。

中原 潔 教授・博士(医学)

専門分野:神経科学、神経生理学
研究テーマ:ヒトや霊長類における記憶や思考の神経機構

脳は他の器官と同様、分子・細胞からなる物であるが、この物からどのように精神機能が生み出されるのかは、科学における最大の問題の一つである。精神機能のなかでも、とくに記憶がどのように獲得、貯蔵、想起されるのかに興味をもって研究を進めている。高知工科大学脳コミュニケーション研究センターに設置された3テスラの磁気共鳴画像装置(MRI)を駆使して、記憶や思考に伴うヒトの脳活動を研究している。また他大学と共同で、高密度多点電極を用いた皮質脳波の研究も進めている。

任 向實 教授・博士(工学)

専門分野: Human Computer Interaction(HCI)
研究テーマ:
1) Multi-touch Interaction
- Leveraging Finger Properties for Natural Interaction with Direct-Touch Surfaces
2) Pen interaction
- Interaction Techniques Utilizing Pen Device Characteristics & Various Input Modalities for Pen Computing
- Pen pressure, tilt, and azimuth in pen-based interfaces: Human capability and utilization
- Natural and Smooth Pen-based Interaction Utilizing Multiple Pen Input Channels
3) Eye-based Interaction
- Improving the Usability and Modeling the Human Performance in Eye Gaze Interaction
4) Haptic Interface
- A Study of Haptic Input and Output Modalities in Pen-based User Interfaces: Vibration, Texture
and Hand Posture
5) Human Performance Model
- Considering Subjective Factors in Performance Models for Human-Computer Interface Design and Evaluation
-Modeling Speed-Accuracy Tradeoff in Trajectory-based Tasks with Subjective Bias and Temporal Constraint for User Interface Design
詳細は以下をご参照されること
http://xiangsi.com


濵村 昌則 教授・博士(工学)

専門分野: 無線通信システム,スペクトル拡散通信
研究テーマ: ワイヤレス通信のための信号設計とネットワークアーキテクチャ

本研究は,ワイヤレス通信の新しい姿を求めて,斬新な発想に基づく優れた通信システムを探すことに狙いがある。必要とされる通信信号,パケットの構成方式や転送プロトコルの定義,ワイヤレスネットワークのアーキテクチャなどを見直して,新しい形態のワイヤレス通信システムを創造する。当面の研究課題は,基地局(あるいは制御局)のないワイヤレスネットワークが中心となる。

福本 昌弘 教授・博士(工学)

専門分野:信号処理,情報ネットワーク
研究テーマ: 新世代ネットワークにおける信号処理技術の活用

新世代ネットワーク(Future Internet)は将来のインターネットとして研究開発が進められている。これに最適化技術である適応信号処理や分散処理を施すことにより,「いつでも・どこでも」思いのままに情報を得られるだけではなく,付加価値のある充実した情報通信サービスを受けられるようになる。そのために,利用環境の影響を受けにくく高性能で高速に実行できる信号処理方式を開発している。更に,世界最先端の新世代ネットワークテストベッド(JGN-X)を利用した実証実験を行っている。

横山 和俊 教授・博士(工学)

専門分野 :オペレーティングシステム、分散処理システム
研究テーマ:扱いやすい分散処理システムの研究

社会生活に必要不可欠な情報サービスは、多数のコンピュータが結合された分散処理システムで実現されている。これらのシステムは巨大化かつ複雑化しているため、システム全体を管理することが難しくなっている。本研究室では、分散処理システム全体を容易に管理する技術について、研究開発を行う。具体的には、ソフトウェア更新の手間を軽減するソフトウェア自動更新法や、分散処理システムのどこでも同じ実行環境を提供するソフトウェア構成法について取り組む。

鵜川 始陽 准教授・博士(情報学)

専門分野:プログラミング言語,システムソフトウェア,組込みシステム
研究テーマ:プログラム実行環境

高級なプログラミング言語を使えば、信頼性の高いプログラムを短期間で作ることができる。そのプログラムを実行する、バーチャルマシンなどのプログラム実行環境を研究する。組込みシステムではメモリや電力などの制約のために、汎用的なバーチャルマシンが使えないので、そのためのバーチャルマシンも研究する。

門田 宏 准教授・博士(学術)

専門分野:システム神経科学、身体運動科学
研究テーマ:運動制御に関する研究

我々は環境から視覚や聴覚などの感覚情報を処理・統合し、状況に応じた運動・行動を行うことにより日々の生活を営んでいる。ヒトが適切な運動・行動を行える背景に存在する脳内情報処理メカニズムに関して、心理物理学的手法や神経生理学的手法を用いて研究を遂行している。特に、fMRIを用いて脳活動を計測し、運動制御・学習に関わる脳の情報処理メカニズムの解明に取り組んでいる。

