Lesson21
会社訪問・説明会
いよいよ本格的な会社訪問やオンラインによる会社説明会の始まりです。
1企業へのアプローチ方法
就職活動の準備が終わると、いよいよ企業の人事担当者と接触します。具体的には、合同企業説明会、会社説明会 、会社訪問(工場見学)などのアプローチの仕方があります。それぞれ良いところがありますので、うまく活用しましょう。
会社説明会は、事前の申し込みが必要なケースがほとんどです。時期を逃さないように、ホームページ、就職情報サイト、新聞等をチェックし、開催情報を入手しましょう。また、大学のホームページでも情報が掲示されているので、定期的に確認するようにしましょう。
2会社訪問・説明会について知ろう
(1)学内合同業界研究セミナー・学内個別会社説明会
高知工科大学では、大学独自の学内合同業界研究セミナー・個別会社説明会を開催しています。学内合同業界研究セミナーにおいては、企業(OB・OGが多数在籍する採用実績企業等)の人事担当者を招き、学生と人事担当者がマンツーマンで対話をし、就職を希望するより多くの学生に面接、採用に向かって多くのチャンスを与えるものです。また、個別会社説明会では本学の教室やセミナー室を使用して個別の会社説明会を開催します。是非参加してください。※開催方法は変更となる可能性があります。
(2)合同企業説明会
就職情報会社をはじめ、地方公共団体や商工会議所などが主催する合同企業説明会では、あらゆる業界のさまざまな企業が、オンラインツールを使用したり、大きな会場に個別のブースを設置するなどして、学生との面談の場を用意しています。
(3)会社説明会
企業は独自に会社説明会を開催しています。入社案内やDVDを用いたりしながら自社とその業界について説明があります。最近では、出席そのものが応募条件になったり、実質的な一次選考の場とする企業も多くなってきました。また、近年はオンラインで開催するケースも増えてきています。
■会社説明会の主なパターン

(4)会社訪問(工場・事業所見学)
自分から志望企業を訪ね、人事担当者と面談し情報を収集するのが会社訪問です。企業によっては、各工場・事業所が採用窓口になっていることも稀ではありません。OB・OGがいなかったり、説明会の案内がない場合は、自分から企業に出向いていかないことには実態がつかめません。積極的に企業を訪問したい旨を電話やEメールでお願いするようにしましょう。
(5)オープンセミナー
オープンセミナーとは、選考と切り離して開催される会社説明会のこと。本格的な採用選考が始まる時期より前に、企業が業界や自社についての学生の理解度を向上させることを目的に開催します。業界や企業を知る良い機会なので、積極的に参加しましょう。
会社訪問・説明会の事前チェック
- 経験を積んでから第一志望の会社の訪問を
事前に同業他社を訪問し、質問の傾向や業界の知識をつかんでから、第一志望の会社を訪問すると効果的です。 - 事前にアポイントを取る
企業によって、日時を指定しているところと随時受け付けているところがあります。必ず日時を確認して予約を入れておきましょう。 - 必要書類を準備しておく
履歴書等の提出を求められることもあるので、持参するものの有無は予約時に確認しておきましょう。 - 身だしなみをきちんと
初対面の印象は大きい。服装、態度など社会人のマナーをわきまえる。 - 事前の企業研究は十分に
訪問する企業を研究しておくのは当然です。質問の一つもできないようでは意欲は伝わりません。 - 自分の特徴・やる気をアピール
自分の価値観や志向をある程度まとめておき、自分とその会社との相性を考えた上で、自分のPRポイントを見つけておきましょう。
(6)インターンシップ
インターンシップとは、ある一定の期間、企業や団体などで自分の専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行うことです。インターンシップは、業界や業務内容をより深く知ることができたり、実務を経験することで、その後に大学で学ぶべきことが明確になるなど、さまざまなメリットがあります。ぜひ一度体験してみましょう。
短期
見学&体験タイプ
事業フィールドや製品の紹介など、業界・企業の特徴をコンパクトにまとめてあり、気軽に参加できる。
5日間
講義&見学タイプ
事業のあらましから、部門ごとに異なるさまざまな業務について知ることができる。職場の雰囲気を伝える工夫も。
2週間
業務実践タイプ
目標を設定しつつ、実際の業務を体験できるため、入社後の具体的な仕事のイメージを持ちやすい。