Lesson30

面接試験の流れ

面接では、態度やしぐさ、言葉遣いなど、すべてが重要なポイントです。

1受付から入室・退室まで

①会場へ15分前には到着し、トイレで身だしなみのチェックを済ませておきます。

②10分前には受付で挨拶をした後、大学名と氏名を告げて、用件(何時の約束で面接に来たのか)をハキハキとした口調で伝えます。

③受付からの指示どおりに控室へ向かい、静かに待ちます。また、途中で社員に会ったら、会釈をしましょう。

④名前を呼ばれたら面接の部屋へ向かいます。ドアを3度軽くノックし、落ち着いて「失礼致します」と言ってからドアを開けます。ドアを静かに閉めて、面接官のほうを向いておじぎをします。「こちらにどうぞ」と言われたら、「ハイ」と言って席まで進み、左右いずれか自然な位置に立って一礼します。

⑤椅子の横で、大学名、学群・専攻名、氏名を名乗り「よろしくお願いします」と挨拶をします。着席を勧められたら、「失礼致します」と言って座るようにしましょう。バッグは椅子の横に置きましょう。

※大学名、学部・学科名、氏名を名乗る前に、「おはようございます」「こんにちは」「はじめまして」など、元気に挨拶をすると、さらに印象がアップします。

⑥椅子に浅く腰かけ、背筋をまっすぐに伸ばします。足を組んだりひじ掛けにひじを置いてはいけません。

※女性は両手を重ね太ももの上に置く。
男性は軽くこぶしを握り太ももの上に置く。

※男性は膝と膝の間をこぶし一つ分開けて座る。

⑦質問に対しては、質問者のほうを向き、相手の目を見て話します。視線を外したり、うつむいたりすると、自信がないように見られるので注意しましょう。

⑧面接が終わったら、おじぎをして「ありがとうございました」と言います(笑顔を忘れずに)。そして、静かに席を立って、退出する際、ドアの前で面接官に向かって「失礼致します」と挨拶をしてから外へ出ましょう。

2姿勢・マナー・言葉遣いなど

姿勢 背筋をピンと伸ばして、堂々としていましょう。猫背だったり、うつむいてモジモジしていると、自信がないように見えてやる気が感じられません。積極性や前向きな考え方を、美しい姿勢で表しましょう。
おじぎ おじぎには3種類あります。首だけを下げるのではなく、背筋を伸ばして腰を曲げるのがポイントです。
①真礼(丁寧なおじぎ)
・お礼を言うとき
・お詫びをするとき
②行礼(普通のおじぎ)
・面接室に入室するとき
・面接室から退室するとき
③草礼(会釈)
・受付で挨拶するとき
・社内で人とすれちがったとき
マナー 誰にでも癖はありますが、貧乏ゆすりをしたり、何度も髪を触ったりするのは見苦しいものです。着席のときは、足を組んだりひじ掛けにひじを置いてはいけません。また、失敗しても笑ってごまかしたりしないで、素直に謝りましょう。
言葉
遣い
言葉遣いには、十分注意を払ってください。社会人になれば、すぐに要求されるものです。尊敬語(「お~なさる」)、謙譲語(「~させていただく」)、丁寧語(「~します」)の使い方に、普段から慣れておきましょう。

Check Point

Check Point 1

控室から面接は始まっている

控室は、面接に備えるための場所です。友人や知人がいても、おしゃべりは慎みましょう。また、他社の資料を読む、化粧直しをする、タバコを吸うのも厳禁です。印象が悪くなります。名前を呼ばれるまで静かに待つようにしましょう。

Check Point 2

学生気分は厳禁

普段学生同士で使っている「学生言葉」は、面接では特に避けるべきです。社会人としてそのような言葉は不適切です。今のうちから、TPOに合わせた言葉遣いで話せるようにしておきましょう。

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