栗原 徹 准教授・博士(情報理工学)

専門分野:画像センシング、計測工学、光応用計測
研究テーマ:三次元計測、画像検査装置、画像情報処理

カメラ画像は、現在では100万画素を優に超える解像度を誇り、多いものでは1000万画素を超えている。また動画においては100万画素のデータが毎秒30フレーム生成伝送され、計測分野においても、これらの膨大な情報をうまく処理し、役に立つセンシングに結び付ける方法論を作り上げていくことが望まれている。本研究室では、特に情報の時間軸展開を念頭に開発された時間相関イメージング技術を基礎として、物理世界に密着し、物理に即した画像情報処理を展開し、有用で安定した画像検査装置の開発や、人と機械のインタラクションのための画像情報認識、リアリスティックなCGレンダリングのための物体の反射特性の推定などの研究を行う。

繁桝 博昭 准教授・博士(心理学)

専門分野: 視覚心理物理学,認知脳科学
研究テーマ: 3次元知覚の心理物理学的検討,および脳機能イメージングによる視覚・認知情報処理の検討

目の網膜に映った2次元の像が視覚系によってどのように3次元の情報へと変換され,知覚されるかを心理物理学の手法を用いて検討する。3Dデバイスやバーチャルリアリティシステムによって生じる映像酔いや3D酔いの生起メカニズムについても検討をおこなう。さらに,fMRIや脳波による脳活動の情報を用いて,視覚系をはじめとする認知情報処理の解明を目指す.これらの研究は,効率的で効果的,かつ人にやさしい3D映像の提示や,脳情報を用いた脳-コンピュータインタフェースシステムの開発などの工学的応用につながるものである。


高田 喜朗 准教授・博士(工学)

専門分野: ソフトウェア科学
研究テーマ: ソフトウェアの形式的仕様記述と検証

不具合が発生した場合に社会的影響の大きい計算機システムに対して,ソフトウェアの誤り(バグ)がないかどうか,数理的方法を用いて確認する手法が注目されている。特にオートマトン理論の応用に着目し,アクセス制御付き再帰プログラム,アスペクト指向プログラム,XMLのアクセス制御などの数理モデル化と検証法について研究している。

松崎 公紀 准教授・博士(情報理工学)

専門分野:並列プログラミング
研究テーマ:構造化並列プログラミングの理論と実践

近年の計算機の性能向上において,並列性は非常に重要な要素となっている。一方で,並列プログラミングは逐次プログラミングの延長として行われており,正しく効率の良い並列プログラムを作成することは難しい。この問題を解決するためには,並列性をうまく構造化することと,それを利用・活用した並列プログラミング手法が必要である。そのような手法のひとつに,並列スケルトンと呼ばれる抽象化された並列計算パターンを利用する「スケルトン並列プログラミング」がある。スケルトン並列プログラミングを中心として,構造化並列プログラミングに向けた理論と実践の両面から研究を行う。

妻鳥 貴彦 准教授・博士(工学)

専門分野: 教育情報工学
研究テーマ: 知的学習支援システム,e-Learning

e-Learningとは,情報通信技術を利用した学習のことであり,最近特に注目されるようになった。我々の研究室では,双方向的(interactive)な,あるいは協調的(collaborative)な e-Learning のためのシステムに関する研究・開発を行っている。特に,知的学習支援システム,CSCL(Computer Supported Collaborative Learning),Web 上での学習支援システムに関する研究・開発を行っている。

吉田 真一 准教授・博士(工学)

専門分野: ソフトコンピューティング(計算知能),情報検索システム,パターン認識・機械学習
研究テーマ: 画像検索,データマイニング,ファジィシステム,BCI(脳-コンピュータインターフェース)

ファジィシステムを中心としたソフトコンピューティングおよび計算知能的手法を用いて,インターネット上の大量のデータからの有用な知識の抽出や,効率的な画像の検索手法の研究を行っている。画像やインターネット上のテキスト情報などの人間により生み出されたマルチメディア情報は,本質的にあいまいさや不確実さを含んでおり,単純な数値計算やアルゴリズムによる処理のみでは,人間の感覚に合わせた情報検索・処理が行えない。人間や生命の仕組みを計算機上に応用する計算知能的手法,ソフトコンピューティング的手法は,こうしたあいまいなデータ処理に適した手法として広く研究されており,これらをインターネット上の情報整理,知識抽出に応用することで,大量のデータからユーザの要求するデータを,効率的に検索・取得する手法の開発を目指している。
また,fMRIや脳波などの脳機能計測手法を用いて,人が持つ感覚をそのままコンピュータへ伝える手法,脳-コンピュータインターフェース (BCI) を応用することも行っている.

