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宮崎真准教授が文部科学大臣表彰を受賞しました

2011.04.12  

宮崎真准教授(総合研究所 認知・神経科学研究室)が、平成23年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰を下記のとおり受賞いたしました。

若手科学者賞
 萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象として表彰

受賞業績名:「身体知覚の時空間的適応性の研究」

受賞者:公立大学法人高知工科大学 総合研究所 准教授 宮﨑 真

概要
 我々ヒトは、経験や道具の利用によって自らの行動を向上・拡張させることができる。表出する身体運動の背景では身体知覚も適応的変化を起こし、我々の柔軟な行動を支えている。ヒトの身体知覚が如何なる適応機序を有するのかは身体教育学、スポーツ科学の重要課題の一つに挙げられる。
 心理学的・神経科学的測定と数理モデリングを組み合わせた研究手法を用いて、(1)経験に基づく身体時間知覚の最適化現象(体性感覚の時間順序判断におけるベイズ較正)、(2)手にした道具への身体知覚の拡張 - 脳における道具の身体化 - を示す錯覚現象(身体を跳び出す皮膚兎錯覚)を報告してきた。
 これらの研究成果は、ヒトの身体知覚に関する基礎研究に新たな展開を生む重要知見であると同時に、効果的な身体技能訓練法、身体に馴染み易いスポーツ道具や義肢・装具の開発等への貢献が期待される。

主要成果
Miyazaki M, Yamamoto S, Uchida S, Kitazawa S. Bayesian calibration of simultaneity in tactile temporal order judgment. Nature Neuroscience 9: 875-877, 2006
http://www.nature.com/neuro/journal/v9/n7/full/nn1712.html


Miyazaki M, Hirashima M, Nozaki D. The “cutaneous rabbit” hopping out of the body. Journal of Neuroscience 30(5):1856-1860, 2010.
http://www.jneurosci.org/content/30/5/1856.full



科学技術分野の文部科学大臣表彰
科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的とする(文部科学省HPより)


【関連リンク】
平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について