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土佐はちきんリケジョ発掘プログラムについて
企画の経緯・背景
デジタル社会において数理的素養が文理を問わず不可欠となるなか、全国的に多くの高校生が「数学が苦手・嫌い」であることを理由として文系進路を選択しています。数学はもはや理系だけのものではなく社会を生きるための基礎的リテラシーと位置づけることが必要です。また、進路である文理選択が実質的には高校入学時点で完了しているケースが多いことから、早期からのアプローチが必要です。
一方で、とくに高知県では文理選択を意識する以前の女子生徒はもちろん、進路選択において重要な役割を果たす保護者や周囲の大人が、理工系分野の体験機会やその分野で活躍するロールモデルに直接的に触れる機会が少ないことから理工系卒業後のキャリアパスやワークライフバランスへの無意識な偏見・思い込み(=アンコンシャスバイアス)が存在します。理系進路への直接的な誘導を目的とせず、理工系を進路の選択肢として捉えられる環境を整えることが求められます。
本学が開学間もないころから取り組んできた小中高への訪問教育や講師派遣、数学的思考力育成を目的とした高等学校数学コンクール、女性エンジニア育成支援センターによる在学生・女子高生への支援等のこれまでの実績と、そこから認識できたこれらの課題認識により、本プログラムを設計しました。
プログラム概要
『土佐はちきんリケジョ発掘プログラム』では、小5から高1までを3段階に分けたプログラムを実施します。出前授業・大学体験・講演会・企業訪問等を単発イベントとせず、同一参加者に体系的に提供することで、本学をはじめとした県内全高等教育機関・産業界・教育委員会等によるオール高知県体制で、長期にわたりサポートします。
現役ロールモデルである本学女子学生や卒業生が出前授業のサポート役や座談会の相談役を務め、さらに、数理科目への苦手意識を解消するとともに、全段階で、保護者・教員の理系分野に対するアンコンシャスバイアス払拭にも取り組みます。
なお、JSTの支援(3年間)終了後も産学コンソーシアムによる自立的な継続運営を目指します。
【第1段階】種まき(小学5年生?中学1年生)
【第2段階】2年一貫プログラム(中学2年生?中学3年生)
【第3段階】進路選択フォロー(高校1年生)

実施体制
高知工科大学を実施機関とし、連携機関との産学コンソーシアム体制を構築します。
本学コーディネータを軸に、県教育委員会・私立中高連合会と連携して参加者を募集。
連携機関グループA(県内高等教育機関)が訪問授業・大学体験・体験教室・講演会を、グループB(産業界)が座談会・企業訪問を、グループC(教育委員会等)が学校調整をそれぞれ分担する体制とします。
グループA【県内高等教育機関】:
高知工業高等専門学校、高知大学、高知県立大学、高知学園大学・短期大学、
高知リハビリテーション専門職大学、高知健康科学大学
グループB【産業界】:
高知県工業会、高知県情報産業協会
グループC【教育委員会等】:
高知県教育委員会、香美市教育委員会、高知市教育委員会、南国市教育委員会、
香南市教育委員会、高知県私立中学高等学校連合会