植田 和憲 講師・修士(工学)

専門分野: 情報ネットワーク,マルチメディアシステム
研究テーマ: ポリシーに基づくクラス別資源割当機構の提案

ネットワーク上に存在する多数の通信を差別化し,特定の通信に対してネットワーク帯域を優先的に使用させることにより,そのネットワーク品質をある程度保証することができる。状況に応じた柔軟な差別化を行う際に必要なルールの策定とその処理機構の構築を中心とした研究を行う。

社会システム工学コース

イメージ写真今後の社会基盤整備(道路,橋,上下水道,交通システム,情報通信,エネルギー,建物,公園など)の計画・事業および維持管理では,個々の施設を有機的に関連しあうシステムとしてとらえ,環境との調和を図りながら,人々が心の豊かさを感じられるものに再構築することが不可欠です。本コースでは,心豊かな社会を実現するための技術,成熟社会を迎えたわが国が必要とする建設マネジメント等に関する専門的な教育研究を行います。
社会システム工学コースのホームページ


指導教員一覧

高木 方隆 教授・農学博士

専門分野:国土情報処理工学
研究テーマ: リモートセンシングと地理情報システムの高次利用に関する研究

リモートセンシングは人工衛星を代表とするプラットフォームから地球上の様々なデータを取得する技術であり,地理情報システムはリモートセンシングによって得られたデータだけでなく自然環境・社会基盤施設・各種統計等の位置情報を含むデータの処理技術である。これら技術は,社会システム工学において有効に活用できると期待されている。地形データの生成と活用手法,自然環境の評価手法,柔軟な位置の表現手法など,リモートセンシングと地理情報システムの高次利用手法について研究を行う。

大内 雅博 教授・博士(工学)

専門分野:土木工学、コンクリート工学
研究テーマ:自己充填コンクリートに関する研究

材料・配合がフレッシュコンクリートの自己充填性に及ぼす影響を体系化し,さらに最新の混和剤技術を活用することにより自己充填コンクリートの単位セメント量削減・骨材量増加の研究を行っている。コンクリート材料のコスト縮減に資するものである。震災復興そして防災のための社会基盤整備を意図した,建設工事の合理化・省力化のための要素技術の一つが自己充填コンクリートである。振動締固め作業が不要で,鉄筋を有する型枠の隅々にまで重力の作用のみで充填可能なコンクリートである。世界に先駆けて日本で開発された技術であり,コンクリート構造物の耐久性の向上に有効である。

大谷 英人 教授・工学修士

専門分野: まちづくり計画学(都市計画,農山漁村計画,建築企画設計,等)
研究テーマ: 住民を主体としたまちづくりの計画論的研究

1. ワークショップ手法等を取り入れた「まちづくり手法」及び,住民と行政,プランナーのパートナーシップのある「まちづくり手法」に関する研究及び実践
2. 震災に伴う緊急仮設住宅団地の計画等の事前復興まちづくりに関する研究
3. 中山間地域等,農山漁村の活性化に関する研究及び実践

甲斐 芳郎 教授・博士(工学)

専門分野: 建築耐震工学,
災害リスクマネジメント
研究テーマ: 鉄筋コンクリート造建物の極限状態における挙動の解明と設計への適用

昨今,巨大地震,巨大津波,巨大産業事故といった設計時に想定していなかった大災害事象が生じている。よく考えて設計された鉄筋コンクリート造建物(以下RC建物)は,設計時の想定を超える地震力,高圧力,高温度応力に対しても優れた性状を示すものである。そこで,本研究では,設計用外力を超える極限状態においてRC建物が有する力学的性状を詳細に解明するとともに,その特性を活用し,設計用外力を上回る巨大な災害に対しても安全と安心を提供できるRC建物の実現を目指すものである。

重山 陽一郎 教授・博士(工学)

専門分野:景観デザイン
研究テーマ:デザインと行動

景観デザインによって生み出される空間の多くは,市民の活動の舞台である。景観デザイナーは利用者の活動を想定した上で空間を構築するが,デザイナーの意図とは別の活動が行われることも多い。優れた景観デザインのためには,空間と行動の関係を明らかにするとともに,設計段階での行動予測の精度の向上を図ることが重要である。

島 弘 教授・工学博士

専門分野:コンクリート工学、建設契約
研究テーマ: コンクリート構造物の性能評価および契約システムに関する研究

コンクリート構造物をより合理的・経済的に計画・設計・施工・維持管理するためには,構造物や製品の性能を定量的に評価するとともに,それらを執行するための契約システムが必要である。構造物の計画から供用期間を経て解体に至るまでの要求性能ならびに性能評価手法,契約システムに関する研究を行う。

五艘 隆志 准教授・博士(工学)

