ノーベル賞受賞者中村修二教授による特別講演会を開催しました ノーベル賞受賞者中村修二教授による特別講演会を開催しました

2017.01.23

ノーベル賞受賞者 中村修二教授の
特別講演会を実施しました

1月23日、香美キャンパスにおいて、「高効率青色LEDの発明と将来の固体照明光源」をテーマに、ノーベル物理学賞受賞者の中村 修二教授(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)による特別講演会を開催しました。
参加した学生や教員、県下各地の産業界、教育関係、近隣地域の方々により、600人規模の講堂だけでなく、映像中継先となった講義棟の教室も満席となりました。

講義風景

学生や教員、一般市民ら約700人(テレビ中継会場含む)が熱心に耳を傾けました。

講義風景1993年に世界で初めて高輝度青色LEDを発明、開発され、そして製品化に成功された中村修二教授。 本講演では、「日本はものづくりに秀でているのに、世界に売り出せていないのは、世界標準である英語力、それを使ったプレゼンテーション能力が不足しているからかもしれません。これからの学生には、どんどん世界に出ていき、国際社会で生き抜くサバイバル能力、国際競争力を養ってほしい。また、日本という素晴らしい国を外から見ることで、多角的な視点も身に着けてもらいたい」と学生らにエールを送りました。

講義風景

講演会終了後も、学生や本学研究者からの質問が後を絶たず、普段知ることができない研究者の苦労話や、研究を継続し成功させる秘訣などを知る貴重な機会となりました。

中村修二教授は、その後高知工科大学のキャンパスや研究室、半導体デバイス開発用クリーンルームなどの実験室、実験装置等を見学され、総合研究所マテリアルデザイン研究センター山本 哲也センター長/教授、環境理工学群 先端材料・素子科学研究室 古田 守教授らの教員や学生、留学生達と科学技術に関する情報交流をしていただきました。 教員は、講演内容に関する質問や当該装置での研究開発に関する貴重な情報交換ができ、中村教授も本学の研究開発の進捗に大変関心を持っていただいておりました。学生や留学生達は、中村教授の突然の訪問に多少緊張しながらも、教授からの研究推進に関する様々なアドバイスに熱心に耳を傾け、合間に握手や研究ノートへのサインをお願いする等、ノーベル賞受賞との直接の交流に、それぞれ感動し鼓舞された様子で、大変意義深い貴重な時間となりました。

研究室風景

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