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アドミッション・ポリシー/カリキュラム・ポリシー


高知工科大学 (学士課程)

アドミッション・ポリシー 〜入学者受入方針〜

 高知工科大学は「大学のあるべき姿を常に追求し,世界一流の大学を目指す」ことを目標として掲げています。この目標に賛同し,来たるべき社会に活躍できる人材になるという強い意志と情熱をもち,勉学意欲のある者を求めます。
 高知工科大学には,システム工学群・環境理工学群・情報学群の3学群,およびマネジメント学部があります。各学群,学部の教育の理念・目標を理解するとともに,それぞれの分野への高い関心と志望動機・目的意識をもち,本学で学ぶための基礎学力を有していると認められる者の入学を希望しています。

入学者選抜試験ごとのアドミッション・ポリシーは次のとおりです。

【一般入試】
それぞれの分野を学ぶ上で必要となる基礎学力を十分有すると認められる者を選抜します。システム工学群・環境理工学群・情報学群では数学・理科の力を、マネジメント学部では外国語・日本語の力を中心に評価しますが、その他の教科の理解度が高いことも評価の対象にします。

【推薦入試】
基礎学力を習得し、勉学意欲、明確な志望動機、学びたい分野への関心の高さと適性を有すると認められる者を選抜します。

【特別推薦入試】
大学が定める特定の課外活動において特段に優れた実績を有し、入学後、勉学に励みながらその能力を更に高める強い意志をもつ者で、基礎学力を習得し、勉学意欲、明確な志望動機、学びたい分野への関心の高さと適性を有すると認められる者を選抜します。

【社会人特別選抜】
社会人経験を踏まえた明確な志望動機、勉学意欲をもち、基礎学力および学びたい分野への適性を有すると認められる者を選抜します。



カリキュラム・ポリシー 〜教育理念・目標〜

■システム工学群の理念・目標

 私たちの身近にある家電製品,自動車,ビルディングから最先端のロボットや宇宙技術まで,これらのすべては利用する人々と,これらを取り巻く環境に応じて日々進歩を続けています。たとえば,近年の自動車には多くのセンサが組み込まれていますし,道路にもたくさんのセンサが設置されており,これらがシステム的に安全走行を支援しています。このように単なるモノづくりではなく,システムの構築が今後ますます重要な技術になってきます。
 システム構築の基盤となるのが機械,電子,建築土木の各工学分野であると言えます。システム工学群では,これらの各分野の基礎をまずしっかりと身につけます。そのうえで各専攻分野を学ぶことで,様々な課題に挑戦し,解決できる力強い技術者を育成します。
 現在の工業を取り巻く環境は大きく変化しています。グローバルな経済競争と社会構造の変革,および地球環境の破壊などに対応できる技術者を目指します。

▼機械工学専攻
 従来の機械工学に基盤を置きつつ,メカトロニクスや情報・コンピュータ利用技術などを取り入れた教育を行い,次世代のものづくりで社会に貢献できる人材を送り出します。

▼ロボット工学専攻
 ロボットに代表されるような先端機械,さらには人間との協調性を持ったロボットとお互いが助け合いながら仕事をしたい,こんな我々の夢を実現するような高度な機械制御技術に関する基礎を勉強していきます。

▼航空宇宙工学専攻
 宇宙空間は現在我々が生活している環境とはかなり異なったものとなります。このような過酷な環境にも耐え,高い安全性,信頼性を有する航空機,ロケットなど特に高度な設計技術を必要とする分野で活躍できる技術者を目指します。

▼電子工学専攻
 今や身の回りの製品はほとんどが電気で動いており,通信においても電子が主役となって活躍する世界です。電子を制御する半導体素子や回路の技術を身につけ,どんな分野でも活躍できる技術者を目指します。

▼光エレクトロニクス専攻
 光は情報を伝える媒質として欠かすことのできない存在です。エレクトロニクスによって光を操る技術はますます重要になってきています。光の本質を学び,エレクトロニクスの技術を身につけて光を自在に操る技術者を目指します。

▼建築・都市デザイン専攻
 ソフト・ハード両面から建築と都市をデザインし,「安全・安心,そして心豊かな未来社会の創造」を目指す建設系の専攻です。意匠設計や構造設計を学び,人々が快適に暮らすための建築や環境・生活のシステムをデザインできる人材を養成します。


■環境理工学群の理念・目標

 私たちの多くは,かつて経験したことのない豊かな生活を享受しています。好きなものを食べ,遠くに行けて,友達とはいつでも語りあえます。また好きな趣味に打ち込む余裕もできるようになりました。このような生活を可能にしたのは,産業革命以降の科学技術の急速な発展です。しかし,20世紀末になってその限界もまた明らかになってきました。地球温暖化など,人間の生産活動が予期しなかった影響を地球環境に与えるようになりました。化石エネルギー,資源の枯渇もまた深刻な問題となっています。
 私たちの世界がこれからも持続して発展するためには,広い知識と柔軟な考え,そして高い倫理をもって,現在明らかになっている問題点を克服した新しい科学技術を建設することがもっとも大切です。環境理工学群では,化学,生物学,物理学,地球科学,物質科学を幅広く学び,さらに人類の生産活動と地球環境変動の関連性について理解を深めます。そして,専門領域においても深く確実な力を身につけ,21世紀を支える技術者,研究者へと成長します。
 本学群は次の3つの専攻から構成されます。各専攻は環境に配慮した”ものづくり”と”循環型社会の形成に向けて”という視点を共有しつつ,幅広い境界領域を形成しています。