専門分野: 建設マネジメント,行政経営
研究テーマ:
1. 建設プロジェクトにおける契約管理システム構築。
2. スケジュールとコストの連携管理システムの構築。プロジェクトマネジメントソフトウェア(PMソフト)の活用と効果検証。
3. ITを活用した建設プロジェクトの生産性管理システムの構築。
4. 今後の社会基盤整備のあるべき姿と建設産業の信頼回復。
5.基礎自治体における災害マネジメントシステムの構築。

田島 昌樹 准教授・博士(工学)

専門分野:建築環境・建築設備
研究テーマ: 省エネルギーと室内環境の両立に関する研究

近年,省エネルギーや室内環境に配慮した建築が増えてきています。しかしながら一方では夏期の熱中症や冬期のヒートショックに代表されるような健康被害がおこっているのも事実です。特に住宅では室内環境や建築設備の専門家でない方々が環境をコントロールする必要があるため,室内環境を向上させながら省エネルギーを達成するための具体的な技術開発や教育啓発を行うことが必要です。そのため実測調査や実験を通じて効果的な省エネルギーと室内環境を両立するための研究を行っています。

吉田 晋 准教授・工学修士

専門分野:建築意匠
研究テーマ:人間居住空間・建築の保存と再生

1. 現代の生活に対応する新しい人間居住のあり方とその空間について提案すること
2.「 近代建築の保存と再生」や「廃校小学校空間の再生」を通して,建築の保存と再生を考えること
3.「 教会の設計」を通して,祈りの空間について考えること
4. 木造建築の新しい表現の可能性を提案すること

渡辺 菊眞 准教授・工学修士

専門分野:建築デザイン
研究テーマ: 世界建築の造形システム解析と新造形システムの開発

古今東西,世界には数多くの名建築が存在する。そして,それらが名建築たりうるのは,そこに確固とした,優れた造形システム(=かたちのしくみ)があるからに他ならない。ここでは世界の名建築(および優れた都市空間)を対象に,そこに仕組まれた造形システムを図面解析と建築空間調査をとおして明らかにする。さらに具体的な建築設計において,これらの造形システムを組み合わせて新たな造形システムを開発し,それを適用することで,より優れた建築空間を生み出すことを目指す。

起業家コース

イメージ写真知識基盤社会においては,社会の多様な場で活躍できる豊かな学識に裏打ちされた新たな知見や,価値を創出できる中核的人材が求められています。起業家コースはこのような時代に対応し行動できる社会人の育成を目指しています。企業において指導的役割を果たしている技術者,経営を目指す中堅社員,創業・第二創業を考えている経営者,地域活性化や地域経営・行政に貢献できる人材などを対象に,グローバルな視点から経営に関わる知識を提供し,実社会での活動に役立てていただくことを目的としています。
なお、起業家コースには博士後期課程もあります

起業家コースの授業実施方法

起業家コースの講義は、東京教室・大阪教室・高知教室の3拠点をテレビ遠隔講義システムで接続し、土日に開講します。また、年に2回の集合セミナーを開催、うち春期集合セミナー(土日1泊2日)は高知本学で開講します。
東京教室・大阪教室について詳しく見る....
起業家コースのホームページ【平成29年度から起業マネジメントコースへ改称】


指導教員一覧

那須 清吾 教授・工学博士

専門分野: 行政経営論,社会システム経営学,地域産業振興論
研究テーマ: 行政経営研究,気候変動と政策立案・地域経営研究,木質バイオマス事業化研究,社会資本アセットマネジメント研究

国内外の多様な地域課題,例えば地域活性化や地域資源による産業育成,バイオ マスエネルギーと産業政策,地域経営などの現実に起きている課題を解決するた めの経営システムを創造することが,現代社会において求められているが,一方 で最も困難な取り組みである。これらの課題は経済学や経営学のみで説明出来る 現象ではなく,多様な学術分野の統合が必要だからです。気候変動問題は,気象 学や工学,経済学や経営学などを統合して初めて解決するための方法が提案する ことが出来る。これから日本社会が進化する為,世界の課題を解決する為には, この様な知識を統合する方法論を考え理解し実践できる人材が,あらゆる分野で最も求められる人材となります。


岡本 博公 教授・経済学博士

専門分野:企業システムの研究、産業研究
研究テーマ:事業システム、サプライチェーンマネジメント

日本の製造業企業の事業システムとサプライチェーンマネジメントの研究を行っています。市場の変動へ迅速に対応できることは、企業の競争力の重要なひとつの要因と考えています。生産がどのように市場に対応するのか、そのために販売と購買がどのように調整されるかという問題です。生産と販売・購買の連携は、 モノの流れと情報の流れの検討を要します。モノの流れと情報の流れは産業と企業が立脚する生産技術と市場特性によって異なります。購買・生産・販売の連携 は事業システムとサプライチェーンの実態を示していますので、事業システムとサプライチェーンマネジメントの多様性を研究しています。

小谷 浩示 教授・Ph.D.

