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地域連携機構松本講師が「モノづくり連携大賞」を受賞!

2011.11.11  



 地域連携機構 ものづくり先端研究室 松本泰典室長を代表とする、産学連携グループによる取り組みが、「第6回モノづくり連携大賞(日刊工業新聞社主催)」のモノづくり連携大賞を受賞し、11月10日(木)、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で、表彰式が執り行われました。
 この取り組みが、地域産業、特に漁業・水産業への課題解決に貢献し、産学連携のモデルとして他地域への転換も考えられること、同賞がポイントとしている「連携経緯」「技術内容」、「市場性」、「社会貢献性・地域性など」の4点をバランスよく網羅しており、地域の課題を産学連携で解決した成功モデルであることが、高く評価されたものです。
 本賞の最高位である大賞は、中・四国の大学では初の受賞となりました。


受賞テーマ:「生鮮魚介類の鮮度を保持するためのスラリーアイス製造装置の開発」

受賞者:公立大学法人高知工科大学、株式会社泉井鐵工所、日新興業株式会社

受賞代表者:高知工科大学地域連携機構連携機構ものづくり先端研究室長/講師松本泰典


連携概要:
 本学地域連携機構ものづくり先端技術研究室室長 松本泰典は、水産業界の活性化に寄与することを目的に、産官学で、生鮮魚介類の鮮度保持に最適なスラリーアイス(約0.2㎜程度の氷粒子が塩水と混在しているシャーベット状の氷)の製造装置の研究開発を進め、この度実用化に成功した。開発した装置の特徴は、様々な塩分濃度の水溶液を冷却しスラリーアイスを製造でき、これにより、スラリーアイスの特徴である急速冷却が可能であることに加え、魚介類が凍結しない温度、また魚体の浸透圧に適する塩分濃度のスラリーアイスが製氷でき、生鮮魚介類の鮮度および漁獲直後の状態が長時間にわたり保持できるようになり、高付加価値の生鮮魚介類を市場に提供することが可能となった。
 本装置は、平成20年度から事業化を進め販売実績を上げている。また、本装置は様々な水溶液から水分(H2O)を氷粒子にすることが可能であることから、水産業界への技術移転の他、新たな展開として野菜や果物の鮮度保持または液状食品を凍結濃縮する装置の研究開発にも着手している。

【モノづくり連携大賞】
主    催:日刊工業新聞社
後   援:内閣府、経済産業省、文部科学省、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(=NEDO)、(独)中小企業基盤整備機構、日本経済団体連合会、日本商工会議所
審 査 員: 小宮山宏委員長(三菱総合研究所理事長、前東京大学総長)など
表彰対象: 大学・公的研究機関と企業が加わった産学(官)連携グループで活動し、知的財産の社会的活用にある程度の目処をつけた案件