R<>0の場合について、また交通流図をみてみる。この例では R = 0.4 で制限速度は Vx=4 である。
こうして見ると 1:低密度の「自由交通」領域でも、局所的な小渋滞が時たま現れては消える 2:密度をあげるとこの小渋滞が現れる頻度が増し、また消えにくくなる 3:臨界密度を超えると渋滞ブロックが「常駐」するようになる 4:密度をさらに上げるに従い交通全体に占める渋滞ブロックの比率が増す といった様子が見て取れるのである。 このように R が0でないナーゲル・シュレッケンベルク模型では、確率的な減速がある為に R = 0 の場合とは異なり、車列のパターンが時間的に固定せず、渋滞ブロックが現れたり消えたりするのが特徴となっている。