▼化学・生命科学専攻
 化学と生物学は密接に関連しています。生命活動は有機化学反応の連続としてとらえることができます。この専攻では両分野を融合して新しい薬や有機素材が開発できる人材を育てます。また,生物資源と遺伝子操作を利用して,たとえば,食べられるワクチン,水素生産発酵,バイオエタノール生産システムをつくることもこの専攻の課題です。

▼ナノ・物質科学専攻
 眼では見ることができないナノからマイクロスケールの空間で自由自在に物質を操れたら,という夢の技術を実現するために,微小な世界の物理学を駆使して研究を進めます。また,すばらしい力を秘めている新材料の開発に向けて,物理学,化学,物質科学の融合を図ります。この専攻はそれができる研究者,技術者を育成します。

▼環境科学専攻
 環境は,地球や人類の存亡そのものにかかわる21世紀の最優先課題です。明日の地球を見つめて,地球科学,生物学,化学,物理学,材料学の分野から多面的にアプローチし,生物の働きを活用した環境保全や自然再生,循環系リサイクルシステムの構築,そして低炭素社会を目指す自然エネルギー利用技術の開発にチャレンジします。


■情報学群の理念・目標

 私たちを取り巻く情報環境は,コンピュータによる情報処理技術やネットワーク技術を活用した高度な情報システムの普及によって,急激に変化しています。それに伴い,誰もが情報化の恩恵を安心して受けられる環境の提供が急務となっています。このような革命的な転換の時代に対応できる技術者には,しなやかで人に優しい情報システムへの深い理解と同時に,情報に関わる技術の開発とその応用を推進できる能力が求められます。
 情報学群では,柔軟で大胆な発想を育てることに主眼を置き,人に優しい情報環境を新たに創造できる人材や,情報を有益に活用できる人材を養成する教育プログラムを提供します。これを通して,情報技術が人間・社会と共生し発展できる社会を目指し,人と情報との関係や情報システムのあるべき姿をよく理解した上で問題発見・問題解決できる人材を育成します。

▼情報と人間専攻
 これからの知的で高度な情報システムをデザインするための,人間の優れた知的能力の解明と,コンピュータによるその実現のため,知識の表現と利用,推論と学習,認識と理解,人と協調するシステムなどの教育・研究を通じて,人に優しい未来の高度な情報通信技術を有効に活用できる人材を育成します。

▼情報とメディア専攻
 CGや映像などのデザイン,コンピュータやネットワークで情報メディアを扱う技術,メディアを通して,情報システムのあり方を学びます。ディジタルメディアエンジニア,映像制作関連,Webクリエータ,ソフトウェア開発など情報メディアを扱う幅広い分野で活躍できる人材の育成を目指します。

▼情報通信専攻
 情報通信をより高品質で快適に行える新世代ネットワークシステムや,携帯電話などをはじめとした通信の性能を飛躍的に向上させる通信方式など,コンピュータネットワークに関する教育・研究を通じて情報通信の未来を担う人材を育成します。

▼コンピュータサイエンス専攻
 ハードウェアとソフトウェアの両面から情報通信技術について深く理解し,あらゆる情報通信分野の中心で活躍できる人材を養成します。情報工学を体系的に学ぶことで,これからの技術の急激な進歩にも柔軟に対応でき,将来の情報システムの発展に寄与できる,真の情報通信技術者を目指します。


■マネジメント学部の理念・目標

 マネジメント学部は,高知工科大学が従来から掲げている,「システムで考える」「真に社会に貢献できる人材を輩出し,教育・研究を通じて社会に貢献する」ことを目標としています。工学系3学群と相互に教育研究機能を補完し,学術分野を超えた統合の科学・方法論を研究し,新たなマネジメントシステムに関わる下記の教育・研究を行うことで,地域の企業・経済活動の活性化,行政改革,起業などの分野で貢献することを目指しています。
 マネジメント学部は,1)「経営学」の分野を中心に,2)「起業工学」および3)「社会マネジメントシステム学」の分野において,教育・研究・社会貢献を行います。「マネジメント」は基本的に,@経営目標を設定し,A人・物・資金・情報などの資源を組織化し,B組織・人材を最適に活用する方法を考え,C実践と検証を繰り返し行い,改善するという4つの要素で構成されています。マネジメント学部では,企業,行政などの経営目標を達成するために,「マネジメント」に本来求められている機能を構築し,既存のマネジメントの構造改革を実践できる人材,および起業を行うことのできる人材を育成することを目標に,教育・研究・社会貢献を行います。

1)経営学
  組織論,マーケティング,会計学,経済学,財務理論,金融工学,流通論,生産管理,原価管理,経営戦略論などの分野の教育・研究・社会貢献を行います。

2)起業工学
  新しい技術を事業化するために必要な実践的知識を提供する起業論,起業マーケティング,イノベーション論,知的財産権およびこれらに関連する分野の教育・研究・社会貢献を行います。
※本学大学院起業家コースで実施している学術分野であり,その成果を学部レベルにも活かすことで,企業の活性化や起業を支援します。

3)社会マネジメントシステム学
 工学的な計測・評価技術・方法論と,経済モデル・市場モデル等を扱う社会科学を統合することで,経営目標を達成するために必要なマネジメント機能,あるいはマネジメントシステムを創出し,これによって地域振興,行政経営,地域環境や地域社会経営などに関する教育・研究・社会貢献を行います。
※「社会マネジメントシステム学」は本学が提唱した新しい学術分野であり、この学問拠点としての本学は、平成16年度21世紀COEに採択されました。文部科学省の支援の主旨に沿って、支援期間終了後も世界的拠点の役割を果たしています。

『マネジメント学部の教育法』
 
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