専門分野:企業システムの研究、産業研究
研究テーマ:資源管理・環境経済学

現在は様々な分野で地球温暖化等の資源環境問題が重要視される様になりました。それはグローバル化した資本主義社会が生み出した最大の弊害といえるでしょう。しかし、ここまで高度に発達した社会を競争や利己性を否定して昔の資源環境問題が無かった時代に戻すのも不可能です。如何にして、競争性や利己性を認めつつ、資源環境問題を引き起こさない様な社会を構築出来るのか、その答えを追求するのが私の研究です。

中村 直人 教授・教育学修士

専門分野:教育経営学,人材開発論
研究テーマ:1) 教育組織における効率的マネジメントに関する研究
2) マネジメント組織運営に関する比較教育学的研究

現在教育分野で如何に効果的な経営を確立するかという課題に興味を持っています。教育は学校をはじめ,企業その他あらゆる組織や領域で重要な役割を担っており,その在り方が国家や社会の未来を決定づけるといっても過言ではありません。人材育成,人材開発可能で効率的な組織マネジメントとは何かという観点で,比較研究,フィールド研究などに取り組んでいます。


伴 金美教授・経済学博士

専門分野:計量経済学。計量モデル分析
研究テーマ:経済モデルの構築

経済理論とデータから経済変数間の関係を明らかにし、それらをコンピュータの中に経済モデルとして作り上げる仕事をしています。経済データの種類は雑多ですが、視ただけでは分かりません。それは人と人との関係とも同じです。「データの声をくみ取る」のが私の研究テーマです。コンピュータで動作する経済モデルを用い、様々な経済環境の変化が経済社会にどのような影響を与えるかを数量的に明らかにすることで、次々と押し寄せる荒波の中で、これから世の中がどうなっていくのかを示しつつ、我々が今なすべきことを研究しています。

肥前 洋一 教授・Ph.D.

専門分野:政治経済学,実験経済学
研究テーマ:政治制度の理論および実験研究

理論分析の手法としてミクロ経済学とゲーム理論,実証分析の手法として実験経済学を用いて,さまざまな制度のもとで人々がどのように振る舞いどのような結果がもたらされるか,それをふまえたうえでどのような制度を採用するのが望ましいかを研究しています。政治制度の中でもとくにみんなで何かを選ぶルールを対象として,これまで中選挙区制・拘束名簿式比例代表制・非拘束名簿式比例代表制・小選挙区比例代表並立制・住民投票の最低投票率などを扱ってきました。

渡邊 法美 教授・Ph. D.

専門分野:リスクマネジメント
研究テーマ:環境と建設のリスクマネジメント

環境と建設の効果的管理のあり方をリスクマネジメントの視点から横断的に研究する。1) 管理に関わる各主体の期待(リターン)と不安(リスク)を定量化し(See),2) 各主体の期待が大きく不安が小さい状態を目標として設定し(Plan),3) その目標を実現するための組織論とリーダーシップ論(Do)を構築・実践する。本手法を,国内外の河川の水利用問題や公共工事の入札・契約問題に適用し,それらの解決を試みている。

石谷 康人 准教授・博士(工学)、博士(技術経営)

専門分野:技術経営、イノベーション
研究テーマ:IT分野の日本発ラディカルイノベーションの技術構造と国際的普及

日本の社会に大きな影響を与えた「マルス(列車座席予約システム)」「Suica」「日本語ワープロ」「iモード」「家庭用ビデオゲーム」「デジタルカメラ」などのITラディカルイノベーションについて研究しています。それぞれのイノベーションで事例の厚い記述を作成するとともにディープなケース分析を行うことで、イノベーションを支える技術革新の構造とイノベーションの普及パターンを解明します。さらに、アメリカのITイノベーションと比較することによって、日本発ITイノベーションに特徴的な性格を指摘します。本研究では、そうして得た成果が、日本企業による今後のITイノベーションのマネジメントに役立つことを最終目標としています。

桂 信太郎 准教授・博士(学術)

専門分野: 経営戦略論,産業論,比較経営分析論,地域活性論
研究テーマ:
1) 製造業における企業成長戦略の比較分析に関する研究
2) 技術と市場を結ぶマネジメントと人材育成に関する研究
3) 地域活性化に資するマネジメントに関する調査研究
4) 概念データモデルの農業ビジネスへの援用可能性に関する研究
5) 戦略マップ/BSCによる経営改善と戦略策定に関する調査研究

