Lesson19
エントリー
インターネットをうまく活用し、興味のある企業へは積極的にエントリーをしましょう。
1エントリーの意義
学生からのエントリーを受けた企業は、その情報をもとに就職希望者リストを作成し、学生に資料を送付したり、次のステップについて告知したりと、何らかの返信を行います。エントリーとは企業研究のための情報収集であり、企業への意思表示であり、採用候補のリストに載るということなのです。企業によっては最初の登録のことを「プレエントリー」、それ以降のステップからを「エントリー」と呼ぶことがあります。同じ言葉でもその意味が異なるのでどちらを指しているのか、よく確認するようにしましょう。
2エントリーするうえで
(1)エントリーは早めに
企業は、それぞれ自社のスケジュールに沿って採用活動を進めていきますので、エントリーの受付開始時期や締切時期も企業によって異なります。締切を過ぎると、ホームページにアクセスしても「本年度のエントリー受付は終了いたしました」という案内画面が出てきて、エントリーができなくなってしまいます。できるだけ早めにエントリーしていくよう心掛けましょう。
(2)エントリーの社数
企業研究や情報収集のためのエントリーについては、業界や社数を絞り込まず、なるべく幅広く行いましょう。選考に関する情報などは、エントリーした人しか得られない場合が少なくありません。人によって幅がありますが、エントリーする社数は30社程度、エントリーシートを提出する社数は16社くらいが平均のようです。
3エントリーの方法 ①就職情報サイトから
キャリタス就活などの就職情報サイトは、採用活動を行っている企業の情報が集まる就職情報専門のポータルサイトです。ここから、多くの企業に直接エントリーすることが可能です。一度会員登録しておくと、エントリーのたびに名前や住所、学校名といった情報を入力する手間が省けるので、まずは各サイトへ会員登録することから始めましょう。また、複数の企業に一度にエントリーできる一括エントリーシステムや、目的の企業がない場合でも業種や本社所在地などから企業検索できるシステムなど、便利な機能も備えています。これらのサイトを上手に活用することで、効率よくエントリーすることができます。
4エントリーの方法 ②企業のホームページから
エントリーしたい企業がはっきりしている場合は、直接、その企業のホームページを訪れてみましょう。採用活動を行う企業なら、たいてい採用情報に関するページがあり、その中に「エントリー」ボタンが設置されています。
ボタンの名前は「エントリー」「資料請求」「会社説明会の予約」「登録」など、企業によってさまざまです。入力フォーム画面が出てきたら、項目に沿って入力していき、送信ボタンを押せばエントリー完了です。入力情報に誤りがないか、送信する前に必ず確認するようにしましょう。
5マイページの開設
マイページとは企業のホームページや就職サイト上に、学生と企業がコミュニケーションをとるために用意されるページで、IDとパスワードによって閲覧することができます。エントリーした企業への就職活動を進めるにあたって、会社説明会への参加申し込みや選考の受け付け、合否の連絡など重要な情報が掲載されるため、志望企業のマイページはしっかりチェックすることが大切です。また、社員の仕事紹介などマイページ内限定の情報を掲載する企業もあります。
6ID、パスワードの管理について
就職情報サイトに登録したり、多くの企業にホームページからエントリーしたりすると、複数のID、パスワードを管理することになります。企業によってはマイページと呼ばれる学生個人用のインターネット掲示板が開設される場合もあり、これもID、パスワードによってログインして利用することになります。紛失したり、混乱したりしないようしっかり管理しましょう。
Check Point
Check Point 1
エントリー後の情報
- エントリーすると、企業から即時にあいさつのメールや、エントリー者だけにお知らせする情報が送信される場合があります。
- 企業によってはエントリーとほぼ同じタイミングで対面やオンラインによる会社説明会が予定され、参加申し込みを開始する場合がありますので、情報を見逃さないように注意しましょう。
Check Point 2
アプローチは幅広く
人気企業の中には、就職情報サイトにエントリー窓口を設けないところもあります。サーチエンジンなどをうまく活用して、アプローチの幅を広げる努力をしましょう。
また、障がい者の方向けの就職情報もインターネットで入手可能です。
●WebSana(ウェブ・サーナ)
https://www.web-sana.com/