Lesson2

自己PRとは

自己分析で集めた自己紹介の素材をPRにまとめましょう。

Tips

  • 文章の長さや話すスピード、話のポイントを絞り、簡潔にまとめる。
  • 特別な経験でなくても、実体験に基づいた話で説得力を出す。
  • 「相手の立場に立った魅力」であるかを意朧する。

1自己PRで
チャンスを生かす

志望企業へのアプローチは、就職情報サイトや企業のホームページで志望者であることを登録したり、イベントで採用担当者に会ったりすることから始まります。その出会いのチャンスを生かすには、自分の魅力を簡潔に分かりやすく伝え、よい第一印象を持ってもらうことが大切です。そのため自己分析で自分の価値観を確認し、これまでのさまざまな経験を素材にして自己PRをまとめておきましょう。

2自分の強みをまとめる

下記のポイントを踏まえて自己PRをまとめてみましょう。最初の案をつくるのが最も難しく感じるものですが、自己分析と同様に、自己PRも就職活動をすすめながら何度も見直し、ブラッシュアップしていくとよいでしょう。

1_ 簡潔にまとめる

相手が最初から自分に強い興味を持ってくれているとは限りません。そのため最初のアプローチに使う自己PRは簡潔にまとめるのが効果的です。文章やスピーチの長さは企業や場面によっても異なりますが、最初は350~400文字程度でまとめておくと応用が利きます。スピーチの場合も1分程度で話せるようにしておきましょう。

2_ 具体的なエピソードを紹介する

例えば「責任感がある」という魅力を伝えたいときは、その責任感がどのような場面で発揮されたのか「自分の実際の行動」を紹介することで裏付けとなり、より説得力のある自己PRになります。必ずしも特別な経験や大事件でなくても、実際の経験にもとづいた自己PRはオリジナリティーのある文章、スピーチとして伝わるものです。

3_ 話のポイントを絞り込む

簡潔であることは、文章や話の長さが適切というだけではありません。テーマが多くなって散漫になると相手は理解することが難しくなります。少ない文章量や短いPR時間のなかだからこそ、何を印象付けるかを考える必要があります。1回のチャンスで自分のすべてを伝えようとするよりも、内容のポイントを絞り込んで一つでも印象に残す方が効果的なのです。

4_ 自分自身の言葉で表現する

何か耳に残るキャッチフレーズを自己PRのなかに組み入れるなど、自分自身の言葉で表現するのも相手の印象に残るコツです。マニュアルどおりではない表現をすることが印象に残り、個性ある自己PRにつながります。ただし、奇抜すぎる表現を使うと相手の理解が難しくなることもあります。読む人や聞く人がどう感じるかを意識することが大切です。

3企業によって、
感じる魅力は違う

例えば「どんなことにも積極的」という魅力もあれば「一つのことを突き詰める探求心」に魅力を感じることもあるでしょう。つまり、「魅力」は独りよがりでは成り立たず、企業が求める人材像によっても変わってくるのです。企業には将来に目指す姿があり、それを実現するために解決するべき課題があります。その課題に一緒に取り組む仲間として皆さんを募集するのです。ですから、自分の魅力が何かを見つけるのと同じくらい、企業がどのような人材を求めているかを理解することが大切です。

自己PR
の例

私のアピールポイントは二つあります。

一つ目は向上心です。私は中学時代からテニスをやっていました。高校入学時は、よりレベルの高いライバルと競い合うことで自分の技術と能力を向上させたいと考え、全国優勝を目指している高校のテニス部に入部しました。入部してからは、放課後の4時から6時までの合同練習に加えて、夜8時までの自主練習を課し、自分の限界に挑戦してきました。その結果、個人の部では全国ベスト8まで上りつめることができました。優勝とまではいきませんでしたが、その技術と経験が認められ、現在では所属しているテニスクラブで小学生相手にコーチをしています。

もう一つはチームワークを大事にしていることです。現在コーチをしているテニスクラブは500名を超える組織です。500名もの大きな組織で、強いチームをつくるためには、チームワークが非常に重要です。私はコーチと子どもの関係はもちろん、コーチと保護者が協力し合える関係も必要だと思っています。具体的には、コーチの仲間に呼びかけ、指導方針を手紙にして月に一度配布したり、保護者対象の懇親会を開いたりするなどして、日ごろからコミュニケーションを取れる機会をつくりました。自分たちの考え方をいろいろな方法で何度も伝え続けることにより、徐々に保護者の方々にご理解を頂けるようになり、練習後に子どもと一緒になってコート整備をしてくれるなど、協力的な良い雰囲気のチームづくりができました。

Check Point

体験談「経験にもとづいたPRは
書きやすい」

私は長くテニスをやっていたので「テニスから得ているものがあるはず」ということを、魅力探しのスタートにしました。志望企業のホームページを見ると「求める人材像」の紹介があり、自分との接点を探すようにしました。テニスで華々しい成績は残せませんでしたが、経験をもとにする文章は書きやすく、むしろ短い文章にすることに頭を使いました。

体験談「偽りの自分は見抜かれる」

自分を魅力的に見せたいという思いから、どうしてもオーバーな表現をしてしまうことがありました。しかし、自信を持って言えることとそうでないことは見えてしまっているなと感じました。よい印象を持ってもらえるよう表現の工夫をしましたが、自己PRも一つの材料です。それをもとに誠実にコミュニケーションできるかが一番大切だと思いました。

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