経済のグローバル化により,企業間の競争環境は厳しさを増す。国内製造業は規模の大小を問わず,これまで技術優位や生産システム優位により収益を確保してきたが,発展途上国によるキャッチアップとコピーにより収益低下を招いている。現状打開するための経営学と人材育成法の創出が必要である。また今後の地方は,公共投資や大手資本の工場誘致に多くを期待できず,地場
産業や地域ビジネスの活性化が求められている。ビジネス方法論を地域に援用しながら地域活性化や地域産業振興を調査研究したい。

上條 良夫 准教授・博士(経済学)

専門分野:ゲーム理論、実験経済学
研究テーマ:飴と鞭の効果に関する研究、集団意思決定に関する研究、自発的協力を促す仕組みに関する研究

私の専門分野はゲーム理論とよばれる学問です。人と人とが互いに競い合い、ときに協調し合うような我々の日常のことを比喩的に「ゲーム」とよんでいます。つまり、ゲーム理論とは、人と人との関わり合いを数理的に分析する学問です。私自身はこれまでにゲーム理論を用いて、オークションの設計や懲罰報酬制度の設計、また金銭的インセンティブを用いないような、人々の自発的協力を促す仕組みになどについて研究してきました。

草川 孝夫 准教授・博士(経済学)

専門分野:実験経済学、実験ファイナンス
研究テーマ:証券市場でのバブルの発生原因の実験研究

実験室内に作られた仮想市場において、被験者が証券をどのように売買するのかを分析することにより、どのような環境において、なぜバブルが発生するのかを推定する研究をしています。実験室でのバブルの原因究明は、現実の証券市場におけるバブルの原因究明へとつながります。また、バブルの原因が分かれば、バブルが発生しないような市場の仕組みを作れるかもしれません。それを目指して、日々、研究に取り組んでいます。

小林 豊 准教授・理学博士

専門分野: 数理生物学、進化生物学
研究テーマ: 文化進化、文化と遺伝子の共進化

現在は、人類の文明の進化的な起源を解明するため、数理モデルを用いた研究を行っています。ヒトの持つ文化には、世代とともに累積的に改良されて いくという他の動物にはみられない特徴があります。この特徴こそが、文明が生じる大きな要因になったと考えられます。私は、進化理論を応用して、 このような累積的文化が進化の過程で獲得される条件を調べています。

坂本 泰祥 准教授・博士(学術)

専門分野:経営情報システム
研究テーマ:行政経営に於ける経営情報システムの開発

情報処理技術等の進歩を背景に,企業だけではなく行政に於いてもその経営上情報システムが重要となってきている。しかし,企業と行政ではその組織特性が異なるためその仕様やあり方は異なるものとなる。そこで,開発が進んでいる企業での開発実績に基づきながらもその組織特性の相異を考慮した上で行政経営のための経営情報システムの開発を目指す。

園 弘子 准教授・商学修士

専門分野:財務会計
研究テーマ:偶発事象会計
偶発損失の定義と会計処理を規定したIAS(国際会計基準)10号とSSAP(会計基準)18号はその利益観に収益・費用中心観を採り,SFAS(財務会計基準書)5号は資産・負債中心観を採っていた。その後IAS10号は同第37号へ改訂されたが,それは収益・費用中心観を資産・負債中心観に置き換えたものであった。また偶発損失は37号では負債と位置づけられたが,2008年IFRS(国際財務報告基準)では負債から除外されようとしている。利益観や負債概念の変化が規定の変更をもたらしているわけだが,「社会の合意」としての会計実践のあるべき方向性について,妥当な利益観・負債概念の視点から研究を行っている。

中川 善典 准教授・博士(工学)

専門分野: ソフト・オペレーションズ・リサーチ
研究テーマ:
1. 科学技術の社会影響評価(テクノロジー・アセスメント;TA)のための手法開発。TAのわが国における制度化のあり方の検討。
2. 定性的手法と定量的手法とを組み合わせた,問題の構造化や政策効果の予測のための手法の開発。題材は,(A)耐震補強促進策,(B)介護保険制度,(C)木質バイオマスの普及等。

永島 正康 准教授・Ph.D.(経営学)

戦略を事業プロセスという視点から捉え、これら戦略と事業プロセスの一体化を通じて、顧客から喜ばれる価値を創造し、企業としての優位性を獲得していく経営モデルの研究をしています。経営の根幹を成す事業戦略は、大きくマーケティング戦略とオペレーション戦略によって構成されます。しかしながら、実際のオペレーションをつかさどる事業プロセスは、利害の異なる複数の組織によって管理されているため、事業プロセスとマーケティング戦略の一体化は難しく、その実証研究の蓄積も限定的です。こうした課題を解決すべく、適切なコラボレーションを通じてマーケティング戦略と事業プロセスを一体化する新たな理論的枠組みの構築を目指しています。

