Lesson16
学校推薦(教授推薦)
一口に就職活動といっても、さまざまな応募方法があります。
1推薦応募とは
「推薦応募」とは、企業が学生を採用する際の大学と企業の信頼関係のもとに生まれた制度で、大学が企業からの依頼に基づき企業の要望に合った学生を紹介することです。なお、自己の意思で企業に対し応募して選考が進められるものを「自由応募」と言います。
(1)推薦書の種類
推薦書の発行者が、学長名の「学校推薦」と、学群長・コース長名、指導教員名などの「教授推薦」に分かれます。
(2)推薦書を企業へ提出する時期
①採用試験の応募時 ②採用の内定時 等々
※推薦書は、発行者の指定が特になく、どの種類の推薦書にするか迷うときは、就職担当教員や就職支援課の職員などとよく話し合って決めてください。
(3)推薦の一般的な利点
- ①学校(教授)推薦と自由応募では、学校(教授)推薦での応募者が優先されることがある
- ②OBやOGなどのネットワークが効果的に確立されていることが多い
- ③選考内容及び選考レベルが軽減されることがある
- ④応募するときの条件が比較的明確になる 等々
2推薦書の発行
(1)発行の基準
以下のことを総合的に勘案して発行します。
- ①学業成績(卒業見込み等)
- ②本学が開催するガイダンスの出席状況
- ③学群によっては、到達度検証試験やそれに類するものの到達度(SPI模擬試験、語学力なども含まれる場合がある)
- ④企業からの人材ニーズ(専門分野において適合する人材であるか、募集職種に適合する人材であるか)
- ⑤就職活動の実施状況(履歴書・自己紹介書が完成されているか、業界・企業・職種等の研究が十分になされているか、志望動機が明確に言えるか、面接対策は十分かなど)
- ⑥課外活動や学外での活動、資格取得、企業との研究交流、学会での成果発表、インターンシップなどへの積極的な取り組み
- ⑦専門能力の十分な評定(研究テーマに対する十分な理解、研究室での積極的な取り組みなど)
(2)発行に際しての注意点
- ①応募する企業が第一志望であること
- ②推薦で応募したい旨を申し出たあとの辞退は絶対にできない
- ③応募した後の選考途上及び採用内定後の辞退は絶対にできない
(3)学長名の学校推薦書発行の手続(手数料が必要です。)
- ①推薦書交付願(大学のホームページよりダウンロード)に必要事項を記入
- ②就職担当教員の承認を受ける(推薦書交付願に教員が押印)
- ③②の推薦書交付願を就職支援課に提出し、1日程度経過後、事務局自動発行機で手数料200円を支払い、その際に発行される“申込書” と引き換えに推薦書を受け取る。
※教授推薦が必要な場合は、指導教員に相談してください。
とくに「教授推薦」の発行には一定の期間を要すため、提出期限に間に合うよう計画的に申請のこと。
また、作成いただく教員の負担も考慮し、依頼の際には敬意を払うこと。
