オンライン面接のヒント
ウイルス感染症対策や学生・企業双方の効率面のメリットもあり、Web面接を実施する企業が増えています。基本的なマナーは対面の場合と変わりありませんが、インターネット通信を介するため対面と異なる注意点もありますから、しっかり準備して面接に集中できるようにしましょう。

事前準備
- 安定した通信環境を準備、可能なら有線接続が無難
- マイク付きヘッドホンやイヤホンを利用する
- 就職支援課に学内の個室の貸し出しを問合せる
貴重なチャンスを生かすために、できるだけ会話や映像の途切れない安定した通信環境を準備しましょう。可能ならカメラ付きのPCを有線LANに接続するのが安心です。近年は無線機器の安定性も高まっていますが、周囲の電波の影響を受けやすいため、通信状況はしっかりチェックしておきましょう。
- 企業の案内を確認して事前にテストする
- 自分のアカウントやアイコンにも注意
- 緊急連絡先を必ずチェック
Web 面接で使用されるソフトウエアは、Zoom、Skype、Google Meet など汎用的なものから企業独自のものまでさまざまです。企業の案内をしっかりチェックして、事前にテストをしておくと面接に集中できます。使用する自分のアカウント名やアイコンなどの印象にも気をつけておきましょう。また、万一の通信障害などに備えて、緊急連絡先などをしっかり確認しておきます。
- なるべくシンプルで清潔な背景を選ぶ
- スマホの通知音なども忘れずに切る
- 5~10分前にはセッティングを完了し待機
基本は対面の場合と変わりありませんが、Web 面接ではカメラに映る背景も身だしなみの一つと考えましょう。


開始は「明るい挨拶」から
Web面接に接続できたら音声と映像の設定が合っているかを確認し、明るく「はじめまして」など第一声を交わし「私の声や映像に問題ないでしょうか?」と確認します。確認がとれたらあらためて氏名や所属を伝え「よろしくお願い致します」と挨拶をしましょう。

目線と話し方
- カメラを相手の目だと思って話す
- ゆっくり、はっきり話す
- 相槌の代わりに、大きめにうなずく
Web 面接ではカメラが相手の目だと思って話し、相手が話す時は画面を見るようにします。
オンラインでは音声や映像に途切れが発生することがあります。そのため対面の時以上に、ゆっくり、はっきり話すことを意識します。端的に話すためにメモを用意するのも効果的ですが、目線が大きく動いたり、メモの棒読みをしたりすると面接官に分かってしまいます。メモに頼り切らず、カメラのすぐ後ろに置くなどの工夫をしましょう。
相槌を打つとしっかり聞いている印象を持ってもらえますが、オンラインでは音声処理の問題で相手の話を遮ってしまうことがあります。そこで、相槌を打つ代わりに少々大きめにうなずくのがよいでしょう。
会話が重なってしまった時は「どうぞ先にお話しください」と伝えましょう。面接官から「先に話してください」と言われたら「それでは失礼致します」と言って話します。

挨拶で終了し、退出をしっかり確認
面接官から終了が伝えられたら「ありがとうございました」と明るく挨拶します。企業側の接続終了を待つのが無難ですが、「退出してください」と言われたら「それでは失礼致します」と言って退出しましょう。