岡野 芳隆 講師・博士(経済学)

専門分野:ゲーム理論、実験経済学
研究テーマ:集団の意思決定に関する実験研究

経済活動を行う上で重要な「集団」という意思決定主体に焦点を当て実験研究を行っています。メンバー間で利害対立が生じていないケースと、利害対立が生じているケースと分け、集団の意思決定が持つ経済学的な特徴を実験的・理論的に分析しています。利害対立が生じていないケースでは、さまざまな戦略的状況における集団の意思決定の特徴、集団の構成人数による意思決定の違い、意思決定到達プロセスの解明、集団行動の経験の持続性の有無などの検証を行っています。利害対立が生じているケースでは、どのような交渉プロセスが紛争を解決するために望ましいかについて、理論モデルの構築、実験による検証を行っています。

上村 浩 講師・商学(博士)

専門分野:財務会計・会計監査
研究テーマ:監査,経営者およびコーポレート・ガバナンスの質と統制環境の関係

近年企業による不祥事が明るみになる度に,日本の監査制度およびコーポレート・ガバナンスの問題が取り上げられ,議論されています。このような状況の下,企業の統制環境はどうあるべきか,またこれに作用するものは何かについて研究を進めています。企業が事業活動を継続する上で,戦略策定・組織構築等に十分に資源を投入することが求められますが,これと同時に統制(コントロール)環境を熟成させていくことが重要であると考えています。

生島 淳 講師・修士(経営学)

専門分野:経営史、企業家史
研究テーマ:日本ビール産業経営史

日本のビール産業が現在までどのように発展を遂げてきたか,その成長構造に関する研究を行っている。とくに,キリンビールの経営事例を中心に,企業成長と競争戦略に関する研究を進めている。
また、明治維新以降の日本の経営発展に貢献した企業家の事業活動のケースを発掘・検討している。

馬渕 泰 講師・博士(学術)

専門分野: 流域情報学,地理学
研究テーマ:
1. 流域の土砂災害情報の取得手法の高度化やモニタリング手法の確立
我が国の自然・生活環境を防災という視点から見ると,地すべりや急傾斜地崩壊が多発するなど必ずしも恵まれていない。土砂災害を抑制するためには,適切な砂防計画や流域管理計画が必要であり,これを実現するためには土砂災害箇所の位置や規模,その植生回復状況を明らかにすることが重要である。そこで,本研究は,土砂災害情報の取得技術の高度化を図り,GIS・リモートセンシング技術・現地観測システムを組み合わせた流域監視システムの構築を通して,土砂流出対策の立案を支援していく研究を行う。
2.環境経営システムの構築
現在,環境施策等の評価モデルは,環境効果を絶対値として評価するのが主流であり,住民が納得したコストを踏まえた評価とはなっていない。さらに,環境改善や都市計画を評価する際に,絶対値評価に対して住民の納得できる負担額は相対的であり,住民の支払い意思を反映させた評価とはなっていない。そこで,環境資源の整備事業を実施するにあたって,地域住民が感じる価値に見合った事業の立案・維持管理運営とそれに対する説明責任を兼ね備えた事業評価モデル(環境経営システム)を構築する。

三船 恒裕 講師・博士(文学)

専門分野:社会心理学、進化心理学
研究テーマ:協力行動、攻撃行動、社会的交換、集団間行動

「人間はなぜ他者に協力するのか」「人はなぜ他者に攻撃するのか」こうした問は日常的な疑問としても重要なものですが、社会科学一般において理論的に重要な問ともなっています。私は協力や攻撃の中でも、特に戦争や紛争といった状況に見られる「仲間には協力するが、敵には攻撃する」という行動の基礎的な心理メカニズムを解明するための研究を行っています。そして将来的には心理学の枠組みにとらわれない、真に学際的な研究を行っていきたいと考えています。

■客員教授(2014年度、肩書は委任時のもの)

大嶋 光昭  パナソニック株式会社 本社R&D部門 顧問
倉重 光宏  (地独)山口県産業技術センター プロジェクトマネージャー
野中 高秀  日本経済新聞社編集局産業部 参事
濱口 智尋  大阪大学 名誉教授
前川 洋一郎 大阪商業大学大学院 地域政策学研究科特別教授、 流通科学大学商学部非常勤講師、 日本経済大学商学部非常勤講師 教授
松本 平八  有限会社STT 代表取締役
冨澤 治

■非常勤講師(2014年度、肩書は委任時のもの)

前川 洋一郎 大阪商業大学大学院 地域政策学研究科 特別教授、 流通科学大学商学部 非常勤講師、 日本経済大学商学部 非常勤講師
松本 平八  (有)STT代表取締役 本学客員教授
濱口 智尋  大阪大学名誉教授
冨澤 治   
加納 剛太  (財)京都知的クラスター事業化プログラムディレクタ、京都工芸繊維大学客員教授、本学名誉教授
平野 真   芝浦工業大学大学院 工学マネジメント研究科 教授
野中 高秀  日本経済新聞社編集局産業部参事、本学客員教授
倉重 光宏  (地独)山口県産業技術センタープロジェクト マネージャー、本学客員教授
大嶋 光昭  パナソニック(株)本社R&D部門 顧問

社会システムマネジメントコース

イメージ写真今後のインフラ整備関連事業をリードする人材の育成を目的としたコースで、公的発注機関、地方建設企業、大手建設企業、建設コンサルタント企業などで活躍中の方を対象としています。本コースでは、インフラストラクチャーに関わる事業の企画・計画・執行・遂行・維持に求められるマネジメント技術を体系的に学びます。土日の講義のみで学位(修士)の取得が可能です。
※社会システムマネジメントコースは入学生募集を停止しました。

社会システムマネジメントコースの授業実施方法

専門領域科目の講義は、土曜日(7.5 時間)と日曜日(7.5時間)の1泊2日を年間に12回行なう予定です。共通専門科目は、担当教員の提示する論文や課題について、個別に討論・調査・研究などを行ないます。起業家コースの講義を受講することもできます。
社会システムマネジメントコースのホームページ


指導教員一覧

島 弘 教授・工学博士

専門分野:コンクリート工学、建設契約
研究テーマ: コンクリート構造物の性能評価および契約システムに関する研究

コンクリート構造物をより合理的・経済的に計画・設計・施工・維持管理するためには,構造物や製品の性能を定量的に評価するとともに,それらを執行するための契約システムが必要である。構造物の計画から供用期間を経て解体に至るまでの要求性能ならびに性能評価手法,契約システムに関する研究を行う。

五艘隆志 准教授・博士(工学)

専門分野: 建設マネジメント,行政経営
研究テーマ:
1. 建設プロジェクトにおける契約管理システム構築。
2. スケジュールとコストの連携管理システムの構築。プロジェクトマネジメントソフトウェア(PMソフト)の活用と効果検証。
3. ITを活用した建設プロジェクトの生産性管理システムの構築。
4. 今後の社会基盤整備のあるべき姿と建設産業の信頼回復。
5.基礎自治体における災害マネジメントシステムの構築。

■客員教授(2014年度、肩書は委任時のもの)

青山 俊樹  元国土交通省事務次官 元(独)水資源機構 理事長 皇學館大學 非常勤講師
有岡 正樹  NPO法人「社会基盤ライフサイクルマネジメント研究会」理事長  元株式会社熊谷組顧問
勝俣 陸男  株式会社日本開発政策研究所チーフエンジニア
木下 誠也  日本大学生産工学部土木工学科 教授
澄川 啓介  日本工営株式会社顧問
竹内 亮   三菱UFJリサーチ&コンサルティング常勤監査役 元三和銀行国際プロジェクト開発室長
田崎 忠行  株式会社 長大 会長
二宮 孝夫  二宮プロジェクト顧問・技術士事務所,一般社団法人東京技術士会 会長,元 株式会社熊谷組執行役員海外本部長
Patricia D Galloway  Pegasus Global Holdings, INC Chief Executive Officer
廣田 洋一  株式会社 CPC 海外本部 顧問工学博士 
福田 昌史  一般社団法人 四国クリエイト協会 理事長
三浦 真紀  国土交通省四国地方整備局長
和田 勝義  日本工営株式会社前社長

■非常勤講師(2014年度、肩書は委任時のもの)

厚谷 襄児  日比谷法律事務所
井原 健雄  北九州市立大学名誉教授・香川大学名誉教授,公益財団法人 中部圏社会経済研究所(理事・フェロー 経済学博士)
梅原 利之  四国旅客鉄道株式会社 相談役
小澤 一雅  東京大学大学院工学研究科 教授
小野 武彦  清水建設株式会社 特別顧問
坂本 修一  野村信託銀行株式会社人事総務部 シニアアドバイザー
中越 武義  前梼原町長
平谷 英明  帝京大学法学部 教授
Peter Phillips  システック・インターナショナル株式会社取締役
Rajendra Niraula  Sunrise Engineering and Management Consultants.Ltd.,Co.

長期履修プログラム
修士課程には、職業等による時間的制約から長期の在学での学位取得を希望する方向けの、「長期履修プログラム」があります。修士課程は通常2年の課程ですが、長期履修プログラムにより入学を認められた学生は、最長10年間、在学できます(ただし2年6ヶ月以上、6ヶ月単位)。授業料は、履修した単位数に応じて支払うシステムとなっており、1単位33,000円の科目登録料を履修申請後、納入します。

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